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2006/10/14

アダチ伝統木版画技術保存財団  木版画

以前から気になっていたアダチ伝統木版画技術保存財団で開催の「浮世絵版画実演会」を見学してきました。

約1時間半で浮世絵版画の摺りの工程を全て見せてくれます。
今回の実演作品は歌川広重の「東海道五拾三次 由井 薩埵峠」大錦。

何せ、我流で版画をつくってきた私。
プロの仕事を拝見するたびに驚きの連続です。
…たぶんプロも私の流儀に驚きの連続に違いない。独学は怖いなぁと言われた事も。

クリックすると元のサイズで表示します
 
私の驚きをいくつか。

墨(主版)から摺るの!?
摺ったものをそのまま重ねても絵具がつかないの!?注1
見当注2は日常的に調整するものなのね。
バレンの竹皮ってそんなに消耗するものなのですか!?  …などなど

随時質問にも答えてくださり、とても勉強になりました。
(摺師さんは終始黙って摺りに集中。解説は理事長さんがしてくださいました。摺り終わった後は摺師さんもいろいろ教えてくださいました。)


無料でこんなにも惜しげなく技を披露してくださる懐の大きさに感動。
もちろん技にも感動。

この伝統木版画の技術を残し伝えていきたいという心意気が伝わってきました。
そのためには多くの人に伝統木版画の美しさや素晴らしさを知ってもらわなくてはと。
とはいえ、こういう活動には経済的な支援も必要で、賛助会員を募っているそうです。(…と、見学のお礼にささやかな広報)

ぜひ機会がありましたら展示室を訪れてみてください。常設展示だけでも楽しいです。


富嶽三十六景 全46図完成記念企画展  『富士、極まる。〜富嶽三十六景の世界〜』

10月23日(月)〜11月30日(木) (定休日:第1・3土日曜、祝祭日)
10:00〜18:00 (土曜日 10:00〜17:00)

アダチ版画 目白ショールーム(JR目白駅徒歩8分)

入場無料

お問い合わせ tel 03-3951-2681  fax 03-3951-2137




注1 江戸の伝統木版画は絵具を版木に染み込ませ、それを紙の繊維に染み込ませて色をつけるので、紙の表面には絵具はのっていないそうです。(上方の木版画はこれと異なります)

注2 見当とは複数の版を使う時に紙の位置決めをするための彫り込んだ印です。
 





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