「世界のニュースを日本人は何も知らない・2』  書籍関係

[書籍紹介]

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6月17日に紹介した
「世界のニュースを日本人は何も知らない」↓の第2弾

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20210617/archive

2が出るくらいだから、好評だったとみえる。

著者の谷本真由美さんは、
国連その他、日本、イギリス、アメリカ、イタリアなどで
就労経験があり、
現在はイギリス人と結婚して、ロンドン在住。
その国際的観点から、
日本人の情報欠如について、警鐘を鳴らす。

目次は、つぎのとおり。

第1章 世界の「マスク騒動」を日本人は何も知らない
第2章 世界の「称賛」を日本人は何も知らない
第3章 世界の「自己チュー」を日本人は何も知らない
第4章 世界の「教育」を日本人は何も知らない
第5章 世界の「イギリス王室」を日本人は何も知らない
第6章 世界の「格差」を日本人は何も知らない
第7章 世界の「残念な国民性」を日本人は何も知らない
第8章 世界の「技術」を日本人は何も知らない
第9章 世界の「重要なニュース」を知る方法


発刊が昨年の12月25日という、
コロナ禍の中で、
まず、日本のコロナ対策が世界で
どう見られているかを明らかにする。
というのは、世界有数の高齢化社会である日本で、
発展途上国や独裁国家のような
厳しい規制が行われたわけでもなく、
「お願いします」レベルで
国民一丸になって頑張ってきた姿が称賛されているという。
その実例を様々挙げ、こう書く。

日本のメディアは
今まで挙げたような実態はほとんど伝えておらず、
日本政府に対する不満を一方的にまくしたてるだけの
メディアが大多数です。


メディアでは「外国ではこうやって成功している」
という例があふれたが、
感染者数、死亡者数比べても、
どうも日本の方がうまくやっているようだ、
とは思っていたが、やはりそうか。
マスク一つ取っても、
欧米人は従わない。
「新型コロナにかかるのも個人の権利」だというのだから、
あきれてしまう。

どうも東アジアの人の方が、
大きな流れに従う方が多く、
欧米は、上からの命令には反発するのが習性のようだという。

その「自己チュー」の習性を次のように書く。

私はかつてイタリアに4年間、住んでいました。
彼らの自己チューぶりは
芸術や食の分野ではたいへん良い方向に働くのですが、
公衆衛生の方面では正反対です。

                                        
そうか、コロナの問題は「公衆衛生」の問題だったのだ。
そういう意味では、
日本ほど公衆衛生が浸透している国はあるまい。

集団主義で従順で潔癖性な日本人は、
このコロナ禍で
多くの国の人々にとって「お手本」とみなされています。
「他人に配慮できる」ということは、
実はとても高度な文化です。
相手の心や置かれた状況、
自分の行動が中長期的に与える影響などを
瞬時に判断し、
予測するという「想像力」がなければ無理だからです。


その他、メディアが外国のことを称賛する事項について、
その実態を明らかにする。
たとえば、

オンライン教育について、
目的と手段を取り違えている人が多い。
オンラインはあくまで道具であって、
オンラインでやることが重要なのではなく、
もっとも重要なのは教育効果やその内容
日本でオンラインラーニングの導入が急ピッチで進まないのは、
それに代用できる教材や問題集が豊富にあること。
アメリカやイギリスでは、
書店に並ぶ問題集の数や種類が少なく、高価。
日本と違って子供向けの塾がなく、予備校もないから、
だから、オンラインに頼る。

○「日本の学校には自由がなく、欧米の眼光は自由だ」
というが、アメリカやイギリス、カナダや欧州でも、
もっと厳しい制服の制度がある。
文房具やノートまでも細かく決まっている。

○日本ほど安全な国はない。
日本では子供が一人で歩いていてもさらわれることはない。
危険な地域もない。
その意味で、真の子供の自由や人権が
保障されている最たる国は日本である。

○英国には「越えてはならない一線」があり、
キリスト教批判はOKでも、女王の中傷は許されない
ハリーとメーガンがした女王に対する非礼は、
イギリス人の琴線に触れてしまった。
王室を否定しながら、王室ブランドを利用する様は、
アンフェアなこととして容認されない。

○ロシアは人口減少に悩んでおり、
その原因は、低い出生率、男性の寿命の短さ、
海外に移住するロシア人の激増なとが原因。
なにしろ、ロシアの男性の25%は55歳になる前に死亡する。

○たとえば、アメリカは、
子供が親よりも高い収入を得ることが困難になっている。
しかし、子供が親世代の階層を越える国として、
日本は6位にあげられている。
日本では、中級以下の下位層の両親に生まれた子供のうち、
18%が階層を移動してトップ階層に登り詰めている。
その理由は、
なんといっても公的教育のレベルが高く、費用も安価なこと。
また職業差別や階層による差別が驚くほど少なく
這い上がってきか人も差別されることがほとんどない。

○アメリカでは「子ども部屋おじさん」
「子ども部屋おばさん」が増えている。
大人になっても独立せず、
子どもの頃と同じように
実家に暮らし続ける中年男性および中年女性のこと。
ニートではなく、ちゃんと働いている。
その要因の第一は、家賃

○アメリカは経済的成功者には寛容な一方で、
貧困層や落伍者に対しては信じられないほど冷酷
これが、日本ではなかなか報道されないアメリカという国の実態。
日本人は、アメリカ人は公平で
リベラルというイメージを持って人が多いが、
実際は住宅ローンや税金にまで人種差別がまかり通っている。

○イギリスは若年層に違法薬物がはびこっている。
そのため、預金規制があり、
数十万円の現金さえ預金できないことがある。
数万円の場合でも出所を聞かれることもある。

○イタリアも「子ども部屋おじさん」「子ども部屋おばさん」が多く、
30歳〜49歳の子どもが高齢の親と同居するケースが多く、
それがコロナの拡大につながった。

○現在、欧州を悩ませる問題の一つが肥満で、
「フランス人はおしゃれな人が多い」というイメージがあるが、
現在では肥満が国民病として認識されている。
欧州53カ国の中でも最も肥満が多いのはイギリス。
BMI25以上で肥満と認定される成人は64%もいる。

○実態とイメージの乖離がすごいのはスウェーデンで、
治安が悪く、実はレイプ天国。
図書館でレイプされることさえあるという。

○最近、日本では、映画やドラマ、漫画などのコンテンツビジネス
日本の力が非常に低下しているといわれるが、
それは事実ではなく、
世界で最も収益を生むコンテンツのトップ25のうち、
10が日本発。
最も収益が大きいのは、任天堂の「ポケットモンスター」で、
2位はハローキティ
「くまのプーさん」「ミッキーマウス」「スターウォーズ」と続き、
6位が「アンパンマン」
「あつまれどうぶつの森」の人気も高く、
これほど大人にも子どもにも人気のコンテンツを生み出せる国は、
アメリカを除いて日本だけ。
「日本の劣勢」は誤解。

○Netflixで放送されているアニメは、
ほぼ90%が日本のもの。
アニメでは日本が世界を独占している。
ある分野のコンテンツで、
ひとつの国がここまでマーケットを独占するというのは滅多にない。

どうも日本は「舶来信仰」が根強くあり、
いまだに外国は日本より優れている、
という自虐的な傾向が強いが、
実は日本も捨てたもんじゃない、という現状を教えてくれる。
外国と比べて日本をくさす、
というのは、日本人の一部にはびこる宿痾で、
それを反日勢力が推進するのだ。

もちろん問題がないわけではないが、
日本ほど生活しやすく、豊かな国はなく、
それが実感できないのが日本人の不幸だ。





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