『反日種族主義との闘争』  書籍関係

[書籍紹介]

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2019年に公刊された「反日種族主義」は、
慰安婦や徴用工や竹島、植民地の収奪と近代化を巡る
韓国で定説とされていた反日見解に
学問的見地から異議を唱える本で、
日韓でベストセラーになり、
衝撃を与えた。

当然、既存の学者たちから異論・反論・批判が殺到した。
それは罵倒に近いものだった。
本の内容は、韓国に深く根づいた「嘘」を暴くものだから、
反日教育で心の奥深くまで浸透した
捏造した歴史を明らかにされて、
うろたえているようにさえ見える。

強弁の一つを紹介しよう。
慰安婦の「強制連行」について、彼らはこう述べる。

日本軍慰安婦の“強制動員”は確かに存在した。
もちろん、軍人が前に出て人々を連れて行くような形態ではなかった。
その必要性がなかった。
日本軍は、公娼制と斡旋業(紹介業)を、
“強制動員”に利用した。
国際法で規定する“強制”とは、
「本人の意思に反すること」を指す。
日本軍は、慰安婦の募集において、
そのように制度化された“強制動員”の道を選択した。
慰安婦たちは、慰安所に監禁され、
人間として女性としての尊厳を侵害された
国家犯罪の被害者だった。


これを強弁と言わずして、何と言おう。
だったら、斡旋業をした朝鮮人たちの共犯性はどうするのか。
娘たちを売った親の責任は問わないのか。
そもそも、当時、売春は違法ではなかった。
今の物差しで過去を計るのは間違いである。

本書は、それらの雑多な批判に対して、
逆反論をするものだ。
前作同様、学問的見地から論破するもので、
「事実はどうだったか」という
著者たちの姿勢は一貫して貫かれている。

第1編 日本軍慰安婦
第2編 戦時動員(強制徴用)
第3編 独島(竹島)
第4編 土地・林野調査(収奪論)
第5編 植民地近代化


という目次にあるように、
5つのテーマを挙げ、
一つ一つを実証的に明らかにする。
歴史的資料に基づく、
実に誠実なものだ。

それに対して、批判は、
最終的に李教授らの主張が
「日本の主張を認めるものだ」に行き着く。
ここに、「反日種族主義」 の体質が露呈される。
つまり、彼らは、「反日」が前提にあり、
「事実がどうか」は問題でない
のだ。

それに対して、李教授らの論旨は、
歴史資料に基づく数字的裏付けを伴うものだ。

たとえば、日本による土地収奪説には、
日本統治下の国有地の増加の数字で、
そんなことはなかったことを裏付ける。
持主不明の土地に対しては、
縁故者を探し出して土地を与えたりしている。

また、日本統治下の国民の栄養改善を
行旅死亡人(最も下層民だから抽出)の
記録に残る体重と身長から
割り出したりしている。
また、教育が行き渡ったことにより、
熟練者が増え、朝鮮の生活が向上したことも明らかにしいる。

竹島の領有権についても
韓国の古い資料を紐解き、
干山島という架空の島の幻想と
鬱陵島の周辺の小島の竹島との混同を明らかにする。

更に、1965年の国交正常化の際、
両国の最高指導者の間で密約が結ばれていたことを明らかにする。
その密約とは、4項目からなり、
両国が主権を主張することを認め合い、
漁業水域では争わないこととし、
現在韓国が占拠している状況を維持するものの、
警備員を増強したり、新施設の建築や増築はしないことが定められている。
つまり、国交正常化の障害となる竹島問題については、
譲り合い、棚上げするものだが、
この密約は金泳三大統領によって破られ、
竹島には韓国の建造物が作られ、
軍事演習がなされている。

このように、韓国お得意の国際的な約束を破っているのだ。

1912年の日本の民法の導入によって、
「私権利」意識が進んだこと、
その民法をほとんどそのまま韓国の民法とした経過も明らかにする。

李氏は日本語版序文で
「前作で披瀝した我々の主張に深刻な誤謬を見つけることはできませんでした。
ただ、いくつかの主題に関してはより詳論する必要を感じ、
その結果、この本は前作に比べ、
竹島(韓国語で言う独島)紛争と、
いわゆる“強制動員”について、
より多くの紙面が割り当てられています」

