次いつインド行くかがわからない状況かつ
次はいったいどこ飛ばされるかわからない!?
何としてもこの話までは終わらせるということで書いております。
で、今回のテーマは

「軽量化」
です。
このテーマだけにわざわざ一話さく必要があったのか
という話もありますが、セッティングの要素として
重要なのでここに入れております。
で、例によってそもそもの話に戻りますが、
この連載自体のテーマはジムカーナで速く走るセッティング
がテーマであり、必ずしもサーキットやオフロードなの
その他の分野には生きてこない話であるということを
述べました。
だから、一口セッティングといっても多岐にわたる項目が
存在しますが、ジムカーナでは有効でないセッティング…
たとえば
トラクションコントロールのセッティングとか
マフラー交換による高回転域のセッティング
などはテーマに入れておりません。
トラクションコントロール(TC)なんてのは今後発展する
分野なので、幾年の未来には必要となるかもしれませんが、
少なくとも現在は純正搭載のTCはゴミですね。
ただし、後付けのものであれば有効利用することが
できるかもしれません。実際今なら20万も出せば
ロードレーサーと同じパーツ入れられます。
が、優先度はやはり低いと言わざる負えません。
セッティングの幅も大きいし、
そもそも論でジムカーナの走行域で、
現在のハイグリップで開け始め滑る?

足回りのセッティングしてから出直せよ?
対して、軽量化。このセッティングははっきり言って不変であり、
過去から未来共通してその有効性が証明されている分野です。

つまり、軽いほうが偉いということだ!!
ただし、例によって単純に軽くすればよいといった
ことではないということで今回一話を割いて
話をしたいと思います。
で、一口”軽量化”といいますが、単純に要らないものをはずして、
重いものを軽くすれば完了かというわけではありません。
その結果車体バランスが崩れてしまうこともあるので、
軽量化のリバランスも含むと思ってください。
ついでに言っておくと、
軽量化における最もお金がかからなく、かつ影響が少ないのは
人間のダイエット
ですw。そこは皆さん当然がんばっていることを想定としております。
せめて体脂肪率20数%位にはなっているものと想定です。
@いらないものをはずそう!!
何をもって”いらない”かということとなりますが、
レギュレーション上はずしても問題ないものをはずしましょう。
ウインカー(トランポの場合のみ)やタンデムステップなどは
まさにいらないものですね。
さよならしましょう。

どうせタンデムする相手いないでしょ?
ジムカーナの場合、メーターもタコメーター以外使わないので、
はずして問題がない場合(最近のFI車だとエラーが出る場合あり)は
さよならしましょう。
ただし、レギュレーション上何らかのメーターが付いてないと
だめなので、軽めの奴をつけとくといいですね。
なお、実際の車検でも自転車用の速度計でとおるので、
極力軽いのに代えてもいいかもしれません。
その他、カウルやライト本体(ユニットは残さないと
レギュ違反なので注意)などはずせるものは
徹底的にはずしましょう。
A回転する部分を軽くしよう
回転物は回転時にジャイロを発生させます。
こいつはただ単純に重いものを置いておくよりも
影響がでかくなります。なので、そこを軽くすることで
機敏な挙動を手に入れることができます。
ただし、まさにこの部分でやるべき部分とあえて
重くするべき部分が存在します。
軽くすべき部分
Rホイール・スプロケット・チェーン
あえて重くする(いじらない)
Fホイール・フライホイール
軽くすべき部分は特に言及する必要がないと思いますので、
あえて重くする(いじらない)パーツについて
言及したいと思います。
Fホイール
軽くすると回転で回らなくなります。
こりゃ簡単で、ジャイロが減少するからです。
ジャイロ効果については
細かくはググってください。いろいろありますが、
ここで重要なのは10円玉を転がすと常に傾いた側に
コーナリングしてバランスを保ち倒れない性質の事です。
軽くなる→まわろうとする力が減る
わけです。
特に回転はFタイヤを最大限バンクさせ、勢いを殺さないように
Fブレーキを極力減らし、Rブレーキをかけつつ、
体を固めてIN側に人間ごと落ち続ける必要があります。
この際、回り込もうとする力が重要です。
簡単にいえば、Fホイールが重いと一度倒してしまえば回り続けようと
してくれるわけです。
ジムカーナにおけるタイム差が最も開くセクションといえば
回転
なわけです。
もちろん腕があれば軽くても回せるでしょう。
ですが、難しくなるということです。
ただし、当然デメリットもあります。
重いと直パイなどで舵角がつくのが遅くなります。
一度傾けるとジャイロが発生するため
逆に向けるのに大きな力が必要になるのです。
ジャイロが小さければ元に戻す力も必然的に小さくなる。
なので、回転が多ければ重く、直パイばかりなら軽くというのが
セッティングになります。
フライホイールの重さについてはもう言わずもがなですね。
すでにエンジンセッティングの章で語らせてもらってるので、
ここでは割愛します。
Bバランスを取ろう!!
最後にバランスです。
はずせないものはしょうがないので場所を変えます。
で、エンジンの型式やフレーム形状などにより
できたりできなかったりするので、
あくまで方針だけ語らせてもらいます。
鉄則:重量物は車体中央下部に集める
あまりに基本ですが、先端に重量物があると
影響がでかいです。てこの原理を思い浮かべてください。
棒の先っぽ持つほど影響がでかいです。
特にテールフレームの先端付近のパーツはばかになりません。
結構古いバイクとかそこらへんにバッテリー積んでたりしますが、
センスがないという一言で片づけちゃいたくなるくらい
罪深いといえます。そんなところにそんなもんついてた時点で
そのバイクはスポーツを謳わないバイクなんだなと思ってくれれば。
ジムカーナの場合、切り返しの速さが重要となりますが、
重量バランスは切り返しに大きな影響が出ます。。
重量物を下部に集中すれば、落ちたものを立ち上げるのは
容易となりますが、落とし込むことは難しくなります。
また、トラクションコントロールが難しくなります。
最初からかかりっぱなしになるので。
逆に上部に集めるとバンキングスピードを上げることができ、
かつトラクションを乗せやすくなります。
トラクションのメリハリがかけやすいとイメージしてください。
で、バイクは下半身で乗るものなので、
下半身での入力をイメージしててこの原理を想像し、
重量物を配置するのがよいでしょう。
まー、最終的にはアルミホイール突っ込んで、
カーボンホイール突っ込んで、ねじをすべてチタンに変えてー
なんていくらでも出来ますが、どこまでやるかはお財布と
相談してくださいね。

こればっかりはアドバイスできません。
あなたの稼ぎがすべてです!!

アディオス!!

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