『タイピスト!』  映画関係

〔映画紹介〕

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1950年代のパリ。
都会の暮らしに憧れて
田舎から出て来たローズは、
保険会社経営のルイの秘書に応募する。
一週間の試用期間にドジばかりしたローズは
クビになりかけるが、
ルイが意外な提案を持ちかける。
それは、タイプの早打ちコンテストで優勝することだった。
ローズはタイプの打ち方だけは天才的に早かったのだ。

その日から二人の特訓の日々が始まる。
人指し指2本だけで打っていたのを
10本指打法に矯正し、
ありとあらゆる早打ちのテクニックを仕込むルイ。
いつしか二人の間に恋心が芽生え・・・

早打ち大会の描写が秀逸。
数十人のタイピストが一斉にタイプライターに向かい、
予選、準決勝と脱落者を落とし、
最後は前チャンピオンとの
一対一の対決になる。
心理戦も織りこまれ、
女同士の意地をかけた戦いが始まる・・・

画面全体が50年代のテイストにあふれ、
音楽も同時代のチャチャチャなどを織りまぜる。
小道具やセットに至るまで当時の味があふれ、
カット割りも古風。
それが、CGの過激なアクションばかり見慣れた目に
新鮮に映るから不思議だ。

ダメOLだったローズが
プロフェッショナルの世界で勝ち抜くにつれ、
服装も髪形もセンスもよくなっていく。
演ずるデボラ・フランソワがキュート。
でも、「オードリー・ヘプバーンの再来」は誉め過ぎだ。

最後、ニューヨークでの世界大会は、
思っていたとおりの展開になるが、
それもお約束事として、安心感があふれる。
対戦相手が「フランスは料理以外はダメ」
と心理的に牽制するのもなかなかいい。

「アメリカ人はビジネス、フランス人は恋をする」
という最後のセリフもしゃれている。

古めかしい設定、
古めかしい展開、
その古めかしさを逆手にとって
上質のエンタテインメントに仕上げた
レジス・ロォンサル監督に拍手。

5段階評価の「4」

今に続く「QWERT」のキーの配列は、
アームがからむのを予防するために、
わざと速度が落ちるような配列になっているという。
(異説あり)
映画の最後に
ゴルフボール型のタイプボール↓が出て来るが、

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あれを初めて見た時にはびっくりしたことを思い出す。
今はワードプロセッサ内蔵のパソコンの時代。
今でもタイプライターを使っている人は
欧米にはいるのだろうか。

タイプライターを使った
ルロイ・アンダーソンの楽しい曲、
「タイプライター」を聴きたい方は、↓をクリック。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=8cNm3ea6e-E#t=59

タグ: 映画



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