2007/1/30
燻り続けている火が常に幾つかある。
多分誰もが持ったことのある火。
大抵は炎が上がる前に自分で消す。
自分で消した場合はほとんど後を引かない。
でも時々「消される」事もある。
その時も炎が上がる前ならやっぱり後は引かない。
炎が上がった直後とか、
上がる直前とかに消される事がある。
そういう時はしばらく後を引く。
水を以ってキレイに消されればいいけど、
時として砂をかけられる事がある。
そういう時が一番タチが悪い。
一番厄介な中途半端な状態。
確信は無くとも疑心暗鬼になる。
一日4〜5食食べる人間が、
全く何も食べられなくなる。
夜になっても眠れなくなる。
物事を冷静に考えることができなくなる。
こんなこと考えてる場合じゃないんだけど、
好むか好まざるかに係わらず状況は変わる。
全てをハッキリさせる勇気も、
全てをかなぐり捨てる勇気も無い。
全てを崩壊させるのが怖い。
いろいろ考えるうちに、
「自信」というものが完全に消失する。
そして結局は逃げ出して別のところに籠ってしまう。
そんな時は後悔だけが残り、
自分にとっていいことは何も無い。
でも他に手段を知らない。
ずっと燻り続けている火。
キレイに消え去るのか、炎が上がるのか、
自分でもよく分からない。
でもしばらくは燻り続けそうだ。

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