台中には、『彩虹眷村』という観光スポットがあって、
今年の5月に訪れた際に、お土産に、これと同じデザインの派手な傘を買いました。
ところが、まんまと台南のホテルに置き忘れてしまい、
ホテルのオーナーに連絡して備品として使ってもらうことにしたのでした。
しかし、やはり諦めきれず、
今回は、この傘を買うことを目的にして、台湾に行きました。
台北から台中まで新幹線で1時間。
台中の駅からタクシーに乗って10分ほどですので、
買い物の間にタクシーに待っててもらって、
同じタクシーで帰ってくることにしました。
事前にこんな紙まで準備していました。
順調に買い物が済んで、
同じタクシーに乗って、
台中駅で降車すると、
ポケットに入れていたはずの iPhone がありません。
乗車中にポケットから滑り落ちたものと思います。
タクシーは既に走り去ってしまいました。
この時は、かなり焦りました。
電話ができない。
ラインができない。
連絡先の情報も全て iPhone の中です。
せっかく、同じタクシーで帰るときのために、
ナンバープレートと乗務員の資格証まで撮影していたのに、
その iPhone が手元にないのです。
どうしようもありません。
たまたま、テザリングのルーター代わりに持っていた、iPhone 6s が自宅とのメッセージのやり取りに使えたので、
日本の自宅を経由して、午後に会う約束をしていた、友人のすーさんには連絡がつきましたが、
それ以外の身動きが取れなくなりました。
ナンバープレートは撮影した時に、
『767 7F』 という記憶がありましたが、ドライバーの名前は覚えていません。
途方に暮れた時間が5分くらいありましたが、
とりあえず、台中駅の遺失物係に届けました。
しかし、担当者は、すぐ動いてくれそうもないので、
タクシープールに行って、約100名のドライバーの名前とナンバープレートのリストをチェックしてもらいましたが、
該当するナンバーのタクシーは見つかりません。
なくなく諦めて、台北に戻った後でも、
宿泊したホテルに相談しました。
再度、関係する機関に確認をとってもらうように依頼しました。
しかし、結果的に見つからず、
失意のうちに一晩を過ごし、帰国したわけです。
帰国後、ソフトバンクショップで同じ物を購入しました。
紛失のため、アップルケアの対象外。
同じく、クレジットカード付帯の保険も対象外。
取得に要した費用が莫大な『傘』になったという訳です。