『ウェスト・サイド・ストーリー イン・ステージ・アラウンド』  ミュージカル関係

今日は、午後から
親子3人で豊洲に出掛けました。

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駅入り口にある看板は、

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豊洲市場はお休みのお知らせ。

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こうしないと、行ってしまうんでしょうね。

ゆりかもめの窓から見える未来都市。

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まだまだ続く工事。
何が建つのでしょう。

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市場前駅で降りて、

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豊洲市場を横目で見ながら、

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目的地は、ここ、
ステージアラウンド東京

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前にも紹介しましたが、
ぐるりと周囲を舞台のセットが囲み、
客席が回るという仕掛けの劇場。

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演目は、これ。
「ウェスト・サイド・ストーリー」の来日公演。

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何回となく観ていますが、
ステージ・アラウンドでは
どんな演出をするのか興味があって、観に来ました。

最初に出会ったのは、もちろん映画が先で、
中学時代に初めて観て以来、
繰り返し観ている作品。
大学受験が終わったその日に観たのも、
この作品でした。
リバイバルのたびにも。

舞台は、宝塚も劇団四季も観ており、
厚生年金会館での来日公演には、親子で出掛けました。
ニューヨークでも観ており、
昨年の生演奏付き上映も観ています。

その時のことは、↓をクリック。
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20180804/archive

開場前のロビー。

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こんな注意書きも。

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席は12列目の中央という絶好の席。
このあたりでは客席の回転はあまり影響がありません。

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ジョージ・チャキリス、また来たんですね。

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2007年11月22日、
四季劇場[秋]で「ウェスト・サイド物語」を鑑賞し、
カーテンコールに登場。

2010年1月31日、
「午前十時の映画祭」のスペシャル・アンバサダーとして来日。
「ウエスト・サイド物語」の特別試写会では
女優の松坂慶子が花束を贈呈。
実は、この時、私と客席にいました。

主役のナタリー・ウッド、リチャード・ベイマーを差し置いて、
「ウェスト・サイド物語」といえば、チャキリスです。
今、85歳。

さて、ステージ・アラウンド公演。

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客席の方から回っていくため、
装置の出し入れの必要がなく、
従って、しっかりした装置を作ることができます。

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このドクの店の装置など、
二階建ての豪華な装置。
普通の舞台では、こうはいきません。

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「トゥナイト」のシーンでは、
非常階段の踊り場が、ぐうっとせりだして来て、
周囲はプロジェクションマッピングで宇宙空間に。

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高速道路下の装置は、意外とおとなしい。

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ラストシーンは、セントラルパークのベセスダ噴水に。

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えっ、ここはウェストサイドではないでしょう!

ラストシーンは、
マリアをはじめ、登場人物が一人去り二人去りしていくのが、
オリジナルの舞台と映画での演出でしたが、
今回の舞台では、
全員が舞台に残っての終幕でした。
なぜ?

なお、字幕で二つのチンピラ集団を
「ジェッツ」「シャークス」と表記していましたが、
映画のとおり「ジェット団」「シャーク団」とした方が
分かりやすくはないでしょうか。

今回の舞台成果は、
劇場機構を利用した新しい試み、ではあるものの、
それ以上の成果は感じられませんでした。
特に、出演者の二軍感が強く、
やはり、来日公演に付きまとう問題は払拭できませんでした。

ただ、移民問題など、
当時から解決していない課題が
今の問題として提起された感があります。

そして、つくづく感じたのは、
映画の成果
特にダンスシーンのカット割、
カメラの動きは、
やはり舞台を遥かに越えています。

そして、映画化に際してのすぐれた改変が、
光を放ちます。

その改変とは、

@舞台では、「マリア」をトニーが歌った後、
 そのまま「トゥナイト」の非常階段の場になり、
 それから「アメリカ」になるが、
 映画では「マリア」と「トゥナイト」の間に「アメリカ」を置いて、
 時間の経過を自然にしている。

