● ブログを引っ越しました →  雨玉舎もよう

2008/8/29

棟方志功というお人  想うこと

M&Y記念館を紹介したところで、思い出して、古い雑誌を読み返しています。
1974年、夏に発行された「別冊 太陽」、特集は棟方志功。

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私が生まれる前のもので、棟方さんが生きていたころのものです。

これは数年前に高山市(岐阜)の図書館で「ご自由にお持ち帰りください」って箱に入っていたものをもらってきた記憶があります。(・・・岩手の図書館だったかも?)
当時は取り立てて「LOVE SHIKO-」ということもなかったので、まぁ状態も良かったし何かの足しにはなるかも…と思ってもらってきたものでした。

長らく手をつけていなかったのですが、開くとおもしろい。
おもしろみがわかってきたといいますか。

「志功板業五十年」の記念のもので、いろいろな人が寄稿しています。
中でも「棟方志功と私」に寄せられた7人の文章が興味深いです。

浜田庄司さんの一文を抜粋。

棟方志功君は人一倍高いアンテナに恵まれ、それ相当に深く地下線を守って、本人に取ってはきわめて自然な発想なのであろうが、外に向かっては絵にも字にも版にも、独自な作風として終始してきた。ところがこの頃は、自分は産婆に過ぎない。取り上げるだけが仕事だ。どうぞ生まれるのがいい子であるように、そして生まれてからは立派に育って欲しいと希う(ネガウ)だけだ。自分が産むのではなく、生まれてくるものに手伝うのが仕事だという。私はこれを聞いたとき、棟方君が自分の身を一歩引き込めているのを、かえって一歩進んだものとして感心した。<後略>

TVディレクターの小林俊一さんは自分が演出したテレビドラマ「おかしな夫婦」について語っている。
このドラマは棟方志功の『板極道』を元にフィクションとしてドラマ化したものだそうです。
キャストは宗木五郎(=棟方志功モデル)を渥美清さん、奥さんを十朱幸代さんだったそうで…知らなかった。見たいです。
どうやったらこのドラマ、見ることができるのでしょう??

土門拳さんの文章もおもしろい。

〈前略〉ある時、銀座を歩いていると、向こうから棟方が来た。ぼくは「来るな」と思ってニヤニヤして近寄って行く。ニメートルぐらいになったとき、ぼくの出現に気づき、「オー、ドモンダ!!」とこっちが逆にびっくりするほどの大声を発し、飛びついて来た。そのような棟方を他の人々は情熱的な人間だといい、めずらしがっているが、それは彼の近眼のせいでもある。〈後略〉

何というか、彼の生きている空気を感じ取ることができるようです。
まだまだ読み返せば楽しめそうな一冊です♪

いい拾い物したなぁ。

2008/8/28

M&Y記念館 その2  木版画

2階の常設展示室、奥のほうに円筒形(?)のお堂のような一室があります。
ここにぐるりと囲むように「ニ菩薩 釈迦十大弟子」が展示してあります。
棟方さんの代表作です。
豊福先生が書いたという十大弟子の解説がおもしろいです。

ずっと付いて解説してくれたスタッフのaiさん、とてもフレンドリーな人で、私もいつの間にか自分が版画をやっていることを話していて・・・いつの間にか虫の話で盛り上がり、誘われるがままに「いっぱいのテントウムシの羽化」を見に垣を乗り越え外へ行きました。

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・・・おもしろい状況。

テントウムシを堪能した後はまた展示室に戻って鑑賞を。
ちょうど戻られた豊福先生はとっておきの版画コレクション(蔵書票など)をみせてくださいました♪
あああやっぱり版画、いいなぁ・・・

入館料500円でお茶とお菓子つきです♪
コーヒーをいただきながら、スタッフの方や常連の方とおしゃべり。

そこに小学生くらいの男の子が二人で、
「ここタダですか?」とやってくる。
小さい頃から本物に触れて欲しいと、高校生以下は入館料は無料です。
5分かそこそこで展示室から出てくる少年を「もっとしっかり見なさい」と先生は連れ戻して・・・きっと解説が始まったんだと思います。
いいですね、こういうの。

お茶を遠慮して帰ろうとする少年二人に「これも社会勉強だぞ」って。
たじたじの少年達でしたが、そのうち優しいスタッフの方たちと談笑してました♪

とても良い初夏の日曜日でした。
また行きたいなぁ・・・と思いつつ2ヶ月経過。
10月には1階ギャラリーで木版画展が開催されるそうなので、また訪ねてみようと思います。

