
TUDORのOYSTERに囲まれたその中で、異質な存在とも思えるROLEX SUBMARINERが載っている50年代のカラーカタログ・・・当時の純正カタログやパンフなど資料も色々持っていますが、挿絵付きのこれは初めて見ました。

6538の珍しいカラーの挿絵・・・ケースインナーの深さやベベルなラグも含めたディテールもさることながら、背後のダイバーがいい雰囲気です。
その時代は特殊メカ的に見られたとも思われる挿絵も今見ると、
LOVELYラブリーやCUTEキュートよりもKAWAIIカワイイって表現が似合います・・・
60年代以前のカタログやパンフレットなどの50年代純正資料は無機質なモノクロが多い中、カラーのこの挿絵を見て、同じ時代を舞台にした映画
『ALWAYS 3丁目の夕日』 を思い出してしまいました・・・

改めて、この時代から基本的な意匠や性能が変わらず製造販売されているモデルって凄いですね・・・
当時既に国内で輸入販売があったようですが、
スカイツリーの高さが東京タワーを超えた現在においてTOO BIGなディープシーのサイズを見ている以上に、当時の普通の人は回転ベゼルの肉厚なサブマリーナを奇異な目で見たのかも知れませんね・・・

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