映画『アナザーラウンド』  映画関係

[映画紹介]

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高校の歴史教師マーティンは、
生徒たちの保護者から
授業をもっとしっかりやってくれと突き上げを食い、
家庭でもうまくいかず、くさっていた。

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教師仲間の誕生会の時、
「血中アルコール濃度を0.05パーセントに保つと
仕事の効率が良くなり、想像力がみなぎる」

というノルウェー人哲学者が主張する理論を確かめる実験を始める。
授業開始の前にトイレで秘かに一杯やり、
ほろ酔い状態を保つと、
授業も楽しくなり、生徒たちとの関係も良くなっていく。
同僚たちも同じことしてみると、なかなかいい具合だ。
次第にエスカレートした一堂は、
ついにタガが外れる時がやって来る・・・

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マーティンは、昔は、同僚もあこがれるような研究者で、
教授にもなれる勢いだったが、
子供が小さいことを理由に辞退し、
今では、しがない高校教師。
家庭でも孤立し、妻との関係も悪化している。
他の3人の同僚も同じような苦衷を抱えている。
妻とは喧嘩ばかり、息子のおねしょで目覚め、
自分でも泥酔しておねしょをする人もいる。
そんな後のない中年教師たちの人生の一ページを切り取って、
興味深い映画だ。

「人生、いろいろあるよね〜」
ラストでマーティンが卒業生と一緒に
踊り狂う場面で、
泣きそうになった。

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マーティンを演ずるのは、
北欧の至宝マッツ・ミケルセン

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うまい。
うまい役者の映画は画面が引き締まる。
踊る姿だけで泣かせるなんて。

冒頭で、高校生が湖を一周する間に
ビールを飲んで競い合う遊びが出て来る。
授業の中でも、男子生徒が酒の量を誇る場面がある。
???と思ったら、
デンマークでは16歳以上で、
(つまり、高校生になると)飲酒がOKなのだ。
成長生理学から見ても、
間違った制度だと思う。

英語題の「アナザーラウンド」とは、「もう一杯」の意。
原題の「DRUK」は、「大量に飲酒した」の意味のデンマーク語。

先のアカデミー賞 国際長編映画賞を受賞。
監督のトマス・ヴィンターベアは、監督賞にもノミネート。

5段階評価の「4.5」
                                        
予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/u1WwVkSTwiU

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ここで、私とアルコールについて、述べる。

私はお酒は飲まないわけではないが、
あまり好きではない。
せいぜい、ワインと梅酒くらい。
暑い時のビールの最初の一杯をおいしいと思うが、
後は苦いばかり。

昔、働かずに焼酎ばかり食らっている親戚がいて、
それが反面教師になったのかもしれない。

お酒を飲むといい気持になるそうだが、
そんな経験は一度もない。
少し飲むと眠くなってしまうのだ。
父親が奈良漬けを食べても
顔が赤くなる体質だった遺伝かもしれない。

大学時代、サークルでコンパをすると、
無理やり飲まされ、
道端で吐いて、野外で一晩明かしたことがあり、
それ以来、コンパでは飲まないようにしていた。
上級生がおチョコに酒を注ぐと、
それを下のコップに流し込み、
代わりに水を注いでおいて、
飲めと言われるのに応じて水を飲んでしのいでいた。
それにしても、お互いに酒を注ぎ合って強要する、
あの日本人の悪い習慣は何とかならないものか。
お酒飲まないんです、と言うと、
「それは可哀相」と言われた。
まるで酒を飲まないのは、人生の敗残者だといわんばかり。

酔っぱらいは嫌いだ。
何度も同じ話をするのも嫌い。
思い出話、自慢話、みんな嫌い。
飲む時間があったら、もっと他のことをしたい

確かにあれだけの人がお酒を好むのだから、
人生、損しているかな、と思ったこともあったが、
いいんだ、他に沢山楽しみを知っているから。
家で娘は、
「いつまでも食卓でチビチビ酒を飲んで
クダを巻くお父さんでなくて、本当によかった」
と言ってくれている。
それにしても、テレビのビールのコマーシャル、
多すぎないか。
いろいろな俳優やタレントが
飲んだ後のうまい顔を競う。
少々うんざり。

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