千万人と雖も吾往かん  政治関係

菅首相は、7月20日、
ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューに応じた。
その記事の概要を記すと、

1日当たり数万人の新規感染者が出ているにもかかわらず、
テニスのウィンブルドン選手権やサッカー欧州選手権を実行した
英国の事例に言及し、
「感染者数なども、海外と比べると、
一桁以上といってもいいぐらい少ない」
とし、
「ワクチン(接種)も進んで、
感染対策を厳しくやっているので、
環境はそろっている、準備はできていると、
そういう判断をして(開催を決断した)」
と述べた。

日本の感染者数は、
国民1人当たりで見れば
米国の約25%にとどまっている。
高齢者の約6割、人口全体の22%がワクチン接種を完了する中、
日本の死者数は大きく減少。
コロナ感染者を追跡するウェブサイト
「アワ・ワールド・イン・データ」によると、
国民1人当たりでは米国の7分の1程度となっている。

菅氏は「日本の状況は、数字に表れているので、
やはり世界に発信すべきだ」
と述べた。

五輪の開催については、
自身に近い関係者を含めた人々から
中止することが最善の判断だと、
これまで何度も助言されたと明かした。
しかし、
「やめることは一番簡単なこと、楽なことだ」
とした上で、
「挑戦するのが政府の役割だ」
と語った。

政治学者の三浦瑠麗氏は、
菅氏の生い立ちは
「日本のエリート政治家の中では非常にまれ」だと話す。
こうした自身の経歴から、
全世界が見守る中、コロナ禍の中で五輪を開催するという決定も含め、
あり得ないと思われることを
成功に導くことができるという自信につながっていると同氏はみる。

三浦氏は
「菅氏の直感はリスクを取ることだ。
これまで何度もリスクを取ってきたからこそ、
彼は今の地位にある」と述べる。

ただ、菅氏は目下、政治的に非常に厳しい状況に置かれている。
世論調査によると、
菅内閣を支持しないとの回答は62%に上り、
支持するとの回答は30%にとどまった。

ただ菅氏は、競技が始まり、国民がテレビで観戦すれば、
考えも変わるとして自信を示した。
大半の競技が無観客での開催となるため、
自身もテレビで観戦するという菅氏は、
学生時代にやっていた空手の競技を楽しみにしていると話した。

菅氏は1964年の東京五輪で
日本選手がメダルを獲得した様子を見ていた思い出を振り返り、
「自分が興奮して見た、感動を受けたことなど、
いまだにこのまぶたに焼き付いている」
と話した。

「世界で約40億人の人がテレビなどで観戦するといわれている。
そういう意味で、無観客でやる価値というのは、
(それでも)ものすごく大きいと思う」

というのが概要。

要領を得ない記事なので、
翻訳する。

マスメディアが毎日の感染数を
おおげさに報道して騒ぎ立てているが、
世界に比べれば、
日本の感染状況は抑え込まれている。
数字に惑わされることなく、
安全性を確信して、開催を決定した。

中止をすることは簡単だが、
しかし、それは日本という国が
世界にした公約、約束を果たさないこと
そうなれば、日本の威信は大きく傷つく。

だから、総合的に判断して、
開催を決断した。
オリンピックの中止は、
つまりはコロナへの敗北を意味する。
コロナ禍の中でも開催したということに
意味がある。

ただ、緊急事態宣言下、
人の流入は防ぐべきなので、
無観客とした。
それは仕方のないことだったが、
テレビ観戦で参加してほしいということ。

つまり、世論に惑わされず、
政治家としての信念を貫いた
のだ。

今だに中止論があるが、
そんな無責任な世論には迎合せず、
開催を決断したことは誇っていい。
国のリーダーは、
たとえ国民の反対の声があろうとも、
決断しなければならない時がある。
その判断基準は、
国益のためになるか、ならないかということ。
オリンピックの開催は国益のためになると判断したのだ。

「千万人といえども我行かん」
という言葉もある。
孟子の言葉で、
良心に恥じるところがなければ、
千万人の敵に対しても恐れることなく向かっていこう

という意味だ。

私はこの菅首相の決断を支持する。
頑張れ、菅首相

いよいよ明日、開会式が行われる。
その演出家の若い頃の発言が取り沙汰されている。
まさしく「呪われたオリンピック」といわれるように、
次々と問題が起こる。
しかし、批判するのはやさしい。
「呪い」を晴らして、
成功に導こう。





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