2019/2から始めたジャズ喫茶だが、先週は初めて臨時休業してしまった。元々アレルギー性鼻炎の気があるのだが、その日は朝から鼻がグズグズだった。その昔のアレルギー検査ではハウスダストがアレルゲンらしいのだが、会社のカーペットのフロアから逃れてからは症状は出なかった。しかし、子供のころから寒冷蕁麻疹が出る体質だったので急に寒くなると体がついていかなくクシャミが止まらなくなる。当然のことながら鼻水も。ということで、開店1時間くらい前から酷いことになり休業した次第。いくらカウンターにアクリルの衝立があっても衝立越しにクシャミがずっと聞こえては不快だろう。ましてやこんなご時世だ。寒さに体が慣れたのか、たまたま暖かい日だったからか、まあ色々あるが今宵は開店できた。
で、ここでお知らせなのだが、次回でこのジャズ喫茶は終了。来年からはジャズバーとすることにした。滅びゆくジャズ喫茶の名を名乗るにはレコード数や装置が貧弱だし、そのくせ大音量なのでお客が寄り付かない。来年からはBGMにしちゃ少し大きいな、くらいの音量にしてCDもかけることにした。レコードは700〜800枚くらいだがCDは1200〜1300枚くらいあるのでもっと色々聴いて貰えると思う。
前置きが長かったが本日の1枚目。少ないアンドリュー・ヒルのコレクションから。ヒルの初リーダーアルバム。この時18歳。トリオのメンバーは同じ高校の生徒だったというのが面白い。盤の汚れかちょっと音質が悪いのが残念。55年録音
続いてはデイブ・ブルーベックの所謂ベスト盤。有名な演奏が全て聴けるお買い得盤だ。12/6は2012/12/5に亡くなったブルーベックの100歳の誕生日だ。パーカーも同じく生誕100周年で日本のミュージシャンも盛んに記念ライブをやっているが、この変拍子の神の記念ライブは行われない。59〜61録音
さて、先週の営業で何枚かかけると予告したフランク・ウェスのOPUSシリーズ(私が勝手にそう呼んでる)からこちらを。ミルト・ジャクソンがファンキーでいい。フルートではちょっと分からないがウェスのサックスはアルトもテナーもファンキーでいいのだ。55/10録音
ちょっとテナーを聴きたくなってこちら。ゴードンには珍しいギタートリオとの録音。ベルギー生まれのギタリストのフィリップ・カテリーンがいい。この人の名はあまり覚えていなかったが、同じベルギー人のトゥーツ・シールマンやこのアルバムで共演のペデルセンとの活動が多かったようだ。うちにはバルネ・ウィランとの録音くらいしか見当たらない。75/9録音
さて、本日最後の1枚は先に聴いたOPUSシリーズからもう1枚。こちらはサド・ジョーンズ、カーチス・フラー、チャーリー・フォークスといった豪華な編成でアンサンブルもご機嫌。ウェスのアルトとテナーが両方楽しめる。59/8録音

来週はお休みします。最後となるジャズ喫茶営業は12/21。やけくそのクリスマス特集か?

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