3連休の最終日、なまった体を動かそうと、重い腰をあげてウォーキングしました。
ジョギングに行く人たちが我が家に集まったので、車に乗せてもらって志木街道の秋ヶ瀬橋まで。そこから私だけ荒川を超えて東部東上線の志木駅を目指します。
相変わらず広い河川敷です。河の両側にゴルフ場や運動公園が広がります。
この数キロ上流で荒川と入間川が合流しています。
橋の中間点。
河川敷の田んぼは稲刈りが終わっていますが今年は不作らしく、土曜日に稲作農家が主催する荒川フィールドワークショップに参加した家人によれば、残念ながら今年は参加者に売る米が無いとのことでした。日照時間が少なかったため、いもち病にやられたようです。昨年は、神戸で知り合った豊岡の稲作農家からも米を買ったのですが、今年はどうでしょう。日本海沿いの方が被害甚大と聞いているので心配です。
さて、志木市に入って暫く歩いていると道端に看板が現れました。昔の洪水の記録です。
さらに進むと立派な志木市役所。志木駅まではあと1.5kmほどです。
東上線の線路を越えて西口に。本日の目標はこのお店です。看板には珈琲店としかありませんが、さにあらず。JBLやアルテックといった高級オーディオを大音量で鳴らすジャズ喫茶のはずです。はず、というのは、今日がお初だから(笑)。
お初とは云え、実は今を去ること25年前、こちらのお店は東京日本橋にて営業しており、私の会社から徒歩数分だったのです。勿論、ビジネス街のど真ん中なので適度な音量でジャズが流れている普通の喫茶店でした。夏場は生ジュースが売りでジューサーの騒音で音楽はかき消されていました。それにしてはLPが2千枚も置いてある不思議なお店。何度か通ううちにマスターと色々話しをするようになり、マスターのスペシャル編集のカセットテープを貰ったりしましたが、いかんせん、お店を知るのが遅かった。半年も通わぬうちに区画整理のために閉店してしまいました。現在の志木に開店しているのを知ったのは7〜8年ほど前です。直線距離はたいしたことありませんが、電車の乗り換えを考えるとどうも腰が重い。で、ようやく本日、その日が巡ってきました。
木の扉を開けるとまだ開店前のようです。11時半だからなあ。こんにちは、と声をかけると長身の美人ママが現れ、営業は1時からなんです、とのこと。チャンチャン。
また来るさ、と踵を返し、家を目指したのでした。来るチャンスはいくらでも有ります。
来た時と同じ道を帰るのですが、道路の反対側を歩くと、往路では見なかった風景が見えます。
古民家を通り越して今にも朽ち果てそうな家。
稲刈りの終わった田んぼで籾殻を焼く農家。この光景って少し都会から離れた所で生まれ育った日本人共有の原風景じゃないでしょうか。
来る時に車を降りた場所から土手上の道をのんびり歩きました。風も爽やかな初秋の一日を楽しみました。歩くには、これからがいい季節です。

本日の歩行距離、16.5kmでした。

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