お休みしました  

今日は事務局長、お休みしました。
有給休暇です。
たっぷり貯まっていますので。
どうして休んだかというと、
このところ夜なべ仕事が多く、疲れたのと、
どうしても10月末までにしあげなければならない個人的な用事がありまして。

でも、平日の昼間に喫茶店に行ったり、図書館に行ったりすると、へんですね。
何だか失業者みたいで。
リストラにあったおじさんが時間つぶしをしているかのよう。
今年から来年にかけて、団塊の世代が定年になって、
こんなおじさんが世の中に沢山あふれるのでしょうか。

別にそのために休んだわけではないので、たまたまですが、
夕方から試写会にでかけました。
映画は「父親たちの星条旗」
明後日の28日公開なので、
たった2日早いだけの試写会です。

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これは、クリント・イーストウッド監督の
硫黄島2部作の1作目。
1作目はアメリカ側の視点で、
2作目は日本側の視点で硫黄島の戦いを描くという意欲作。
2作目では渡辺謙が硫黄島の指揮官・栗林中将を演じます。
栗林中将については、
このブログの7月9日の部分で詳しく書いてありますので、
カレンダーからお入り下さい。

さて、「父親たちの星条旗」。
下の「世界一有名な戦場写真」にまつわる話。

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この星条旗を立てた6人の兵士のうち3人は戦死、
残りの3人はたまたまそこに居合わせたために人生が変わってしまう。
3人は英雄として帰還し、
戦争債を集めるために徹底的に利用される。
ある時はスタジアムに作ったハリボテの上に星条旗を立てる茶番にも付き合わされる。
この時の打ち上げ花火の光や音が
戦場の爆発音に重なるところなど、秀逸。

自分たちは何をしたわけでもないのに、
チヤホヤされ、
英雄としてまつりあげられたことで、
3人の心の中には、
死んだ戦友たちに対する罪悪感が広がっていく。
しかも、6人の名簿のうち、1人は間違っており、
その遺族に嘘をつく場面など、辛い。

さすがイーストウッド監督、
並の戦争映画は作らない。
良いところに目を付けた。
こういう形で、国家という大きな車輪の下でつぶされていく名もなき庶民を描くとは。
やがて戦争が終われば、
彼らはじきに忘れ去られ、
一人はのたれ死にし、
一人はビルの掃除夫として生涯を終える。
葬儀屋の経営者として唯一成功した男の息子の目から
この映画は語られるのだが、
語るものの視点が時々ぶれるので、観客は多少混乱する。
また、時系列も錯綜するので、分かりにくくなっているところもある。

しかし、圧倒的に迫力のある戦闘シーンと、
3人を取り巻くドラマを
上手に料理したイーストウッド監督の手腕には、やはり舌を巻く
戦場のシーンは、火や血の赤さ以外はほとんど白黒のように描かれる。
からく、苦い味付けのこの映画。
日本人の口に合うだろうか
日本側から描いた「硫黄島からの手紙」は12月9日から公開。
5段階評価の「4.5」




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