いよいよ大会本番。
しかし,これまた仙台は特殊。
本番前に、本番コースで回転やラインがクロスするセクション以外を
走れます。
なので、本番コースに向けたセットアップがリアルに可能です。
コレはかなり有利。というかある意味ジムカーナじゃないと思うのですが,
練習といった意味ではとてつもない意味をもちます。
なぜなら,本番並みの長さを持つコースを本番さながらに走りこめるからです。
とはいえなー。本番と練習は違うからなぁー。
それが問題。なまじ練習できるために、本番でかえって難しくなるところもあるだろうしなぁー。
ま、それはそれかな。
で,練習。
前日の雨の日セッティングで走ってみたが,
運動性能が低いのでRの伸び側を少し弱めてセット終了。
ばしばし寝かせられるし,切り返しも悪くない。
ちょっとボックスターンが厳しいかもなー。
のの字も厳しいかもなー。
その程度の難点しか見つからず,結構自信が持てた。
・・・実際のコースを見るまではね。
で,本番コース下見。
・・・やられた!!と思ったのはそのとき。
ボックスターンがやばめ。
CBRだとぎりぎり。少しでもはらんだら終わり・・・とこの時点で思っていた。
のの字は歩幅で計ったら問題ないのが分かったので
後はびびら無ければOK。そのほかいくつかポイントになるであろうところをチェックした。
第一ヒート
全てはフライングから始まった。
後から笑い顔が見えたよ−なんていわれたけど,その通り。
コレで頭が真っ白。ラインがNSRになってしまった。
で,コース最初にボックスターン。
ぎりっぎりなボックスターンに,CBRでNSRのラインをとおって進入。
当然曲がれません。パイロン踏んで転倒。
一応めちゃくちゃふんばったので傷はほとんどなし。
転倒後真面目に攻め込んだ。
正確には
魅せる場が無かった・・・。
チッ!!
しかし,第一ヒートの成績だと総合でびりから数えたほうが早い。
・・・俺はホントにA(東北)なのか?と自問自答。
悔しくなってきたので切れ角を増やした。
第二ヒート
第一ヒートでボックスターンやってもうたので、
ボックスターン進入を入念にチェックする。
で,気がついてしまったことは・・・
物理的にいっぱいいっぱいじゃないと曲がれない
ということ。わざわざ奥のはちの字セクションで
同じ幅のラインでいっぱいいっぱいまで倒してやってみると
・・・超ぎりぎりで何とかできる程度。
コレはきついなぁと言う事で,
足つきターンを練習するも右回転になりざる終えないので
あまり小さく曲がれず却下。
・・・大きさを取るならブレーキターンしかない。
が,しかし,ブレーキターンの練習はしていない。
しかも左ターンではなく右ターンでやらねばならない。
ちょっとリスクがでかい。
結論は出ないまま本番になった。
結局、速度を乗せて突っ込んで
出来る限りサスペンションをたたむことで対応する道を選択。
超ぎりぎりで旋回することが出来た。
しかし、脱出でのラインの乱れが激しく
立ち直るまでしばらくかかってしまった。
また、一本目に比べ二本目は全体的に走りにあらが目立った。
急遽切れ角を増やしたために、慣れてなかったのが敗因。
しかし,切れ角増やさなければ曲がりきれなかったのも事実。
やるだけやってダメだった・・・わけですな。
やはり,まだまだ練習が足りない。
結局、ミスが目立ってトップ3秒半落ち。
生タイムでは4秒差。
話しになってない。
トップの赤旗一号さんはダンロップでは大体俺より
コンマ速いくらいでちょうどNSRの自分の基準に出来る。
その赤旗一号参と4秒差。
己のゴーストとも4秒差くらいというわけ。
うーむ。きびしい。
とはいえコレが現実なので,
この4秒をどう埋めるかがポイントになる。
最後にデモランと練習走行。
デモランに関しては大型は楽。
なので特にコメントなし。
練習走行は切れ角になれるために
わざわざきつめのラインで走っていた。
明らかに今までより余裕があるので,かなり楽に走れる。
しばらくTKを引っ張ってあげてたら、いつの間にかTKが行方不明。
その後、三味線弾いて走ってたら,かなり速いペースでA1さんとこまいぬさんが追っかけてきた。
ここぞとばかりに追いつかれたら、バトルのスイッチが入る。
俺の得意セクションがクランクを出た先にある。
ついてこいよ!!
とばかりに加速を始める。
高速コーナー入り口でやや差をつけて突っ込む。
立ち上がりのラインからストレートをフル加速し,
S字進入しようとするとA1さんとこまいぬさんがいない!!
・・・やったなと感じつつ戻ってみると、
A1さんがハイサイドしたらしく、すごい状態になっていた。
フロント回りはぶっ飛んでるし,タンクに穴はあいてるし。
後ろを走っていたこまいぬさんは危うくA1さんを
亡き者にするチャンスを失ったらしく轢いてしまうところだったらしく,
かなり
惜しいことをした驚いたといっていました。
A1さんの怪我が少なくて本当に良かった。
表彰台は賭けに負けたので
約束どおりチャイナ服を着て嫌がらせをしまくった。
しかしあれはつらかった。真面目に涙が出た。
らいスポに乗ったらどうしようとびくびくしてます。
関東で絶対赤旗一号さんにチャイナを着せてやると誓った
大会の後のまどろみの夕方・・・。

1