The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛  映画関係

ロンドンオリンピック、
男子メドレー銀メダル、よかったよかった。
「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」
という思いが結実したものと思われます。
これで北島選手もメダリストとして帰還。
おまけに女子メドレーも銅メダル
重ねてめでたい、めでたい。


久しぶりに、〔映画紹介〕

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ミャンマー(ビルマ)の
民主活動家、アウンサンスーチー女史の半生を
リュック・ベッソンが描く作品。

1988年、母の看病のため、ビルマへ帰国した女史は、
学生を中心に始まった反政府運動が
軍事政権によって徹底的に弾圧されているのに出会う。
「建国の父・アウンサン将軍」の娘として
民主化運動の象徴にまつりあげられた女史が、
シュエダゴンパゴタで50万人の民衆を前に
初めて政治的な演説を行うシーンは圧巻。

女史は1990年に予定された選挙への参加を目指し、
全国遊説を行うが、
これを嫌った軍事政権によって自宅軟禁される。
仲間たちは逮捕され、監禁・拷問を受ける。

軍事政権による妨害に耐えていく姿は胸を打つ。
特に、銃口の前に進み出る女史の姿は感動的だ。

総選挙の結果は、
アウンサンスーチーの率いる国民民主連盟が大勝したが、
軍政側は、「民主化より国の安全を優先する」と権力の移譲を拒否した。
その後も軟禁は繰り返し行われ、計14年9カ月にも及んだ。

こうした女史の活動を国外で支えたのが
夫で学者のマイケル・アリスで、
その活動も描かれる。
1991年、ノーベル平和賞を受賞したが、
自宅軟禁中のため授賞式には出席できず、
息子が代わって演説をする。
その様子を壊れかけた短波ラジオで聴く場面が
大変素晴らしく、涙を誘う。
表彰式会場で演奏される「パッヘルベルのカノン」に合わせて
ピアノを弾くシーンは、
創作に違いないが、美しいシーンだ。

やがて夫のマイケルが前立腺癌で死の床に。
ビルマ入国を求めたマイケルの再三の要請を軍政は拒否し、
再入国拒否の可能性があるため女史は出国できず、
夫妻はついに生きたまま再会することができなかった。

こうした展開がまことにわかりやすく描写される。
祖国の民主化運動のために
全てを捧げた一人の女性の姿を
マレーシア出身の女優、ミシェル・ヨーが見事に演ずる。
まさに入魂の演技
ところどころ本人と見間違えるほどだ。
夫役のデヴィッド・シューリスも好演。
やや一面的に描きすぎた感もあるが、
軟禁に耐え、強い精神で自己を支え続けた
見事な女性の姿は
一見の価値がある。

5段階評価の「4」。

タグ: 映画



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