ディスプレー用のDRX9255の調子が今一つだったので、オーバーホールついでにコツコツ改造してみました。
DRX9255と言えば、その昔は定番中の定番ヘッドユニットでして、カーオーディオをやってる人なら知らない人はいない程の名機でした。(すでに過去形ですが・・)
中でもこの9255は、当店がいつもお世話になっている栃木のスペシャルショップ、インターショーでお馴染みの『ジムインダストリー』の金ちゃん事、大○さんちで10年ほど前に企画・改造をして販売された所謂チューニングバージョン・デッキの先駆けモデルでして、その名も『9255KV2』。

何度も繰り返し試聴をした末、音質向上に効果的な改造個所を探し出し、使用パーツを厳選した上でデッキ本体とDCコンバーター(電源)内部を改造し、さらに銅メッキ加工まで施された非常に手の込んだモデルでして、販売当時は一大大旋風となり全国から予約が殺到(自分もその一人・笑)!あっと言う間に完売となった幻の逸品です。
このモデルが無ければ現在メーカーで販売しているチューニング・モデルも無かったと言って過言ではありません。
今回は、それをさらに当店で改良(改造)したKVZ(とでも言っておきましょう・笑)です。。

各部オーバーホールで新品同様。
ここまで手を入れてやれば、この9255は後十年は戦えます。(笑)
KV2販売当時は、価格などの制約で手を入れられなかった箇所もありましたが、改めてバラして見ると改造のツボをしっかり押さえてありまして、さすが金ちゃんとでも言っておきましょうか・!?
さらに当時の定価が¥99,000-(だったかな?)でこのコストのかけ具合・・・、当時のアゼストの本気度がうかがえます。
今回の仕様は当時出来なかったボリューム、バッファ部、電源部、クロックなどをとことん煮詰めて最新鋭デッキへ宣戦布告!ばりに仕上げてみました。

後ろからは通常では在り得ない怪しいRCAケーブルが生えてますが・!?これは外部DAC(DAコンバーター)使用時に使うデジタル出力ラインです。
もっとも外部DAC使用時は、このフルチューン9255KVZも、ただのトランスポーターとなります。
この9255KVZは当店ディスプレーで毎日元気に稼働してますので、興味のある方は当店までご来店くださいませ。
因みに・・チューニングは趣味の一環としてやっている事ですが、今でも9255や後継モデルのD1を大事に使ってらっしゃる方は、当店にご来店、ご相談くださればオーバーホールをいたします!

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