映画『プラド美術館』  映画関係

[映画紹介]

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スペインの首都、マドリードにあるプラド美術館は、
15世紀から19世紀にかけて
歴代のスペイン王室が買い集めた美術品の宝庫。
毎年約300万人もの美術愛好家が訪れる
ヨーロッパ屈指の美術館。
世界三大美術館には入らないが、
五大美術館には入る。

そのプラド美術館が、
2019年11月9日に開館200周年を迎えたのに際し作られた
ドキュメンタリー。

ベラスケスやゴヤ、エル・グレコなどの作品を
大画面で堪能出来るかと期待したが、
期待は裏切られた。

とにかく、冗舌
のべつ誰かがしゃべっている。
全体のナレーションはジェレミー・アイアンズが担当し、

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ミゲル・ファロミール館長やベテラン学芸員が解説。

監督の関心は美術品よりプラドの歴史、スペインの歴史に
興味があるのではないかと思われるほど、
絵はあっという間に次に移ってしまう。
その間に自然や建物や他の映像がはさまる。
延々とフラメンコの踊りを見せられたりする。
ナレーターや解説者の映像など、一度出せば十分。
もっと絵画を見せてくれ。

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今のドキュメンタリーは、
ナレーションは極力抑えて、
映像で語らせる
というのが主流なのだが、
(たとえば、このブログでも紹介した「ハニーランド」など)
この作品は、その逆をいく。
まるで学術論文を聞くがごとし。
そんなもの、文字で読めばいい。
映画なんだから、映像で語らせてほしい。

監督はヴァレリア・ パリシ
初長編作品に狂喜して、
研究した素材を全部ぶち込んだ感じで、
焦点が絞りきれなかった。

プラド美術館の館長を務めたことのあるピカソは
「芸術は日々の生活のほこりを、
 魂から洗い流してくれる」

と言ったそうだが、
まさに至言。

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/Qsnsbuq7n8A

ヒューマントラストシネマ有楽町他で上映中。


私がプラド美術館を訪問した時のブログは、
↓をクリック。

マドリッド

久しぶりに読んだが、
写真満載で、
改めて、名画を堪能。

タグ: 映画

映画『ステップ』  映画関係

[映画紹介]

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結婚3年目、
30歳という若さで妻を亡くした武田健一は、
引き取ろうかという義父母の提案と、
養子にしたいという義兄夫婦の申し出を断って、
娘の美紀を男出一つで育てることに決める。
そのために好成績だった営業の部署から
フレックスタイムの総務に異動させてもらい、
夕方4時には退社して、
保育園に迎えに行く生活となった。

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という2歳から小学校の卒業までの10年間の
シングルファーザーの苦闘を描く。
仕事と両立する毎日は、
予想を越える大変さで、
少しの愛情の欠如も敏感に反映してしまう娘の心、
母の日の絵を巡る、小学校での悩み、
家の暮らしの発表で、
「お母さんは家にいる」と言ったのを
嘘と受け止められてしまう悲しみ。
美紀にとって、亡くなった母は今も家にいるのに。
実の息子として扱ってくれる
義父母との絆。
ようやく見つけた再婚相手への美紀の拒絶反応、
退職した義父の心臓病と別れ。
10年間の起伏をていねいに描いていく。

原作は重松清

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重松作品らしい、きめの細かい描写。
そして、重松作品らしい、
周囲の愛情あふれる人たち。
保育園の先生も、
元の上司も、みんないい人だ。

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介護と同様、
やってみなければ分からない大変さ。
さいわい、我が家は妻は健康で、
分担して家庭はうまく回った。
その一つだけでも幸運だったのだと分かる。

家から保育園や学校までの道で、
電車の線路を渡る高架橋が効果的に使われている。
山田孝之はいつもと違う役どころを上手にこなす。

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義父の國村隼、義母の余貴美子
保母の伊藤沙莉ら脇役がうまいと映画は輝くという典型だ。

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オーディションで選んだ美紀役は、
成長に応じて3人で演ずる。

妻が死んだ時、カレンダーに書き込み中だったため、
赤いサインペンの壁についた一本の線が悲しい。

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監督は飯塚健(脚本も)。

ほとんど固定カメラで描くこの作品。
しかし、退屈さは感じなく、
胸を打たれるシーンが多くあった。
日本映画の良さが分かる良作。

5段階評価の「4」
                                        
予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/LeuYLjYMAJ4

丸の内TOEI他で上映中。

タグ: 映画

映画『ホリデイ・イン・ザ・ワイルド』と『イーライ』  映画関係

最近、あまり良い映画がありません。
このブログで紹介に価する作品もなくなってしまいました。
そこで、Netflixから2本を紹介。

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ケイトは、金持ちの夫と共に
ニューヨークの高級マンションに住む有閑マダム。

