写真集『海人』と『鯨人』  書籍関係

[書籍紹介]

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インドネシアのレンバタ島のラマレラ村の
伝統鯨漁を捉えた写真集。

映画「くじらびと」を撮った
カメラマンの石川梵(いしかわ・ぼん)さん↓が、

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カメラに収めた画像の数々。
B4判の大型本だから、
写真が大きく迫力満点。
2ページを使った見開き写真はB3判で、
更に迫力が増す。

膨大な写真を撮ったと思われるが、
その中で選別した珠玉の写真が69枚
写真にはキャプションを付けず、
最後にまとめて写真の説明がついている。

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木製の手作りの船を押して出航する様子、
船の上で鯨の姿を求めて待機する様、
鯨を発見して近づき、
船の上からダイブして銛を突きたてる姿、
尾びれを叩いて抵抗する巨大な鯨。
鯨を縄で引き寄せ、包丁でとどめを刺そうとする。
海面が血で染まり、鯨が最後の抵抗をする。

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鯨を浜にあげ、村人総出で解体する。
浜辺でミサを上げて鯨に感謝する村人たち。
岩から海に飛び込んで銛打ちの練習をする少年。
村人の老人のしわだらけの手。
そして、村人たちの年輪は人生を感じさせる顔、顔、顔・・・

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地球のどこかで行われている
生の営みを描いて、
胸に染み通る写真集である。



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「鯨人」は、石川梵さんが、
昔ながらの鯨漁をしている人々がいる、
という噂を聞きつけ、
インドネシアのラマレラ村に行き着き、
鯨漁を写真と映画におさめるまでの忍耐を記す本。
新書版。

写真集「海人」と映画「くじらびと」との
3点で完成品となる。

なにしろ、シンガポールから
ジャカルタ経由でバリ島に飛び、
バリのデンパサールから飛行機でフローレス島のマウメレへ。
およそ3時間。
バスで島の東端のラウントゥカまで4〜5時間。
定期船でレンバタ島レオレバへ。
レオレバから週1便の船で
5時間かかってラマレラ村へ。

そこで、村人の家に泊まって、
鯨が来るのをひたすら待つ。
機会を逃さないように、
浜で待機。
先にいたベルギー人のテレビカメラマンから、
中学校の卒業式の撮影に行っている間に、
鯨が来て、せっかくのチャンスを逃した、
という話を聞いていたからだ。
実際、石川氏が所用で日本に帰国した翌日、
鯨が来た、ということもあった。

こうした忍耐の日々を克服して、
鯨漁の撮影を果たした裏話が読める。

石川氏がこの島を最初に訪れたのは1991年。
鯨漁撮影に7年を費やし、
「海人」の刊行が1997年9月、
「鯨人」の刊行が2011年2月。
そして映画の公開が2021年9月。
気の遠くなるような道のりである。

映画「くじらびと」については、↓をクリック。

映画「くじらびと」





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