以前にも書きましたが、
当事務所では、基本的に、
パソコン会計ソフトを利用した、
クライアントさまでの『自計化』(=記帳入力をお客さまの会社でやって頂くこと)
を前提にしています。
領収証の束(たば)をそのままお預かりして、
全てを税理士事務所で入力するようことはほとんどありません。
『記帳』は税理士の仕事ではない、と考えているからです。
では、税理士事務所では何をするかというと、
@
記帳内容を監査させて頂き、誤りがあればご指導します。
A
訪問監査時にタイムリーに試算表を確認できるので、
(完全なものではないとしても)
それを元に、社長さまと会社の状況を話し合うことができます。
B
必要に応じて、前月の試算表の詳細な分析をして、ご説明いたします。
C
税務会計から見た経営のご指導や、納税見込みや、節税対策も、話し合えます。
また業界の動向や展望の情報を教えて頂く時間もできます。
各種相談の時間も確保できます。
クライアントさまで、全ての仕訳を入力できなくても、
最低限、
現金出納帳部分や預金出納帳部分の入力はして頂くようにお願いしています。
(手書きの出納帳を書いて頂いたり、日計表なる時代遅れのものへの記入は、できるだけやめて頂いています。)
仮に部分的な入力であっても、
データを頂ければ、こちらで追加入力ができます。
データは、フロッピー、メモリ、メールの添付ファイル等でやり取りします。
もちろん、
今でもこちらで入力しているクライアントさまもいらっしゃいますし、
部分的な『自計化』のクライアントさまもたくさんいらっしゃいますし、
導入当初は、こちらで入力をして、摘要の登録を行ったりもします。
お客さまのご希望やスタイルによって、税理士の仕事は一様ではありません。
(当たり前ですが)
しかるに、
弥生会計や勘定奉行などを導入して頂いている、
クライアントさまの割合は、
85%以上になりました。
私の事務所は、『税理士事務所』です。
『会計事務所』と呼ばれるのは、好きではありません。