息子が大学進学で実家を離れることになったため、
ケイトは夫とアフリカへ
「二度目の新婚旅行」に行く計画を立てていた。

ところが、息子を送り出した直後、
夫から「息子が家を離れるまでは我慢していたが、
この際はっきり言う。もう君を愛していない」
と告げられ、別居に。

仕方なくケイトは一人で旅行にでかけ、ザンビアに。

ここまでで、始まって6分
早い展開は好感が持てる。

現地のホテルで夕食を取っていると、
デレクと名乗る男に言い寄られた。
断ったが、翌日、ケイトは
サファリに向かうチャーター機に乗ると、
パイロットはデレクだった。

道中、2人は密猟者に母親を殺された赤ちゃんゾウに遭遇し、
赤ちゃんゾウは救助チームに引き渡されることになったが、
ケイトはその世話をしたいと志願した。
実は、ケイトは元獣医だったのだ。

ゾウの保護施設に到着したケイトは、
そこで、ゾウの世話にのめり込み、
飛行機の予約を取り消して、長期滞在することになる・・・

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で、後は、お決まりの展開

今の都会の生活を捨てて、
新しい地(それも、田舎)でやり直そう、
そして恋も始めよう。

よくある、ありきたりのストーリー

ただ、味付けは悪くない
それは、やはり、ニューヨークとアフリカの生活が
対照的であること、
そのアフリカの自然が描かれていることだろう。

事件らしい事件は起こらない。
これで映画としてどうなのか、
と心配するくらい。

でも、「読後感」は大変いい

ま、いつもの5段階評価は「3」だが。
アメリカの映画評論家が言った、
「『ホリデイ・イン・ザ・ワイルド』は
安っぽくてウィットの乏しい作品ではあるが、
それでも魅力的な作品である」
との評が当たっている。

監督はアーニー・バーバラッシュ
主演はクリスティン・デイヴィスロブ・ロウ

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クリスティンは大人気テレビシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」で、
ゴールデン・グローブ賞とエミー賞の
助演女優部門でノミネートされた人で、
役柄にははまっている。
次第に魅力的になって来るという点で、
起用は成功だった。

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/n82bTzOODlc


2本目は、↓これ。

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12歳の少年・イーライは、
外界のあらゆる物質に重度のアレルギー反応を起こす病気で、
無菌室ですごし、

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外出する時は、防護服を着て防衛していた。

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その難病を治すため、
父母と共に訪れた人里離れた病院施設で治療を受ける。
そこは、外界と遮断され、
清浄な空気が保たれていた。
リーライは女医たちの治療を受けるが、
逆に症状が悪化し
霊的な幻影を見始める。

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様々な奇怪な現象が起こり、
ガラス越しに一人の少女と交わるが、
それもイーライの見る幻覚かもしれない。

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イーライは、カルテを発見し、
今まで治療を受けたという子供たちが
みんな死んでいると知ってしまう。

そして、最後の治療が行われるが・・・

と、医療をめぐるスリラーかと思わせていて、
最後の15分間(クリジットを除くと、最後の8分)で、
とんでもないどんでん返しをされる。
そうか、そういうことだったのか、
そして、そういう方向に行くのか!

あんまりびっくりして、
また、ある描写では声を上げて驚き、
あとで娘に「何か、騒いでいたね」と言われた。

最後に、幻覚かと思っていた少女が重要な謎解きをする。

監督はキアラン・フォイ
イーライを演ずるのはチャーリー・ショットウェル

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アメリカの子役はうまいね。

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/_ssnXmE_MxE

2作とも2019年の配信。
どちらも水準で、時間つぶしには最適。


映画『オールド・ガード』  映画関係

[映画紹介]

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Netflix7月10日から配信が開始されたばかりの映画。

ある特殊な能力を持つ人物たちを描くこの作品。
それがどんな人間なのか、
知らない方が、観ての驚きも大きいと思うので、
観る予定の人は、
以下を読まないで下さい。
(もっとも、作品の紹介で、そのあたりは書かれており、
また、映画開始後15分ほどで、
その秘密は明らかにされる)

モロッコのマラケシュに4人の人物が
久しぶりの様子で結集し、
CIAのコプリの要請で、
南スーダンで拉致された少女たちを救出するためにヘリコプターで向かう。
リーダーはアンディと呼ばれる女兵士。
他の3人は、ブッカー、ジョー、ニッキー。
少女たちが監禁されている建物に潜入した4人は、
待ち伏せしていた兵士たちによって 
銃撃され、全滅する。
と思ったら、4人は生き返り、
逆に兵士たちを殲滅してしまう。
どうやら、コプリによって、はめられたようなのだ。

