しばらく前のことですが、
農地の相続税の納税猶予の適用を受けているお客さまから次の依頼を受けました。
『あそこの農地を売ると税金がいくらになるか計算してほしい』
@譲渡所得税
A住民税
B納税猶予の打ち切り税額
C利子税
がかかります。
BCの計算を間違って回答してしまいました。
納税猶予の打ち切り額の計算は、
その農地の、
相続開始時の評価額と農業投資価格との差額(農業投資価格超過額)
を基にして計算しますが、
お客さまから計算の依頼を受けた該当地は、
期限内申告後に税務調査があり、評価額が増加した土地でした。
従って、
修正申告後のデータを基に計算しなければならなかったのですが、
うっかり、期限内申告書のデータだけを見て計算してしまいました。
(ちなみに相続開始(=死亡)は、14年前の事です。)
お客さまから損害賠償を要求されたわけではありませんが、
私の方から差額を負担する旨を申し入れました。
だって、
『そんなに高い税金なら売るつもりはなかったのに』
っと言われる可能性だってあるのですからね。
納税猶予はコワイです。
反省し、経験を今後に生かします。