それでは、はじまり、はじまり〜〜
むかしむかし、とある下町に、ともぢちゃんという幼稚園に通う女の子がいました。ともぢちゃんは6歳。もみじ組(しぶい!)でした。
さて、ともぢちゃんはもみじ組に好きな男の子がいました。
とおる君です。とおる君もともぢちゃんが大好き。
2人はもみじ組でも有名なラブラブカップルでした(^^)。
(ちなみにご父兄の間でも有名で、「2人は仲良しなのね」と母はよく言われていたそうです)
さて、そんな2人にも、卒園の時は近づいていました。2人が行く小学校は別々。2人に別れが近づいてきました・・・。
そんな折、卒園遠足で出かけた森〇のキャラメル工場。
そこで、ともぢちゃんととおる君は持ってきたおやつの交換をしたのです。
ともぢちゃんがあげたのは、
森〇のミルクキャラメル1粒。
とおる君がくれたのは、
明〇のヨーグルトキャラメル1粒。
ともぢちゃんは、もらったキャラメルを大切に自分のキャラメルの箱にしまいました。
さて、もらったキャラメルをともぢちゃんは、もったいなくて食べられず、大事に大事にとってありました。
ところが、です。
ある日家に帰ると、キャラメルがないのです。
ともぢちゃんは、ママに
「ヨーグルトキャラメルがない!」
と言いました。
するとママは言いました。
「あら、いらないと思って食べちゃったわよ。」
・・・・・。
びえ〜ん!!
大事な大事なとおる君のキャラメルが!!
泣き叫ぶ私にママは
「また買ってあげるから。」
「あのキャラメルはひとつしかないんだもん!」
いつまでも泣き続けるともぢちゃんでありました・・・・。
なお、このことを深く根にもったまま大人になったともぢちゃんが
腹いせにこの内容をテレビの某情報番組に投稿したところ、見事2万円相当の商品をGETしたことは、ともぢママには内緒です(笑)。

0