一方、アフガニスタンで
テロリストを捜索していた海兵隊員、ナイルが、
捉えたテロリストの反撃を受け、首筋を斬られて、瀕死となる。
しかし、数日後、首の傷は跡形もなく消え失せてしまう。
調査のためにドイツに送られそうになったナイルを
アンディが救い、パリ郊外の隠れ家で、
他の3人と合流する。

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そこで分かったのは、
この4人は、時代を越えて生きる不死身の兵士たちで、
人類の危機に際し、防衛しているというのだ。
一人はナポレオン戦争の時、
そういう体質になったのだという。
二人は十字軍に参戦し、敵味方で戦った。
そして、アンディは本名をアンドロマケ・オブ・スキタイという。
ギリシャ神話の登場人物だから、
もしかしたら、神話時代から生き延びて来たのかもしれない。

この体質は、突然消え失せることがあり、
傷が癒えずに死んだ人物もいたという。
また、魔女狩りにあって、
鉄の棺に入れられて海中に投げ入れられた女性クインは、
海の底で、500年の間、
溺死と再生を繰り返す地獄にいるという。
アンディは鉄柩を引き上げようとするが、失敗していた。

ナイルは、その体質を持った新人で、
そのことは、他のメンバーは夢で察知し、
仲間に迎えるためにアンディがアフガニスタンに行ったのだ。

その隠れ家を謎の軍団が襲い、
ジョー、ニッキーを連れ去る。
それは、彼らの不死身の能力の秘密を解明し、
医薬品にして一儲けを目論む
製薬会社マーメリックのCEO、メリックの指示によるもので、
CIAのコプリは、メリックとつるんでいたのだ。

製薬会社の研究所に拉致され、
遺伝子検査を受ける2人を救出するために
アンディともう一人、それにナイルはロンドンに向かう・・・

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と、実に面白い設定を展開。
時々はさまる銃撃戦と肉弾戦の描写も見事。
特にアンディを演ずるシャーリーズ・セロンが、
演技派にして、アクションスターである能力を発揮する。

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とにかくかっこいい
他の女優では、こうはいかなかっただろう。
主役が魅力的であることが作品の成功の要因である好例だ。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)以来のはまり役。
他の4人のメンバーも好演。

彼らの中には、死ねないことへの苦しみがあり、
「正義のため、といいながら、実際は何のためになったのか」
という根深い疑問がある。
コプリの元には、
彼らが、世界のどの事件に介入し、
それが結果としてどうやって人類を救うことになったかの
データが集められている。
何世紀にもわたり、
彼らは正義のため、世界の平和のために貢献していたのだ。

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原作を「スーパーマン」「ワンダーウーマン」「ウルヴァリン」などの
アメリカンコミックライター、小説家として活動するグレッグ・ルッカ、
作画をレアンドロ・フェルナンデスが担当した
人気グラフィックノベルを映画化したもの。

監督を務めるのは、「ワン・オン・ワンファイナル・ゲーム」(2000年)
「リリィ、はちみつ色の秘密」(2008年)などの
女性監督ジーナ・プリンス=バイスウッド
コプリーをキウェテル・イジョフォーが演じている。

途中、アンディの超能力が失せていくという事態が生ずるが、
映画の終わりまでは変化なし。
どうやら続編ができるようで、
クインが海の底から救出されるが、
沈没の試練の結果、人類に激しい憎悪を抱き、
自分たちが不死になったのは人類を救うためではなく、
人類を苦しめるためだと錯覚するようになっているのだという。
クインはそのための闘いへの協力をアンディに求めるが、
決裂し、その後対立関係へと移行していくらしい。

原作ではクインは「ノリコ」という名前で日本人のようだが、
映画ではベトナム人女優が演じ、国籍の変更があったようだ。

アンディの不死の能力は失われるのか、
彼女に死の時が訪れるのか・・・
続編が待たれる。

良い作品と悪い作品の落差が激しいNetflix。
これは、おススメ

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/1vWU0JuymGU

戦闘シーンの裏側は、↓をクリック。

https://youtu.be/QYRO-WHEgN4


タグ: 映画

映画『透明人間』  映画関係

[映画紹介]

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ユニヴァーサル映画の
昔のホラーをリメイクする路線の一つ。
原作はH・G・ウェルズの1897年の小説だが、
1933年の映画のリブドーの形を取っている。

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透明人間を題材にした映画は数多いが、
なぜか日本では東宝と大映が数作作っている。

