映画『ギルティ』(リメイク版)  映画関係

[映画紹介]

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このブログでも紹介したデンマークの映画↓を

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ハリウッドででリメイク。
それも、ジェイク・ギレンホールというスターを起用しての本気のリメイク。
監督は、「トレーニングデイ」「イコライザー」の一流監督アントワーン・フークア
いやがおうにも期待が高まる中、
10月1日からNetflixで配信
その前に少数の映画館で限定公開。

内容はオリジナルほとんどそのまま、
緊急通話センター(911。日本で言う119番)の
室内だけで展開されるサスペンス。

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つまらない通報でうんざりしている警察官が
緊迫感のある女性の電話に、
背後に聞こえる男性の声から
「誘拐されたのではないか」とピンと来る。
車の所在場所をおおまかに把握して、パトカーを向かわせる。
一方、電話の女性の家に警官を向かわせると、
子供が二人取り残されており、
うち一人が傷つけられていた。
また、女性と一緒にいると思われる男性(元夫)を判明させ、
車が向かっている場所を割り出し・・・
と、一本の通報電話をもとに、
犯罪の防止に役立てるが・・・

という基本線は全く同じ。

大きな変更は場所をロサンゼルスにし、
大規模な山火事が発生中という設定にしたこと。
それにより、警察が動きが取れず、
視界も不良という状況を作り出す。

もう一つの大きな変更は、主人公のキャラクターで、
冷静沈着なオリジナルの警察官に対し、
リメイク版は、心身共に病んだ男に設定している。
主人公は喘息持ちで吸引機に頼っているし、
離婚状態で娘に会いたいと希望しているがかなわない。
携帯電話の待ち受け画面に娘の写真を載せている。

翌日に控えた裁判のからみはリメイク版の方が分かりやすい。
誘拐事件を通じての主人公の心変わりも明確だ。

また、傷ついた子供は、
オリジナルでは死ぬが、
リメイク版では命をとりとめる

という違いがあるが、
オリジナル版、リメイク版共に、
緊急連絡室の中、
終始主人公にカメラが向けられているという状況は同じ。
というか、緊急通話センターに限定した映画作りに魅力を感じて
リメイクしたのだろう。

しかし、パトカーが疑いのある車に接触する場面などが
2回ほど挟まるのは、
基本からの逸脱。
主人公の想像の世界での出来事とも取れるが、
余計な描写だ。

緊張感が解けず、
終始サスペンスが持続する両作品だった。
映画の長さはオリジナルが1時間28分、
リメイク版が1時間31分とほぼ同じ。

イーサン・ホーク、ポール・ダノ
声だけの出演をしている。

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/V46bZlRyvFA

オリジナル版の感想ブログは、↓をクリック。

映画「ギルティ」(オリジナル版)

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映画『空白』  映画関係

[映画紹介]

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万引き事件と、それに連動して起こった
交通事故死を巡る人間ドラマ。

ちっぽけな食品スーパーを
急死した父親から引き継いだ店長の青柳直人は、
化粧品売り場で万引きしようとした女子中学生を
奥の事務所に連行、
日頃から頻発する万引きに、中学生に目を付けていたらしい。
しかし、逃げ出した中学生を追って国道に向かい、
道路に飛び出した中学生は、
乗用車にはねられて反対車線に投げ出され、
運悪く通った大型トラックに轢かれて死亡してしまう。
しかし、娘の死に納得できない漁師の父親・添田充は、
事故の関係者たちを次第に追い詰めていく。

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という状況を
スーパーの店長、
添田と離婚している中学生の母親、
中学生の担任教師、
おせっかいな店員、
最初に中学生をはねた乗用車の運転女性、
漁師に雇われた青年らを
マスコミの動向と併せて過不足なく描写する。

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特に、漁師である父親は一種のモンスターと化し、
学校でいじめがあったのではないかと
生徒たちにアンケートを強要し、
店長には、娘に痴漢行為をしたのではないかと
理不尽な疑いをぶつける。
しかし、その途中、娘に対しては良い父親ではなく、
何一つ娘を理解していなかったことを元妻から指摘される。

