先日の土曜日、雨のために予定がキャンセルになり、大宮のsako's barへ飲みに行ってきました。12月の演奏のブッキングもお願いしてきました。
このお店で、これまで4回ほど演奏をさせて貰いました。毎回、呑兵衛の私に色々な酒を飲ませてくれ、会話も素敵なマスターですが、じっくり話しをしたのは今回が初めてでした。話してみると共通の話題も結構あり、とても楽しい週末となりました。
12/1(土)は、なんとギターとのデュオ+ボーカル、という初めての編成です(詳細はインフォメーションにて)。覚悟を決めて楽しまなきゃ。
さこずば異聞(1)
前にトリオで演奏したときのことです。ちょっといかれた格好をした年配のカップル客がいました。他人のファッションセンスだからどうでも良いのですが、女性(推定53歳)は、厚化粧、ミニスカートにピンクのTシャツ、男性(推定57歳)は、長髪に派手なサテンのジャンパーとジーンズ。ちょっと目立ちすぎですが、男性は体でリズムをとりながら結構熱心に聴いてくれていました。休憩時間、その男性に話しかけられました。これが、酒臭いの。そのオジサンの口から出た言葉が、
「あんたさあ、アイク・ケベックって知ってる?ウィ〜ック」
ガ〜ン!!な〜んだと?なんで場末の酒場の酔っぱらいオヤジが??
ま、いいけど。
さこずば異聞(2)
マスターは趣味で絵を描いているらしい。先日、カウンターで呑みながら。
マ「このあいだ、中学の同窓会があってね、卒業生80名のうち、60名が出席したんですよ。これ、凄いでしょう?」
タ「へ〜、凄い出席率ですね。どこの中学だったんですか?」
マ「吹上中。知ってる?吹上(熊谷の手前)」
タ「はい、お袋の実家が吹上です」
マ「何処なの?名字は?」
タ「荊原(バラハラ)の谷部(ヤベ)です」
マ「もしかして、谷部先生のお宅?」
タ「そうです、祖父です。今は叔母や姉が向こうに住んでます」
マ「実は私は高校生の時、既に先生は引退されてたけど、お宅にお邪魔してアトリエや先生の絵を観て、絵を始めたんですよ」
タ「へ〜、そうなんですか。ちょっと奇遇というか何というか。ところで吹上と言えば昔、駅のホームにケヤキがありましたよね。駅が新しくなった時に切られちゃいましたけど」
マ「あれはねクスノキですよ」
タ「そう、そのクスノキの切り株、与野の家にあるんですよ」
マ「うひゃあ」
と、埼玉談義は続いたのでした。
さこずば異聞(3)
ゆQ(ts)がやっているオジサンバンドのラッパ吹きは、実は去年の某ジャズコンで優勝したラッパなのだが、実は若くして、R社から関連の会社(たしか)に出向している、哀愁のサラリーマンなのだ。
ラ「タさんは、最近どこで演奏してるの?」
タ「Rをクビになった人がやってるショットバーとか」
ラ「ぐっ。もしかして大宮の東口?サコ××さん?」
タ「そ、さこずば。マスター知ってるの?」
ラ「いや面識は無いけど、会社辞めた人がバーを開いたという話は聞いていた」
・・・・・・・・・・・・
マ「ふ〜ん、そうですか。私もその方は知らないなあ。その人、お幾つですか?」
ゆ「49歳。面識は無いらしいですよ」
マ「R社でその年齢なら、大抵私の事知ってますよ、ハハハ」
ゆタ「・・・なんだ・・・こやつ・・・」
【答え】
1.クビになるまでR社で社長をやっていた。
2.クビになるとは思いもしない若い頃に労組の委員長をやっていた。
3.R社史上に残る大横領をやってクビになった。
(注1)早期退職のことを「クビ」と言うのはやめましょう。
(注2)演奏とは関係なく、呑みに行きましょう。

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