作家の百田(ひゃくた)尚樹氏は、
見た目、好色坊主のようで、好きではありませんでしたが、
物の見方が、私に似ているところがあります。
第一章 ゼロ戦とグラマン
主張を裏付ける客観的証拠に乏しいように思う点も多いのですが、
科学的な理論でなくても充分に説得力があります。
第二章 『永遠の0』は戦争賛美小説か
ご自身の代表作に対する批判に応えていますが、
この本で書かなくても良いのではないかと思います。
第三章 護憲派に告ぐ
憲法9条を守ろうと考えている人を論駁しようとしています。
氏が主張する内容は改憲しなくても実現できることばかりです。
リアリストしか戦争を回避できないように書かれていますが、
理想を捨ててしまっては世界の平和は有り得ません。
賛否両論があると思いますが、
一読の価値はあります。平易な言葉遣いで読みやすいです。