スーパーの店員の中年女性は、
正義感を振りかざし、
店長を擁護するが、
それが店長にとっては重圧であることに気付かない。
こういう人はよくいる。
この人も孤独。

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担任教師は自分を責め、
「今になって理解者のふりをするのはずるい」
と同僚教師に指摘される。

マスコミの取材攻勢も問題で、
インタビューに応じた店長のコメントは、
都合のよいところだけをつまんで放送される。
そして、新しい事件が起これば、
波が引くように来なくなる。

最初に中学生をはねた乗用車の運転手の女性は、
謝罪を受け入れない添田の対応に自分を責め続け、
自殺するが、
女性の母親は通夜の場に訪れた添田と対峙する。
「絶対謝んねえぞ」とうそぶく添田に対して
母親が口にしたのは意外な言葉だった。

というわけで、一つの事件を巡っての
人間模様
を大変ていねいに描くこの作品、
監督の吉田恵輔は、前作「ブルー」でもいい仕事をしたが、
今回も日本映画の良さを体現した作品を作り上げた。

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父親・添田充を古田新太が演じ、さすがの出来。
スーパーの店長・青柳は松坂桃李だが、
やはり力量不足は否めない。
添田の元妻に田畑智子、担任教師に趣里
うざったい中年女性店員に寺島しのぶ
自殺した女性運転手の母に片岡礼子
亡くなる中学生の伊東蒼は、適役。
添田を妙に慕う漁師見習いに藤原季節 
ら演技陣も充実。
吉田監督の演技を見る目は確かだ。

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最後にさりげない描写で青柳が癒されるところ、
娘が描いた絵を見て、添田がある発見をするところなど、
脚本(吉田監督自身のオリジナル)の手腕も確かだ。
この作品に脚本賞を与えなかったら、
日本アカデミー賞は信用できない。

「罪」と「赦し」と、
人を理解することの難しさを描いて、
日本映画の秀作が誕生した。

5段階評価の「5」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/3zPK3uBuCRk

新宿ピカデリー他で上映中。

角川シネマ有楽町で見たが、
平日とはいえ、観客10人は、いくらなんでも寂しい。

「BLUE/ブルー」の紹介ブログは、↓をクリック。

「BLUE/ブルー」

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映画『クーリエ:最高機密の運び屋』  映画関係

[映画紹介]

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東西冷戦下の1960年。
アメリカとソ連はミサイル開発の競争をし、
世界は一触即発の危機にあった。
東欧諸国に工業製品を卸すイギリスのセールスマン、
グレヴィル・ウィンは、
CIA(アメリカ中央情報局)と
M16(イギリス情報局秘密情報部)の依頼で、
ソ連の機密情報の運び屋としての任務を引き受けることになった。
ウィンはセールスマンとして頻繁に東欧を訪れており、
商売人の顔をしたウィンならば、
ソ連当局に怪しまれることなく
任務を遂行することができるとM16は考えたのだ。

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モスクワを訪れたウィンは、
GRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の高官
オレグ・ペンコフスキーと接触、
預かった機密情報を運び屋(クーリエ)として、
ロンドンに持ち帰った。
ペンコフスキーは、フルシチョフ首相の資質に疑問を持ち、
こんな人物が核のボタンに指をかけていることを憂慮していた。

それから2年間、ウィンは情報の中身を知らないまま、
運び屋の仕事をし続けた。
そのため、妻からは、
モスクワに愛人がいると疑われたりもする。
ペンコフスキーとの間に友情と共感が生まれる。

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やがて、ペンコフスキーの情報が更に重要度を高める事態が生じた。
1962年、アメリカのすぐお膝元の社会主義国キューバに、
ソ連は核ミサイル基地の建設を仕掛けたのだ。
ペンコフスキーのもたらしたミサイル配備の地図等で
事実を確認したアメリカは、ソ連に撤去を求め、
海上封鎖を実行する。
ソ連が引くか、それとも核戦争が勃発するのか、
世界は震撼する・・・。