A「アメリカ」は、
 舞台ではプエルトリコ人の女性同士の掛け合いだったのを
 映画ではアメリカにあこがれる女性陣と
 アメリカをくさす男性陣とに分けて、
 対比をくっきりさせている。
 音楽的にも際立つ。

B「クール」は、
 舞台では果たし合い前のはやる気持ちを抑えるための歌だったが、
 映画では、リフとベルナルドが死んでしまった後の
 若者たちの苦悩を押さえ込む歌とダンスになっていて、
 その絶望的な心理が際立つ形になっている。
 これなど、まさに天才的な改変。

C映画では、闘争後、一挙にたたみかけて盛り上げるが、
 そのため、
 舞台では後半にあった「ジー・オフィサー・クラプキ」と
 「アイ・フィール・プリティ」を前半に持って来た。
 コミックソングと明るい感じの曲は
 後半の緊迫感に合わない、という判断。
 正解。

D「サムホエア」が幻想のダンスシーンになって
 争いのない世界への憧憬となるシーンは、
 映画では全面カット。
 舞台では成立しても、
 リアリズムの映画にはふさわしくない、ということだろう。

このように、映画における改変はことごとく理に適っており、
あのような見事な緊迫感に満ちた後半となりました。
一度このように舞台でも演じてみたらどうか、
というのが、私の願望。

最後に、「ウェスト・サイド・ストーリー」は、
類似作品がありません
それこそ、
アーサー・ローレンツ(脚本)、
スティーヴン・ソンドハイム(作詞)、
レナード・バーンスタイン(作曲)、
ジェローム・ロビンス(演出・振付)という
天才たちを介して、
神の指が地上にたった一度触れた、
奇跡的な作品です。
その上、ロバート・ワイズ(監督)が加わって、
舞台以上の映画作品が生まれました。
その意味では、
オーソン・ウェルズ「市民ケーン」と双璧をなす、
というのが、私の感想です。

上演中はカメラは禁止ですが、
カーテンコールは撮影OK。

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私のカメラでは、顔が白く飛んでしまうので、
性能の良い、娘のスマホ写真を借用。

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幕が閉じると、↓のような画像が。

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まさにシネラマです。

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更にサービスが。

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退場の際、ドクの店のセットを見せてくれます。

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しっかり作られています。

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予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/fPuoafUPKeU

なお、11月からは、
同じ舞台装置を使って、
日本人キャストによる公演↓もあります。

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怖いもの見たさで、見てみたい。

その他、配られたチラシで気になったもの。

ロンドン初演台本、が魅力。

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これは日本人キャストでも大丈夫そう。

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今年8月のNY訪問時には終わっていて、
観れなかった作品。

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「ブラックコメディ」「エクウス」「アマデウス」の作者と謙さん。

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トニー賞授賞式  ミュージカル関係

今日は、第73回トニー賞の授賞式
WOWOWで生中継を観ることが出来ました。

毎回楽しみなオープニング。

ある建物の一室で、

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2度目の司会のジェームズ・コーデン
トニー賞関連のビデオを観ていて、
ちょっと疲れ気味な感じ。

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後の壁が上に上がると、

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その向こうに、授賞式の観客席が。

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振り返って驚くコーデン。

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すると、ソファーの背後からダンサーが登場。

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どういうマジックか、
続々と現れる。

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一緒に踊りだすコーデン。

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引き抜きで、タキシード姿に変身。

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ぎっしりの観客席に向かう。

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候補作の出演者たちが続々現れて、

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最後はご覧の有様。

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なかなか手の込んだ、
出色のオープニングでした。

今回のコーデンは、
観客席の俳優同士にケンカをするようけしかけたり、
天井桟敷席でインタビューしたり、
落選者の表情を予行演習したり、
なかなか面白い。

↓はトイレを使った小芝居。
司会者の重圧にトイレにこもるコーデン。
ツイッターで
「ニール・パトリック・ハリスに代われ」
などと書き込まれて腐っている。
と、隣のトイレから昨年の司会の二人が現れる。
緊張からこもっていたという。
「一年間も、ここにいたのか?」とコーデン。

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すると、更に隣のトイレから、
司会の実績のある
ニール・パトリック・ハリスが現れて・・・

