建築の耐震性能は建物の構造種別と
建物の平面上の方向性で決まります。
鉄筋コンクリート構造で例えますと、
剛性があり、地震時の揺れが少ない構造ですが
マンションで例えるとバルコニーに面する解放的なフレ−ム方向
(純ラーメン構造)は地震時の揺れは大きくなりますが
震度6強〜震度7くらいまでは耐えられる構造となっております。
壁量、柱量の多い建物は剛性が大でいままで地震の被害は
少ないです。
大きな地震に対しては水平剛性の強度で耐える構造です。
マンシヨンでは南北方向の戸界壁が多く有る方向が
これに該当します。
バルコニーに面するフレ−ム方向はフレームの水平変形と
フレ-ムの靱性で地震のエネルギ-を吸収することに
なっているのである程度(階によってはかなりの)は揺れる構造
であることを認識しておく必要があります。
建物の建つ地盤の良し悪しにも建物の揺れへの
影響を及ぼします。

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