Rolex Cosmograph Daytona Ref.6263、Rolex Explorer2 Ref.16550や
Tudr Ref.94300 Last Black Monte Carloなどが載っている
80年代半ば〜後期にかけて使われたロレックス・マスターカタログ・・・

これは、当時のモデルに対してのダイアルやブレスレットなどの細かな
オーダー仕様情報が載っている、各年代の節目節目に存在した、
一般販促用ではないUSA正規ディーラー専用ROLEX&TUDOR総合カタログ・・・です。
流石にROLEXが販売に精力を注ぎこんだお国柄だけあって、メルティング・ポットではないサラダ・ボウルな顧客要望に合わせて、新品購入時など、
文字盤やブレスの選択オーダーシステムが垣間見れます・・・
さて、今回PIC UPは、所謂アイボリー(CREAM DIAL)で知られる
エクスプローラー2のRef.16550・・・

画像が見難くて恐縮ですが、カラーベージのカラー写真からは微妙ですが、
Handsは真っ白、Rail dialはオフホワイト、WG indexのルミナスは濃いオフホワイト・・・に見えます。
2種類のベゼルに白&黒2種類の文字盤で・・・
ブレスはシングルロックとフリップロックの2種類から選択できたことが
判ります・・・
(お隣の1016はシングル・フリップロック・ジュビリー3種類のブレスレットから選択可能・・・だったようです)
改めて、
販売当時のDial Code Chart(ピンポイントで拡大)を見てみますと・・・

こちらには白以外で確りアイボリー系Dial Codeが載っています・・・
しかしながら、数ページに渡るモデル別Dial Chartを見ると・・・

Ref.16550の文字盤は、元々のダイアルカラーとしてアイボリーやクリーム文字盤は無く、白&黒の2種類だったことが、今更ながら明確に判ります・
因みに、チャートからは、
Ref.16550の白文字盤(with WG surrounded index)は表向きには定番、
ROLEX社的には、白文字盤全般が80s当時未だ定番でなかった中に措いて
16550の白文字盤(with WG surrounded index)が最初から継続されない予定だったことも解かります・・・
その通りに、遅くとも
後継モデル16570が登場する直前のSerial(9頭〜) Rの途中頃迄には、
白文字盤(with WG surrounded index)は新品用も交換用も終了し、
次期CODE改変で、
Dial Code No.50=白文字盤(with Black surrounded index)と同じ仕様に替わっていくことになります・・・
この時代も現在も、全モデル見渡すと所謂限定された文字盤って沢山あるのです・・・ROLEXらしいと言うか、Rolexならではでしょうか(笑)
Vintage Modelsの中では、PNや3つ目モンテカルロの EXOTIC DIALが
スポーツモデルの特別仕様SPECIAL DIALとして特に有名ですが・・・
眺めていると・・・
仕様や色は違えど、現代のグリーンサファイアの定番ミルガウスGVの文字盤と同じような位置付けなデザインのミルガウス1019のオニキスなインデックスのダイアルも、継続されなかった当時の限られたDailだったことを思い出しました・・・
16550の画像やアイボリーについては→
こちら

16550に付随して興味深いものやW-NAMEネタもありますが・・・
sometime・・

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