どんなにカッコよくて憧れのものであっても、手に入れた瞬間にあっけ無く覚めてしまうことがある。
ずっと好きだった女の子と付き会うことが出来たり、欲しかったアイテムが手に入ったり・・・
今や、日本全国「インターネット」「宅配便」のお蔭で全国ほぼ均一の価格で同じ商品が平等に手に入れられる時代となった。
そういう意味では「夢」や「欲望」は割合に簡単に手に入れられる時代となってきたと言える。
僕は子供の頃憧れだった「ランボルギーニ・ミウラ」という車が今でも好きだ。素敵なのだ。
これは「卒業写真」を見て、好きだった「女の子」を思い浮かべるのと非常に近い感覚。
当時の憧れを今尚くどく追いかけている、それこそが男の夢なのかもしれない。
30年前の車なのだが、すでにもうくたびれ果てている。
好きだったあの子はもう人の妻?
良く車は好みの女性のあらわれだと評されることが多い。
車を良く乗り換える人は不埒だと言われたりもする。
そういった人たちにはかなり説得ある言葉だと思う。
スーパーカー世代の僕なんだが買おうと思えば買える夢のアイテム。
でも、買ってしまったら目標を失いそうで怖い。
夢は夢であって欲しいものなのだ。
大好きだった彼女は永遠に僕の中では「アイドル」なんだ。
皆様も夢を換金しては欲しくない。
唯一の人の温もりだと思う。

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