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笑えた。

改めて紹介するが、
会場はニューヨークのラジオシティ・ミュージック・ホール

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客席が5854もある。

トニー賞のお楽しみは、
ミュージカル部門候補作のパフォーマンス。

↓は「エイント・トゥ・プラウド」

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コーラスグループのテンプターズの裏側を描く作品。
振り付け賞を受賞。

「トッツィー」は、
ダスティン・ホフマン主演の映画(1982)のミュージカル化で、

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売れない俳優が女装して役を獲得し、活路を見出す話。
このようなイケメンが

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ごく短時間で

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このような美女に変身。

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演じたサンティーノ・フォンタナ
ミュージカル主演男優賞を受賞。
他にミュージカル脚本賞も受賞。

「ビートルジュース」
ティム・バートンの映画(1988)からミュージカル化。

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舞台から客席にいるアダム・ドライバーに呼びかけて、

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「おい、お前、ハン・ソロを殺したろ。クールじゃないぜ」
言われたアダムは苦笑い。

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「プロム」はレズビアンの高校生が
ダンスパーティーへの参加を拒否されたことから起こる騒動。

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「ヘイディスタウン」は、
ギリシャ神話に基づいた作品。
亡くなった妻を夫が冥界まで連れ戻しにいく
「オルフェウスとエウリュディケ」を現代風に描き直したもの。
今年の大本命で、14部門にノミネート。

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以上の5作品がミュージカル作品賞候補。

「キス・ミー・ケイト」は、
ミュージカルのリバイバル作品賞にノミネート。

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もう一つのミュージカルのリバイバル作品賞候補の「オクラホマ!」は、

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歌もセリフもオリジナルのままで、
アメリカの抱える銃社会を告発する内容になっているという。
オペラでよくある「作り替え」。
ロジャースとハマーシュタイン二世が
そんなことを意図したとは思えない。
ミュージカル助演女優賞(アリ・ストローカー)を受賞。

プレゼンターとして、
シャーリー・ジョーンズが登場。
映画の「オクラホマ!」(1955)でデビューした方。
85歳です。

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作品賞候補ではないが、
「シェール・ショー」は、
往年の歌手・俳優のシェールの伝記ミュージカルで、
3人の女優がシェールを演ずる。

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ミュージカル主演女優賞(ステファニー・J・ブロック)と
衣装デザイン賞を受賞。

演劇作品賞候補なのに、パフォーマンスをしたのは、
「クワイア・ボーイ」

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演劇音響デザイン賞を受賞。

演劇作品賞「ザ・フェリーマン」

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英領北アイルランドの農場を舞台とした作品。
作品賞の他に
演出賞(サム・メンデス)、
装置デザイン賞、衣装デザイン賞を受賞。

同じくリバイバル作品賞「真夜中のパーティー」

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ミュージカルのリバイバル作品賞「オクラホマ!」

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同じく作品賞「ヘイディスタウン」

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作品賞の他に、演出賞(レイチェル・チャフキン)、
助演男優賞(アンドレ・デ・シールズ)、▽
装置デザイン賞、照明デザイン賞、音響デザイン賞
オリジナル楽曲賞
(アナイス・ミッチェル)▽
オーケストラ編曲賞
の8部門で受賞。

他の演劇部門では、
主演男優賞ブライアン・クランストン(ネットワーク)、
主演女優賞エレイン・メイ(ザ・ウェイバリー・ギャラリー)、
助演男優賞バーティ・カーベル(インク)、
助演女優賞シーリア・キーナン・ボルジャー(アラバマ物語)、
照明デザイン賞「インク」が選ばれた。

トニー賞が終わったので、
8月のニューヨーク訪問で観るミュージカルの選定を始めました。
チケットの価格が高くなっているので驚きました。
「ハミルトン」など、
良い席だと600ドル、
最後部の席でも300ドル。
他の作品でも、
良席は200ドルを越える。