結果的にソ連がミサイルを撤去し、
世界は滅亡の瀬戸際を逃れることになるが、
「世界が核戦争に最も近づいた13日」
と言われている。

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一方、ペンコフスキーの周辺に捜査が進んだ状況から、
ウィンも疑われ、もはやソ連入りは危険だったが、
ペンコフスキーに亡命計画を伝えるために、
M16の反対を押し切って、ウィンはモスクワを訪ね、
逮捕、拘束されてしまう。
ペンコフスキーも亡命直前に逮捕され、
二人はそれぞれ獄舎につながれる。
ソ連に有利な証言をすれば、釈放されるのだが、
ウィンは頑なに署名を拒む。

後年、スパイとの人質交換でウィンは帰国するが、
ペンコフスキーは処刑されてしまう。

激動する歴史の重要局面での、
名も無き人々の功績
スパイ経験などない素人の一般市民が
スパイとして危険な任務につく勇気。
祖国への裏切り者となったペンコフスキーの
「世界を平和な場所にしたい」という思い。
もし、二人の働きが無かったら、
キューバ危機は回避されず、
世界は核戦争に突入していたかもしれない。
だから、獄舎でペンコフスキーと面会したウィンが
「君のおかげで平和が保たれた。
君はなし遂げたんだ」

と励ます場面では、
涙が出た。
ウィン自身も情報の中身を知らなかったのだから、
知らず知らずのうちに
核戦争回避に貢献したのが嬉しかったのだ。

そうした歴史を背負った一人のセールスマンの姿を
ベネディクト・カンバーバッチが全力を懸けて演ずる。

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なにしろ、坊主頭になり、体重を減らし、やせ細った姿をさらすのだ。
ペレコフスキーを演じたジョージアの俳優メラーブ・ニニッゼも好演。

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監督はドミニク・クック
緊張感に満ちたスパイ映画の醍醐味が最後まで継続する。

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歴史の裏面を描く、見応えのある作品だ。

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/Z2asI1gcXxA

拡大上映中。

「キューバ危機」から59年。
核弾頭は抑止力となり、
今だ世界は滅亡に至っていない。
だが、核弾頭ミサイルを保有する国は増え続け、
その台数も未曾有の多きに至っている。
このまま人類は叡知で生き延びるのか、
それとも・・・

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映画『アイダよ、何処へ?』  映画関係

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ボスニア紛争の際、
1995年に起こった
「スレブレニツァの虐殺」を描く作品。

ボスニアは、ここ↓。

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スレブレニツァは、ここ↓。

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旧ユーゴスラヴィア連邦は、構成する国が次々と独立したが、
その際、深刻な民族間闘争が発生した。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナもその一つ。

紛争に至るまで、ボスニアには、
ボシュニャク人(ムスリム人、イスラム教徒、人口比約44%)、
セルビア人(セルビア正教徒、人口比約31%)、
クロアチア人(カトリック教徒、人口比約17%)
の3民族が人口比率の上で拮抗していた。
1990年にユーゴスラビアが民主化され、
複数政党制が導入されると、
その構成国であったボスニア・ヘルツェゴビナでは
それまで禁じられていた民族主義勢力が選挙で勝利を収め、
ボシュニャク人のアリヤ・イゼトベゴヴィッチが大統領に選出された。

これに対して、数の上で最大のボシュニャク人による支配を嫌い、
クロアチア人とセルビア人の民族主義者は
中央政府を去り、
国内にそれぞれ民族独自の共同体
ヘルツェグ=ボスナ・クロアチア人共和国
およびスルプスカ共和国を設立し、
両者とボスニア・ヘルツェゴビナ中央政府の3者による
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争へと発展した。
人口435万人のうち、
死者20万人、200万人以上の難民・避難民を発生させた。

セルビアに近いボスニア東部では、
主にボシュニャク人とセルビア人の間で激しい衝突が起こった。
ボスニア東部の町々は、
セルビア人勢力の侵攻によって陥落。
南北のセルビア人地域をつなぎ、
地理的に連続で民族的に純粋な領土を確保する目的だった。