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光学関係の天才科学者で富豪のエイドリアンの恋人セシリアは、
支配欲の強いエイドリアンに束縛される毎日に嫌気がさし、
豪邸から逃げ出して、
幼なじみのジェームズの家に身を隠す。
やがてエイドリアンの兄で財産を管理するトムから、
エイドリアンがセシリアの逃亡にショックを受けて
自殺したと告げられ、
莫大な遺産を相続したことを告げる。

しかし、ジェームズの家で暮らすセシリアの周辺に異変が起こり、
シーツが何ものかに踏まれたり、
指の跡が残った薬の瓶があったり、
妹に仲違いさせるようなメールが送られたりする。
セシリアは「エイドリアンは自殺するような人間ではない。
彼ほどの優秀な科学者なら自殺を偽造するくらい容易なはずだ。
彼は今もどこかで私を見張っているのではないか」
という疑念に取り憑かれている。
もしかしたら、それらは全てセシリアの妄想かもしれない・・・。

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[以下、映画を観る予定の方は、読まない方がいいでしょう。]

前半は、透明人間の存在は、
セシリアの妄想ではないかと疑惑の展開だが、
後半、透明人間の存在が明らかになる。
その発覚場面はなかなか秀逸だ。

やがて、新たな殺人事件が起こり、
精神病院に収容されたセシリアに
エイドリアンの毒牙が迫る・・・

透明なままのエイドリアンに
行動せざるを得なくさせて、
存在を特定する手段も秀逸。

そういう意味で、いろいろと工夫が満載している、
今までにない透明人間映画だといえる。

また、最後の一ひねり、二ひねりも、
観客をうまく誘導する。

「ゲット・アウト」などのジェイソン・ブラムが製作を担当。
「ソウ」の脚本家のリー・ワネルが監督。
B級感漂う映画だが、
新機軸が明らかになるにつれ、
才人が作った作品だと分かって来る。
今までの薬を飲む等によるものではなく、
カメラと発光体を全身スーツに織り込み
背景と同じ映像を投映することにより「見えなく」するという仕掛け。
(後述)

ただ、難点はキャスティング。
セシリアを演ずるエリザベス・モスは、
ゴールデングローブ賞のテレビ部門の主演女優賞を受賞し、
トニー賞にもノミネートされたことのある実力派だが、
いかんせんビジュアルが・・・

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中年の我の強いおばさんにしか見えないのが難。
この役は、エイドリアンが執着するほどの美人でないと。
その上、観客が同情し、感情移入できるキャラでないと。
そういう意味で、美人で魅力的な一流女優が演じたら、
作品の格が一層上がっただろうに。
7百万ドルの制作費では無理か。
ボックスオフィスでは初登場1位になるほどの作品なのだから、
誰か出資してくれる人はいなかったのか。

エイドリアンとセシリアの過去については一切触れていないが、
二人の過去の恋愛などを上手に織り込めば、
エイドリアンの執着も表現できただろう。
なにしろ、自分を自殺にみせかけてまで、
セシリアの近くに存在したがるような執着心なのだから。

ものすごい音量の音楽が効果的。
ベンジャミン・ウォルフィッシュが担当。

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/GGIJ6h5uS7g

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なお、透明人間は、
「人から見えない存在でありたい」という
人類の願望を果たすキャラクターの一つで、
H・G・ウェルズのSFを待つまでもなく、
様々な神話に登場する。
日本でも天狗の隠れ蓑がある。
「ロード・オブ・ザ・リング」では、
リングをはめると存在が消え失せる。

ただ、科学的には難しいようだ。
体自体を透明化させようとしても、
鉄分を含む血液は透明化できず、
血管だけが見えるという不気味な人間が現出する。
ヘモグロビンから鉄を除去して透明にすると
酸素が送られなくなり窒息死してしまう。
透明化ができたとしても、
光の屈折によりその人がいる場所の向こうの背景が歪み、
屈折による反射で体周辺が光ってしまう。
光の透過により透明化すると
眼球に入った光が網膜に映し出されることができず、
透明と同時に盲目になってしまう。
まあ、こんな事柄を挙げて論証するのは野暮ですが。

現実に研究されているのは、
体表面での反射を工夫し存在感を隠す光学迷彩という手法がある。
2003年に東京大学において、
背後の風景を投射することで光学迷彩を実現するコートを発表した。
(もっと他に研究する題材はなかったのか)
光学迷彩の技術を応用して
ぴったりしたスーツに超小型カメラと
ディスプレイを投影させる装置をモザイク状に体に身に着け、
背後のカメラで撮った風景を前面のディスプレイに映し出す方法。
今回の映画「透明人間」は、その方式の応用と思われるが、
装置は重く、動きが取れないだろう。
また、精密機械のため、
ちょっとの損傷で機能が低下すると思われる。
(繰り返しますが、野暮ですね)


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