満席の作品がいくつもあり、
それで強気なのかもしれないが、
もはやミュージカルは大衆のものではなくなったらしい。

ほぼ満席(98%以上)の作品は、
「エイント・トゥ・プラウド」
「アラジン」
「カム・フロム・アウェイ」
「デア・エヴァン・ハンセン」
「ヘイディスタウン」
「ハミルトン」
「オクラホマ!」
「ザ・ブック・オブ・モルモン」
「ライオン・キング」
「ウィキッド」
すごいね。


『The King and I』  ミュージカル関係

今日は昼過ぎに娘と一緒に日比谷に出掛け、
ここへ。

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中のTOHOシネマズで、

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これ↓を観るためです。

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2015年の19年ぶりリバイバルのブロードウェイ版に続き、
昨年7月から3カ月間、ロンドンのウエストエンドで上演された
渡辺謙さん主演の
「The King and I 王様と私」ビューイング

ブロードウェイ版と同じ
バートレット・シャー演出で、
ケリー・オハラルーシー・アン・マイルズも出演。
二人はこの作品で、
それぞれトニー賞の主演女優賞と助演女優賞を受賞。

1951年初演の
オスカー・ハマースタイン二世
リチャード・ロジャースの名コンビによる
古典的名作。

過去のブログでの
ロジャースとハマースタインについては、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20160825/archive

このビューイングは、
2月22・23・24日だけの限定上映
6回上映の最終回です。
チケットオープンと同時にサイトに入り、
まだ誰も取っていない中、
プレミアシートの一つ後の列のど真ん中という
ベストの席を確保しました。
後で完売に。

謙さんは風格ある王様。
フロデューサーが「ここに王様がいる」とオファーしたのもうなずけます。
その上、チャーミングユーモラス
王様を生き生きと演じます。
トニー賞主演男優賞ノミネートも納得です。

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ケニー・オハラとの息もぴったり。

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大沢たかおが重要な役で出演。

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なんといっても、見せ場は「シャル・ウィ・ダンス」。

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劇中劇「アンクル・トムの小屋」。

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クレジットに「ジェローム・ロビンスの振り付けをベースにした」
と表記されていました。

ロジャースの曲は、どれも明るく、楽しく、覚えやすい。
シャーの演出はスムーズで、
王様やアンナの心情を深く表現。

良いものを観た、
良い午後を過ごせた、
と幸福感に満ちて帰途に付きました。


ロンドン版予告編↓

https://youtu.be/XMVPVoYS11A

ハイライトシーン↓

https://youtu.be/mENjuZVmpPM

別のヴァージョン↓

https://youtu.be/Zy4PPoOeQhA


日本にも凱旋公演が予定され、
7月11日から8月4日まで
東急シアターオーブにて、
イギリスカンパニーの来日公演。

映画「王様と私」については、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20161213/archive



『ウエスト・サイド物語 シネマティック・フルオーケストラ・コンサート』  ミュージカル関係

今日は午後から娘と一緒に銀座に出て、
皮製品の店での買い物に付き合い、

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東京ミッドタウン日比谷を訪れ、

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いつも行く中華料理屋で腹こしらえをした後、

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ここ、国際フォーラムへ。

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ホールAで、

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↓のコンサートに参加しました。

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これです。

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バーンスタイン生誕100周年を記念した、
「ウエスト・サイド物語」のフルオーケストラ付きの上映会
こういう生演奏付き上映イベントはどんどん増えていますが、
「ウエスト・サイド物語」ときては、
行かざるをえません。

1957年、ブロードウェイでの初演以来、
世界中で上演され続けている、
ミュージカルの金字塔です。

1961年映画化され、

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アカデミー賞を10部門で受賞した名作中の名作。
たびたびリバイバルされ、
その都度、観るはめに。

「午前十時の映画祭」の特別試写会で観た時のことは、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20100131/archive

「午前十時の映画祭」で観た時のことは、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20110812/archive

今回の上映は、オーケストラ付き。
新しい音響技術により、
歌、台詞、効果音をトラックに残しながら、
オーケストラの演奏部分のみを機械に認識させ、分離。
これにより、映画の音源である歌に合わせて
オーケストラが生演奏を行うことが可能になったのです。