ホント、ここオススメです。
ちなみに豊福歯科医院の患者さんは入館料無料だそうです。
歯医者さん替えたいけど・・・今の歯医者さんもいい先生なんだよなぁ。


MYMOA
M&Y記念館(棟方志功・柳井道弘記念館)

開館時間 10:00〜17:00
休館日  月曜日

〒708-0814 岡山県津山市東一宮13-8
tel・fax 0868-27-3239

2008/8/27

M&Y記念館 その1  木版画

書いたつもりで書いていなかった記事・・・
初夏に訪れた津山の「M&Y記念館」について書こうと思います。

M&Y

Mとは板画家「棟方志功」さんのこと
Yとは詩人「柳井三千比呂(道弘)」さんのこと。

岡山県北に縁深いこの二人の記念館を建てたのは津山の歯医者さん、豊福先生。
「歴史ある津山に数多くある本物を掘り起こし、津山のよさをまず、津山の人に知ってもらい、さらに全国へ、世界へと発信していく」と仰る。

2階建ての小ぢんまりとしたギャラリー。
1階展示室は貸しギャラリーにもなります。
このときは「斎木丘菫 彫書展」が開催されていました。

彫書・・・板を彫るという点では木版画と似た要素がありますが、板そのものを見せるというところが決定的に違います。
美しい彫り跡、力強い、リズミカルな…
斎木さんは小柄な女性と聞いたが、生み出す彫書のスケールは大きい。

ここで満足してしまいましたが、エレベーターで2階へ。
2階は受付、常設展示、喫茶コーナーがあります。

<その2へつづく>

MYMOA
M&Y記念館(棟方志功・柳井道弘記念館)

開館時間 10:00〜17:00
休館日  月曜日

〒708-0814 岡山県津山市東一宮13-8
tel・fax 0868-27-3239

2008/8/23

夢の中で  想うこと

8月もあと一週間です。
この夏、やり残したことはありませんか?

と、今朝ラジオのパーソナリティーが云っていました。
最近日が短くなってきたし、もう雪の日を想像してしまう・・・
今年は早めにチェーンを用意しておこう。

さて、最近まるで版画の話がないこのブログですが、今日も版画ネタではありません。
最近見た2つの夢の話をしようと思います。


私はとても広い野原で友達(同級生?30人位で)と凧あげをしています。
年のころは10代前半。(小学校高学年〜中学生くらい)
凧あげを楽しみながら隣にいた女の子(誰とは特定できない)と話している。
10代の恋バナにほの甘い気持ちに浮き足立ちながらも・・・

私「これでさ、目が覚めたら30過ぎのおばさんになってるなんて信じられないよねー。」
友「ホントだよね。」
・・・ってこんな会話。
その時の(夢の中の)私は本当に30過ぎのおばさんになることがどんな感覚なのかわからなかった。



2〜3人の友人と洗面台の前でコンタクトレンズをつけています。
私はコンタクトレンズを落として、すぐにみつけたのですが、それを洗っていると
レンズが薄い層になって剥れていきます。
(一枚のレンズが薄い6〜7枚のレンズに分かれる)
私は友人たちに
「何これ!? 見て! こういうの、夢で見たことあるけど現実でこんなのってあり得ないよー。」
と云って苦笑する。
(コンタクトレンズはメルスプランに入っているので、壊れた場合には無料で交換してもらえるのでそんなに焦りはない。)

では自分が夢の中にいることをわかっていて
では自分が夢の中にいることをわかっていないんですね。

目が覚めておもしろい夢だったなぁって。
夢っておもしろいなぁって。

横尾忠則さんの対談集『芸術ウソつかない』はおもしろかった。
横尾さんは自分の夢を絵画化したりもしています。
心理学者の河合隼雄さんとだったか(忘れましたけど)対談の中で
夢には深層心理が表れると聞いて、横尾さんは自分が夢を公開していることに焦ってました。


只今兵庫県立美術館で開催中の【冒険王・横尾忠則】、見に行く気マンマン!でしたが行けなくなってしまいました。
東京での開催を見逃してからチャンスを狙っていたのになぁ・・・
おもしろそうなので、興味のある人いらっしゃったら行ってみてください。

この夏、やり残したことの一つです。

2008/8/21

美しいシリ  想うこと

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昨日いただいたジャンボピーマンのおシリです。
つるりとして均整のとれた美しさです。
写真でうまく伝えきれないのが残念ですが
泣きそうなほどの美しさなのです。



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