映画『1秒先の彼女』  映画関係

[映画紹介]

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郵便局に勤めるシャオチーは、
仕事もつまらなく、彼氏も出来ないしで、
退屈な毎日を過ごしていた。
そんな時、公園でダンスの講師をするウェンソンと知り合い、
いい感じになりかける。
次の七夕バレンタインデーに一緒に過ごすことを約束したが、
目が醒めると、バレンタインデーの翌日になっており、
ウェンソンは現れず、
自分は日焼けしていて、
毎日手紙を出しに来る青年は顔にケガをしていた。
一体、何が起こったのか、
バレンタインデーの一日はどこに消えてしまったのか。

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原題は「消えたバレンタインデー」
台湾ではバレンタインデーは2回あり、
七夕の日は「七夕バレンタインデー」と呼ばれ、
恋人同士で過ごすのが一般的だという。

主人公のシャオチーは、
人よりワンテンポ早く行動する癖がついており、
父親は失踪している。
そのシャオチーの日常が始めの方でテンポ良く描写され、
なんだか「アメリ」(2001)を想起させる。
始まって5分間で、そのテンポにはまれば、
後はうまく物語に乗せられてしまう。

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後半、もう一人の主人公が現れると、
意表を突く展開となり、
この映画が二重構造を持った映画だと分かる。
そして、バレンタインデーが消えた謎と
どうしてそんなことが起こるのかの原因も解明される。
しかも、この話は一種の純愛物語だったのだ。
後半は見たことのない映像の連続で、
一体この話がどう決着するのか、
興味津々となる。
初めの方で置かれた伏線も
うまく回収されるし、
卓抜したアイデアとその料理手腕に感心することしきり。
そして、物語の着地点も見事で、
思わずもらい泣きしてしまう。

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シャオチーを演ずるリー・ペイユーが魅力的。

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美人ではないが、愛嬌のある顔立ちで
後半ものすごくいい表情を見せる。
上白石萌音の顔が浮かんでならなかった。

ワンテンポ遅いバス運転手グアタイを演ずるリウ・グァンティンは、
最初脇役として登場して、
ある瞬間から主人公に変身する。

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監督は「熱帯魚」(95)などのチェン・ユーシュン
こういう映画は、監督のセンスが物を言う。
アイデアとそれを生かしたセンス。
映画はそれで魅力的に光る。
夕焼けの中を疾走するバスが美しい。

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台湾のアカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞を獲得。
リー・ペイユーとリウ・グァンティンは、
それぞれ主演女優賞、主演男優賞にノミネート。

映画でなければ表現できないものに触れ、
ほっこりと暖かい気持ちにさせてくれる、
これぞ映画、の傑作

5段階評価の「5」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/wVybLF_qPjs

新宿ピカデリー他で上映中。

タグ: 映画




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