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しかし、ことはそう簡単ではありません。
楽譜がないのです。
映画製作時の演奏で使われた
オリジナルの編曲資料は全てなくなってしまっており、
14か月に及ぶ調査の結果、
アメリカ中の図書館のアーカイブや個人のコレクションの中に
宝物ともいうべき資料を数多く発見。
また、映画版の編曲を担当したシド・ラミン、
指揮者・音楽監督のジョニー・グリーン、
監督のロバート・ワイズ、
プロデューサーのウォルター・ミリッシュの個人所蔵アーカイブからも
数々の資料が発見され、
映画版の全スコアを完成させるのに必要な
素材を揃えることができたのです。

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本公演の生演奏用にオーケストレーションを復元・再構築したのは、
バーンスタイン事務所のシニア・ミュージック・エディターである
ガース・エドウィン・サンダーランド
スコアの再構築を仕上げた後は、
新たに完成した譜面と
サウンドトラックアルバムとの照合作業が必要で、
映画版の音源には映像編集者の手で
数々のカットや微調整が加えられており、
こうしたディティールをも譜面に反映する必要があったのです。

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そして、最後に残された作業は、
映画とシンクロして生演奏する際に
指揮者が必要とする情報を、正確にスコアに落とし込むこと。

それには幾つかのシステムを用いることになり、
まず、指揮者とミュージシャンがヘッドホンを通じて、
劇中のそれぞれのキーポイントで
映画のテンポを示すきっかけ音を聞き取れるように設定し、
指揮者用のビデオモニター画面上で、
曲の導入部や終わり、テンポの上げ下げ、
きっかけ音が入るタイミングなどを知らせる
カラーバーを表示したりしました。

これらすべての結晶として出来上がったのが、
このコンサートなのです。

2011年6月にハリウッドボウルにて初演され、

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今回はバーンスタイン生誕100周年を記念してのコンサート。
指揮は、バーンスタインの最後の愛弟子、佐渡裕で、
恩師バーンスタインに捧ぐ、
佐渡裕の「ウエスト・サイド物語」でもあります。

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演奏プログラムは次のとおり。

1 部

1. OVERTURE 序曲
2. PROLOGUE プロローグ
3. JETS SONG ジェット・ソング
4. SOMETHING'S COMING 何かが起こりそう
5. DANCE AT THE GYM 体育館でのダンスパーティー
 5A. BLUES ブルース
 5B. PROMENADE  プロムナード
 5C. MAMBO マンボ
 5D.CHA-CHAチャチャ
 5E. MEETING SCENE 出会いのシーン
 5F. JAMP ジャンプ
6. MARIAマリア
7. AMERICAアメリカ
8. BALCONY SCENEバルコニーシーン
9. GEE, OFFICER KRUPKEクラプキ巡査への悪口
10. COAT OVER SHOULDERジャケットを肩に掛けるトニー

休憩 20 分

2 部

11. I FEEL PRETTY アイ・フィール・プリティ
12. ONE HAND, ONE HEART ワンハンド・ワンハート
13. TONIGHT トゥナイト
14. THE RUMBLE決闘
15. ROOFTOP ルーフトップ
16. HE KILLED YOUR BROTHER彼が兄さんを殺した
17. KILLER, KILLER人殺し!
18. SOMEWHERE サムホエア
19. A-RAB SHADOWS ママ
20. COOLクール
21. THANKS, DADDY-O ありがとう、兄貴
22. A BOY LIKE THAT AND I HAVE LOVE あんな男に〜私は愛している
23. TAUNTING SCENEあざけりの場面
24. FINALEフィナーレ
25. END TITLE エンド・タイトル

舞台の休憩は「決闘」の後に入りますが、
このコンサートは独自の休憩。
第1部と第2部の切れ目は、
一日目と二日目の切れ目
そう、この映画は2日間の出来事なのです。

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今回の席は↓。

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アップ。

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このあたりは、M席といい、
前方すぎて、スクリーンの下部が一部見えない席。
通常のS席より500円安い。
S席は良い席は全く残っていなかったので、
この席を選定。
オーケストラの音がよく聴こえるだろうと期待しました。