スレブレニツァには
周辺地域から逃れてきた多くのボシュニャク人が流れ込み、
四方をセルビア人勢力に包囲され、孤立した。
スレブレニツァは国連によって安全地帯に指定されていたが、
1995年7月、セルビア人勢力は
スレブレニツァに侵入をはじめ、ついに制圧。
武装したオランダ軍の国際連合平和維持活動隊がいたが、
物資の不足したわずか400人の国連軍は全く無力であり、
セルビア人勢力による即決処刑や強姦、破壊が繰り返された。
残された市民は男性と女性に分けられ、
女性はボスニア政府側に引き渡され、
男性は数箇所に分けられて拘留され、
そのほとんどが、
7月13日から22日頃にかけて、
組織的、計画的に、順次殺害されていった。
殺害された者の大半は成人あるいは十代の男性であったが、
それに満たない子どもや女性、老人もまた殺害されている。
遺体は、工事用のブルドーザーによってまとめて遺棄された。

「スレブレニツァの虐殺」は、
第二次世界大戦以降、ヨーロッパで最大の大量虐殺事件
アジアでも中東でもアフリカでもなく、
文明圏ヨーロッパで、
わずか四半世紀前に起こった出来事だ。
軍人でもない、無辜の一般市民が8千人も虐殺された。
なぜこんなことが起こったか
宗教と民族がからむと、
このようなことが行われるのである。

2004年、ハーグにある
旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷での裁判において、
満場一致のもと、スレブレニツァの虐殺は
ジェノサイドであると認定された。

ボスニア・ヘルツェゴビナの連邦行方不明者委員会による、
スレブレニツァで殺害されるか行方不明となった人々の一覧には、
8373人の名前が掲載されている。
2008年12月までの段階で、
およそ5800人の遺体がDNA調査によって身元特定され、
3215人がポトチャリのスレブレニツァ虐殺記念館にて埋葬された。

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こうした顛末を、
すさまじい臨場感で描ききるのがこの作品。
映画は、避難場所を求める2万人の市民が、
町の外れにある国連施設に殺到するところから始まる。

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狭い施設に全員を収容することは出来ず、
ゲートで遮断される。
あきらめた者は、森に身を隠す。

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国連保護軍の通訳として働くアイダは、
夫と二人の息子を強引に施設内に招き入れるが、
セルビア人勢力は、ボシュニャク人の移送を開始する。
移送とは名ばかりで、集団虐殺されることは分かっていた。
施設内にいる人も強制的に連行される。
中には、女性を装ってバスに乗ろうとするが、発見される者もいる。
無力な国連軍は撤退を決定、
アイダは夫と息子をリストに加えてもらおうとするが、拒否。
施設内に匿うが発見され、連行されていく。
その後、夫は息子は近所の建物内で銃殺された。

これらの経過の描写は、
その夜、眠れなくなるほどの衝撃だ。
夫と息子の命を救うために、
施設内を駆け回る
アイダを演ずるヤスナ・ジュリチッチの面構えが凄い。

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監督は、デビュー作「サラエボの花」(2006)以降、
一貫してボスニア紛争の傷跡を描き続けてきた
ヤスミラ・ジュバニッチ監督。(脚本も)
先のアカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。


原題は「Quo Vadis, Aida?」。
ラテン語「Quo vadis, Domine?」から来る。
新約聖書「ヨハネによる福音書」の第13章36節にある言葉だが、
それよりも、ペテロを巡る伝承の方が有名。

