小論文に正解はありません。
賛成でも反対でも、自分の主張を理論的にしっかり組み立てられれば得点できます。
昨日の問題文(PDF)を読んで頂けましたか?
このタイプの問題は、筆者に賛成するよりも、あえて『反対表明』する方が、うまくまとまる場合があります。
少々無理があっても、反対の立場を崩してはいけません。迷いがあると一貫性がなくなります。
私は、下記のような観点から自分の意見をまとめました。
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コミュニティーの喪失は、子供に限った事ではない。
@
大人社会でも起きている。
そしてこれは、経済の成長を最優先した結果、会社との繋がりを第一優先として、従来型の近隣との付き合いを捨ててきた日本社会全体の問題である。
コミュニティーの喪失は必要悪だったのだ。
A
また、現代は少子化の時代でもある。
子供同士で昔のように遊べるような環境ではない。
上記の@Aは、いずれも大人社会の変化が原因で生じた事象である。
子供自身に責任を押し付けるような論評は可哀相だし適当でない。
すなわち、
現代の、このような社会環境の変化は、やむをえない事であって、一概に否定するのは間違った考え方である。
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短い時間でこれを600字にまとめるのは、結構大変なんですよ。