会場に入って、席に行ってびっくり。
オーケストラボックスに舞台を設定したことで、
最前列になっていたのです。

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見え方は、↓。

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指揮者の姿が常に画面にかぶります。

1階の一番後から見たところ。

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遠いですね。

音響調整台から見たところ。

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この位置が一番音響的にすぐれた席になります。

開演時間約10分前に佐渡裕のオープニングトークがあり、
小学校5年生の時に初めて小遣いで買ったレコードが
バーンスタインの「マーラー交響曲第1番」だったといいます。
もうその時に師弟関係は出来ていたんですね。

100名のフルオーケストラ付きの上映が始まると、
泣きそうになりました。

最前列なので、
スピーカーを通さない、
生のオーケストラの演奏が耳に届きます。

舞台の一番前に置かれた↓のスピーカーは、セリフや歌を
前の方の列の観客に伝えるためのもの。

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ある程度から後の観客は、
左右の大きなスピーカーからの演奏音と歌声で聴くことになります。

つまり、私たちの席は、
本当の生演奏が聴ける、最高の席

しかし,観ていて、
これは大変なことだと分かりました。
演奏に歌を合わせるのではなく、
歌に演奏を合わせるのです。
1音遅れても、早くても、台無しになります。

指揮者の譜面台の向こうにあるディスプレイには、
白だの緑だの赤だのバーが左から右に移動しています。
どうやら、最初の白いバーで準備をし、
緑のバーが一番右端に来た時が
タクトを振り下ろす時のようです。

トークで佐渡さんが
「テレビゲームのようなことをする」
と言っていましたが、
まさに音ゲー(音楽ゲーム)。
佐渡さんは、
「バーンスタイン先生なら、引き受けないでしょう」
とも。

演奏が終了した後、
佐渡さんは涙ぐんでいました。
師匠の最高傑作の指揮をすることが出来て、
感無量だったのでしょう。

映画の方は、
今観ても、音楽と振り付けは斬新
古びていません。
特に振り付けは、
これ以上のものがまだ現れていないのでしょう。

私が初めて観たのは、
1962年春
中学2年生の時。
夢中になりました。

それから56年たって、
生演奏のオーケストラ付きで観られるとは。
なんという幸福。
娘と共に至福の夜を過ごしました。

公式予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/xXqxVDnRJkk

ニューヨークの2009年再演を観た時のことは、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20090913/archive


トニー賞授賞式  ミュージカル関係

今日は、朝9時から
第72回トニー賞授賞式
アカデミー賞授賞式のある2月から
トニー賞授賞式のある6月までが
WOWOWの契約期間となります。

いつに変わらぬ素晴らしいパフォーマンスの数々を観ながら、
どの部分をブログで紹介しようか、
と考えていて、
はっと思い当たりました。

デジカメを修理に出してしまった!

先週火曜日、有楽町に出た時、
ビックカメラに修理を依頼して預けてしまったのです。
ちょっと先が読めなかった。

従って、
今日は放送関係なしのレポートになります。


トニー賞の対象作品は、
ニューヨーク・ブロードウェイの劇場で、
昨年5月から今年4月までの間に初演を迎えた作品。

特に、膨大な資金が必要なミュージカルは
新作が少なく、
今年はわずか7作品。
(前年は12作品)
その中でも優秀な作品は限られますので、
少数の作品に候補が集中してしまいます。

今年の新作ミュージカル作品賞候補は、
次の4作品。

アナと雪の女王
ミーン・ガールズ
スポンジボブ
迷子の警察音楽隊

うち、「アナと雪の女王」は3部門
「ミーン・ガールズ」「スポンジボブ」は各12部門
「迷子の警察音楽隊」は11部門にノミネート。
いかに寡占状態かが分かるでしょう。

「アナと雪の女王」は、
大ヒットディズニーアニメ映画のミュージカル化。
「リメンバー・ミー」でアカデミー歌曲賞を獲得した
ロペス夫妻の作曲です。

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「ミーン・ガールズ」も、
2004年公開の映画のミュージカル化。

