切れ角増加のための加工を行いました。
アホンダに対し、
設 計 方 針 少 し は 見 直 せ や ! !
と心の中で叫びながら作業しました。
で、何でそんなにアホンダアホンダ連発してるかというと、
ステアリング周りが、純正状態で全然余裕のないつくりを
しているからですCBR600RR。
特にラジエーターのクリアランス。
左にフルロックしたときに、ラジエーターとステムの距離は
約5MM程度。・・・すでに余裕ほとんどなし。
右に振るロックしたときに、ラジエーターとステムの距離は
約2MM程度。・・・
すでにアウトです。
走行中決行ステムやらフォークはしなって動いてます。
その距離は1MMから2MMといわれています。
・・・つまり純正時点で下手をするとステムと
ラジエーターが接触しかねない距離だということです。
こ の あ ほ ん だ が ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! !
某ガレージで作業をさせてもらってたんですが、
その場の全員がびっくり。
しようがないのであれこれ小細工。
案
1 ラジエーターを後ろまたは下にオフセットさせる。
2 ステムのラジエーター接触位置を削る。
3 ラジエーターのステム接触位地を削るもしくはへこます。
新車にやる作業じゃねー!!
もももももったいない。
しかし、俺も男です。
やるといったらやるのです。
案1 ラジエーターを後ろまたは下にオフセットさせる。
ラジエーターをとってみて一言・・・。
不 可 能 ! !
ラジエーターファンの形にエンジンがえぐれてたり、
ラジエーターステーが余裕のない形状なので
削りいれたら折れる。
ちゅーか2MMも動かしたらラジエーターファンとエンジンが接触。
案1はいきなり撃沈・・・_| ̄|○・・・はうぅ・・・。
案2 ステムのラジエーター接触位置を削る。
これはいけそうです。
ラジエーターとステムで一番余裕のないところは
フォークをロックするボルトの頭です。
ちゅーわけで、ボルトの頭を低くしてやればいいのです。
これなら簡単>ただしなめやすくなる・・・。
で、ちゃっちゃとボルトの頭を2MM程度削り、
余裕を増やす・・・。
なぜかボルトにマイクロロンを蒸着させる。
結果、右フルロックで5MM程度の余裕が生まれた。
それでも5MMかよ!!ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!
案3 ラジエーターのステム接触位地を削るもしくはへこます。
誰がやるかぼけぇ!!( ゚Д゚)ヴォケ!!
・・・ツーわけでボルトの頭を
がりがり削り、ラジエーターとのクリアランスをほんのり増やすことに成功した。
お次は三叉をはずしてストッパーを削る。
いつもの俺ならおもむろにこんなもんかなーって感じで削るけど、
今日は頑張って計ってみた。(やったほう良いと周りに止められまくった・・・。
シャフト径:30.0MM
シャフトからストッパー中心点の距離:25.5MM
円周:40.5 X 2 X 3.14 = 254.34
1°の距離:254.34 / 360 = 0.7065
CBR600RRの純正切れ角・・・不明!!
予測から28度くらいと仮定する。
NSR250Rが30度だからそれくらいほしい⇒2度増やす!!
ストッパー1.4MM削りいれる!!
さあ、削るぜ!!
・・・というところでストップが入る。
阿部Rさん談
シャフトからフォークロックボルトまでの距離は
シャフトからストッパー中心点の距離の約4倍である。
よって、1MM削ると4MMほど動くことになる。
ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン
1MMしかけずれねーよ!!
その上余裕ねーし。
まあ、元からだからそんなんどうでも良いか。
動きすぎてラジエーターにあたったら、勝手にへこむよ。
そしたら案3出来上がりジャン。
やふー!!
先生!!僕が暴走してます!!
誰か止めてください!!
このままでは適当に削りそうです!!
助けてください!!
・・・周りにいるメンバー誰も止めねーし。
「
おとこだねぇ」とか言ってるし。
そうこうしてるうちに1MM削ってしまったわけで・・・。
どうにか1MM程度余裕があるわけで・・・。
なんか懐かしい気まぐれオレンジロードの主人公みたいなことを
言ってるわけで・・・。
とりあえず今日はこれでいいかなってか・ん・じ♪
こうして、CBR600RRの切れ角をめでたく約1度弱増やすことに成功した。
失ったものは大きく、えたものは・・・
す ず め の な み だ だ Y O ! !
切れ角とても足りません・・・。
こんなんじゃ回転するのに4MM超えちゃいます。
オーノー。
このあほんだががががががががががぁぁぁぁっぁぁっぁぁぁっぁあぁ!!

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