税務に携わる実務家の皆さんなら、必ず同じ悩みを抱える、
難しい問題ですね。
土地の上に建物が建っている賃貸物件を所有する同族会社の社長 甲氏が、
建物だけを、同族法人A社に譲渡する場合の適切な時価の算定根拠を考えています。
いろいろな考え方が存在するのは、充分承知していますし、
得意分野なので、過去においても勉強していますが、
建物の簿価は、ほぼゼロに近いし、固定資産税評価額は異常に高いので、
現在、投資利回りから逆算する方法を検討しています。
【やり方その1】
@
土地建物の賃貸料合計(≒不動産所得)を投資利回り(年利)で逆算して適切な投資価額を計算する。
A
路線価を0.8で除して、概算の土地の時価を計算する。
B
(@−A)を建物の時価と捉える。
【やり方その2】
@
付近の事例(ジャスコ地代)に比準して該当地の適切な地代を計算する。
(比準には路線価の比率を使う)
A
土地建物の賃貸料合計(≒不動産所得)から@を控除した金額を、適切な建物の賃貸料と仮定する。
B
Aを投資利回り(年利)で逆算した金額を建物の時価(投資価額)と捉える。
なかなか難しいね。
今、しの に計算シートを作ってもらっています。
アドバイスがあればコメント下さい。