西暦1世紀、暴君ネロ治世下のローマ帝国における
キリスト教徒への迫害は日を追うごとに激しくなり、
イエスの一番弟子ペテロは
最後までローマにとどまるつもりであったが、
周囲の人々の強い要請により、
渋々ながらローマを離れることに同意した。
夜中に出発してアッピア街道を歩いていたペトロは、
夜明けの光の中に、こちらに来るイエス・キリストの姿を見る。
ペトロは驚き、ひざまずき、尋ねた。
「Quo vadis, Domine?」<主よ何処(いずこ)へ? >
すると、イエスはこう答える。
「あなたが、私の信徒を見捨てるならば、
私がローマに行って
もう一度十字架にかかるであろう」
その言葉に反省したペテロは、
元来た道を引き返し、
ローマで捕らえられ、逆さ十字架にかかって殉教する。
今のサン・ピエトロ寺院は、
その殉教の場所の上に建てられたと言われる。

アッピア街道には、
今も「クォ・ヴァディスの教会」が建っていて、
私は、この小さな教会を訪ねたことがある。

これを題材として書かれたのが、
ポーランドの作家ヘンリク・シェンキェヴィチによる歴史小説
「クォ・ヴァディス: ネロの時代の物語」
この小説はシェンキェヴィチのノーベル文学賞受賞(1905年)に貢献したとされる。

何度も舞台化、映画化されており、
1951年にハリウッドで制作された映画「クォ・ヴァディス」が有名。

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監督はマーヴィン・ルロイ、
出演はロバート・テイラー、デボラ・カー、ピーター・ユスティノフ。
アカデミー賞では作品賞を始め7部門
(助演男優賞は2人なので8候補)にノミネートされたが、
受賞には至らなかった。

5段階評価の「4.5」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/VyQRzvqV3Z8

ル・シネマ他で上映中。


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映画『シャン・チー』  映画関係

[映画紹介]

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「マーベル・シネマティック・ユニバース」の第25作目で、
「アベンジャーズ/ エンドゲーム」のその後の世界を描く。
新キャラクターで、アジア人初のヒーローが、シャン・チー。

サンフランシスコのホテルで駐車係をしているシャン・チーは、
ひょんなことから事件に巻き込まれ、
隠していた格闘技の能力を披露することになってしまう。
実はシャン・チーは駐車係は世を忍ぶ仮の姿。
伝説の腕輪《テン・リングス》を操る
父親のもとで、
後継者として武闘の訓練を受けていたが、
父親の命令にそむいて組織を離脱、
過去の自分と決別して平凡な一般人として暮らしていたのだ。

意に反して、封印した過去を自ら暴いてしまったシャン・チーは、
青い石のペンダントを奪われ、
もう一つのペンダントを持つ妹に会うため、
マカオに出掛けるが、
そこに待ち受けていたのは、
父親の率いる犯罪組織テン・リングスの一味だった。
父親が世界を恐怖に陥れようとするのを阻止するため、
シャン・チーは、伝説の秘境ター・ローを訪ねるが・・・

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冒頭、不老不死のリングを手にした父親が
母親と出会い、シャン・チーを生むまでの経過が、
素晴らしいテンポで描かれ、
西洋講談風の物語の世界に観客を引き込む。
それに続いて、サンフランシスコでの
連結バス内でのアクション、
マカオでの高層ビルの周囲の足場でのアクションと、
息つく暇もない。
中国人の主人公らしく、
カンフーを使った見事な手さばき、足さばき。
どうやって撮ったのか不思議なほど、
見たことのないアクションシーンが展開する。

後半はCGの多用が目立って、
カンフーアクションの魅力は影をひそめてしまうのは、残念。

シャン・チーをスタントマンのシム・リウが演じて魅力的。

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父親を「インファナル・アフェア」のトニー・レオン

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伯母を「クレイジー・リッチ!」のミシェル・ヨーと、
超豪華中国人キャスト。
更にアクションはしないが、「フェアウェル」のオークワフィナが、
高校時代からの親友として、お笑い場面を引き受ける。
「ホテル・カリフォルニア」ネタが笑わせる。
この歌は、エンドクレジットでも流れる。
他にベン・キングズレーが登場。
監督はデスティン・ダニエル・クレットン

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/X-0OtNj5Z4Y

拡大公開中。

特別映像は、↓をクリック。

https://youtu.be/z5z5YLm4ITI

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