映画『モーリタニアン』  映画関係

[映画紹介]

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「モーリタニアン」とは、
ずばりモーリタニア人のこと。
モーリタニアの場所は、↓ここ。

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2001年、モーリタニア人のモハメドゥ(当時30歳)は、
アメリカ同時多発テロの首謀者の1人として、
キューバにあるアメリカ軍のグアンタナモ基地に収容される。
状況証拠のみの罪状を否定したモハメドゥに対し、
アメリカ軍は苛烈な拷問をし、
自白に追い込もうとする。
それは3年間の長期にわたり、
その間モハメドゥは、
起訴もされないまま、
不当な拘束が続けられ、地獄のような投獄生活を送っていた。

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そのモハメドゥに対して救いの手が差し伸べられる。
弁護士のナンシー・ホランダーとテリー・ダンカンは、
真相解明のため調査を開始し、
「不当な拘禁」だとしてアメリカ合衆国を訴える。

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その一方、テロへの“正義の鉄槌”を望む政府から
米軍に、モハメドゥを死刑判決に処せとの命が下り、
スチュアート中佐が起訴を担当する。

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こうして、時を同じくして、
両サイドから綿密な調査が始まる。
ナンシーからの再三の開示請求で
ようやく政府から届いた機密書類には、
驚愕の供述が記されていた──。

映画は、ナンシーの側、スチュアートの側、
そしてモハメドゥの側の3つの側面から描く。
特にモハメドゥが与えられたすさまじい拷問は苛烈を極める。
よく殺されなかったものだ。
眠らせない拷問、不自然な姿勢の強要、
水攻め、暴行、精神的圧迫・・
権力が一人の男を罪人に仕立て上げようとする恐怖。
その責め苦に耐えるモハメドゥの姿は胸を打つ。

それは真実の重さによるもので、
その真実の前に、一人のキリスト教徒として、
一人の法律家として節を貫くスチュアート。
国からの圧力をはねのけて、真実のみに従うナンシー。
三者三様の信念の貫徹。
このように生きたいものだ。

モハメドゥ・ウルド・スラヒ本人の著書を原作とし、
ケヴィン・マクドナルドが監督、
ナンシーをジョディ・フォスター

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スチュアートをベネディクト・カンバーバッチ

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そしてモハメドゥをタハール・ラヒムが演じている。

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タハール・ラヒムはカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した
「預言者」(2009)の主演で、セザール賞に輝いた人で、
再び囚人役で輝く。
ジョディ・フォスターは本作でゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞。
タハール・ラヒムは、ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネート。
アカデミー賞にノミネートされなかったのが不思議だ。

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グアンタナモ収容所とは
キューバのグアンタナモ湾にある米軍基地内に設置。
同時多発テロ以降、
アルカイダ幹部やテロリストを収容するために設けられた。
約780人がアフガニスタンなど南西アジア、
中東やアフリカから連行され、
司法手続きなしに厳しい尋問や拷問、
長期拘禁を強いられている。
この実態が明らかとなり、
国際社会や人権団体からの非難が相次ぎ、
2009年オバマ政権が閉鎖を表明したが難航、
現在も実現には至っていない。

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/NOP9bpN-TKw

タグ: 映画




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