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「スポンジ・ボブ」は人気アニメのミュージカル化。

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「迷子の警察音楽隊」は、
2007年公開のイスラエル映画のミュージカル化。
オフ・ブロードウェイでの評価が高く、
ブロードウェイに進出した作品。

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つまり、4作品全てが映像から舞台へという経過をたどったもの。
この傾向はますます広がりそうです。

それぞれの作品の動画は、↓をクリック。

アナと雪の女王

ミーン・ガールズ

スポンジボブ

迷子の警察音楽隊


一方、リバイバル・ミュージカル作品賞の候補は、

マイ・フェア・レディ
回転木馬
アイランド

の3作品。

「マイ・フェア・レディ」は、
アラン・J・ラーナーとフレデリック・ロウのコンビの作品で、
1956年の初演以来、
4度目のリバイバル。
視点が今の「Me Too」運動を反映してか、
自立性の高いイライザとなっているそうです。

「回転木馬」は、
リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタインU世のミュージカル。
1945年の初演以来、
今回が3度目のリバイバル。
ダンス重視の演出がされ、
回転木馬はダンサーのダンスで表現されています。

「アイランド」は、
「アナスタシア」のソングライターコンビである
リン・アーヘンスとステファン・フラハティの手がけたミュージカル。
1990年の初演以来、初のリバイバル。

それぞれの動画は、↓をクリック。

マイ・フェア・レディ

回転木馬

アイランド


演劇(ストレートプレイ)の作品賞候補は、

チルドレン
ファリネッリ・アンド・ザ・キング
ハリー・ポッターと呪いの子
ジャンク
ラテン・ヒストリー・フォー・モロンズ

演劇リバイバル作品賞候補は、次の5作品。

エンジェルス・イン・アメリカ
幸せの背くらべ
氷人来たる
ロビー・ヒーロー
トラヴェスティーズ



授賞結果は、

ミュージカル部門では、
「迷子の警察音楽隊(The Band’s Visit)」が、
次の10部門で受賞。

作品賞
主演男優賞(トニー・シャルーブ)
主演女優賞(カトリーナ・レンク)
助演男優賞(アリエル・スタッチェル)
演出賞(デヴィッド・クローマー)
脚本賞
照明デザイン賞
音響デザイン賞
オリジナル楽曲賞
(デヴィッド・ヤズベック)
編曲賞

「回転木馬」が次の2部門で受賞。

助演女優賞(リンジー・メンデス)
振付賞

次の作品が各1部門で受賞。

「アイランド」:リバイバル作品賞
「スポンジボブ」:装置デザイン賞
「マイ・フェア・レディ」:衣装デザイン賞

演劇部門では、

「ハリー・ポッターと呪いの子」が次の6部門で受賞。

作品賞
演出賞(ジョン・ティファニー)
装置デザイン賞
衣装デザイン賞
照明デザイン賞
音響デザイン賞

「エンジェルス・イン・アメリカ」が次の3部門で受賞。

リバイバル作品賞
主演男優賞(アンドリュー・ガーフィールド)
助演男優賞(ネイサン・レイン)

「幸せの背くらべ」が次の2部門で受賞。

主演女優賞(グレンダ・ジャクソン)
助演女優賞(ローリー・メトカーフ)


ところで、
「エンジェルス・イン・アメリカ」は2部構成で、
1部、2部共に4時間を越す大作。
「ハリー・ポッターと呪いの子」も2部構成で、
1部2時間40分、2部2時間35分と、
5時間を越える大作。
実は、物語が2部を観て初めて判然とすることがあり、
そこで、第1部を観た観客に対して出口で
「秘密を守ります」という缶バッヂを配り、
第2部を観た時も同様の缶バッヂをいただく。
ただし、第1部の缶バッヂを持参した人にしか、
第2部の缶バッヂは配らないということになっているそうです。
どんな話なんでしょうね。

しかし、トニー賞授賞式が終わると、
何だか空気が抜けたみたいになってしまいます。






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