現在CBRとZを同時進行で開発してます。
まあ、CBRはほとんど終わっているので、ほとんど微調節ですけど。
もっぱら作業はZに集中です。
しかし、Zに乗る前はそういった微調整すらもやってませんでした。
ほぼCBRは完成かと思っていたので。
また、あとは人間の問題だろうと。
ところが不思議なもので、Zのダメなところとかを直すために
CBRを参考にしようとすると…
同じところだだめだったり汗
あらら?逆にZの良いところが見えたので
CBRだとどうよとテストしてみると…
ぜんぜんだめだよCBR!!
というわけでいろんなところでCBRが見えてきます。
やはり比較って大事ですよね。
そんな中で特に重要だと気がついたのが、
自分の足周り造りの考え方の間違いに気付けたことです。
Zってすぐ足回りを使い切れちゃうので、
いかに破綻させないように走るかってのが
テーマかつ開発方針になるのですが、
CBRって逆なんですよ。使い切れない。
だから使えるようにするってのがテーマだったんですけど、
それが間違っていたことに気がつきました。
正確には使えるところを限定してしまっていた
自分に気がついた…というところです。
つまり、
足回りを使いきれるようにした結果、
本来使う必要があるところを使えなくしてしまっていた
ということです。
具体的に書くと、ジムカーナでサスペンションを使いきれるようにした結果、
確かに使いきれるようになったけど、サスペンションの奥ばかり使うように
なってしまい、結果としておいしいところを超えてしまっていた…
ということです。
これはZでどこを使うべきかということに注視を置いて
走って行った結果見えてきたポイントなのです。
使い切ろうとするあまり、使う必要のないところまで使っていた。
使うべきところを使わなくなっていた。
さらに、
タイムに執着するあまり、余裕がない方向へ進んでいた。
やはり、いろんなバイクでいろんなテストをすることで
視野が広がったんだなぁと実感した次第です。
特にZの良いところ…というかたぶん鉄フレームのいいところなんですが、
すごく情報が伝わりやすいです。フレームのたわみとか
足周りの限界値等々。だから、わかりやすくて知覚できるようになる。
対してアルミフレームでユニットプロリンクなCBRは情報が
入ってはきますが希薄かつわかりにくいのです。
Zで練習することでそれらのセンサーが育った(むしろ復活でしょうね)ため、
CBRでもそれが感じれるようになってきました。
また、Zはディメンジョンが一昔前のレプリカにちかく、
最新レプリカをアップハンにしたMyCBRとディメンジョンが酷似しているため、
比較しやすいといった一面があります。
言い方悪いですが、CBRを重く・でかくしたのがZです。
だから、フィードバックしやすいのです。
同時に二台のバイクで開発やるのは大変ですが、
逆に作業がはかどる部分もあります。これはその例ですね。
ついでにライディングに関しても多くのことに気がつきました。
というか、Zの場合、CBRと比べるとやはりきっちりと
操作してあげないと車体が破綻します。
繊細に・正確に。そういう操作を心がけていった結果、
やはりCBRにもフィードバックされていることを感じます。
一つのことに集中することはとても重要なことですが、
あえて多方面に手を出すことで引き出しを増やすことも重要です。
ただ、時期によってそれが有効だったり無効だったりしますが、
いまの俺には多方面に手を出すことが有効なんでしょう。
つーわけで、
オフとか
ミニとか
トライアルとか
ダートラとか
やってみたーい!!
まあ、バイクがないんですがね。
置き場所もないし…。レンタルたはけーしなぁ。
どーしよー。どーしよー。
なんてことを会議中に書き続ける僕と
まじめにインタビューしている同僚を比較すると
どちらが会社に貢献しているのかと
考えずにいられない今日この頃…。

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