と記しているが、
前作より内容は充実している。

徴用工訴訟判決についても、
当時の支払い調書などを精査して、
貯蓄分など、未払い給与の存在を認めるものの、
それらは給料の2月分程度だったことも論証する。
なにより、訴訟をした4人は徴用工でなく、
募集工であって、強制連行ではなく、
給料も支払われていた、
「一銭ももらっていない」という彼らの主張がであると断じている。

その嘘については、
李承晩の書いたものがあって、
その韓国人の嘘体質については、
建国の父・李承晩が1904年に執筆した文章の中で
嘆いていることが興味深い。

今日大韓と清国をここまで無茶苦茶にしている一番大きな原因は一体何かと言えば、
嘘をつくこと。
それがまず第一だと言うことができる。

上の者は下の者を騙し、
子供は親を騙すが、
他人を上手に騙す者を賢いとか聡明だとか言い、
騙せない者をできそこないだの間抜けなどと言う。

嘘で家庭を治め、
嘘で友人と付き合い、
嘘で国を治め、
嘘で世界と交渉する


なにしろ、「韓国の嘘つき文化は国際的に広く知れ渡っています…」
という書き出し(プロローグ)で前作は始まっているのだ。
徴用工裁判の原告など、
「騙して金をせしめる」ことが賢いと思っているのだろう。

彼らは、彼らの闘争を正当化するため、
「月給を貰ったことがない」
「会社に騙された」
「会社から虐待された」などといった
虚偽の記憶を創り出し、
彼ら自身を、彼らの家族を、
彼らの国家を、さらには国際社会を騙しました。


その嘘付き体質については、
「反日への最後通告」で引用されている
ヘンドリック・ハメルの「朝鮮幽囚記」に書かれている
17世紀の朝鮮そまままだ。

朝鮮人は盗みを働き、
嘘をついて人を騙す傾向があり、
信ずるに値しない人々だ。
人を欺いてもそれを恥だと思わず、
してやったりとほく笑んでいる。


徴用については、次の指摘はなるほどと思わせた。

徴用はそれ自体が強制であるにもかかわらず、
わざわざ「強制」という単語を付けています。
もし韓国で徴兵を「強制徴兵」と言えば、
人々は笑うことでしょう。
同じことです。
それでもなお敢えて「強制」という言葉を付けたがるのは、
徴用には「奴隷のように連れられて行った」という式の、
奴隷狩りのイメージを塗り付けるためです。


なお、「徴用」は戦時における国の方針であり、
当然日本人も徴用された。
違法でも何でもないのだ。

いずれにせよ、
この40年あまりの間、
韓国の反日はエスカレートした。
慰安婦に始まり、竹島の大統領上陸、
旭日旗問題、レーダー照射、徴用工問題と
官民あげて狂奔していると見える。
「日本を貶める」ことを目標にする
その精神構造は一体どこからきたのだろうか。
戦前の日本の咎をあげつらい、
70年以上も前のことを持ち出すその体質は、
ほとんどビョーキとも見える。
本書の中にも、

反日種族主義に囚われた反科学です。
我々が心を痛める病理現象でもあります。


と、「病理」という言葉が登場するが、
まさに宿痾(長い間治らない病気)と呼ぶにふさわしい。
その体質を嘆き、そこが変わらなければならない、
として李教授らのような人が
韓国内部から立ち上がったのも、
時のなせるわざであろうか。

最後に李教授が書く、印象的な文章を紹介しよう。

歴史家は裁判官ではありません。
日本軍の慰安婦募集を
一意的に略取と誘拐犯罪であると規定し、
それに対する日本の国家責任を問うのは、
その時代の社会、文科、法、制度を総体として叙述しなければならない
歴史学の職分を超えています。


何と謙虚で真摯な姿勢であろうか。

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「反日種族主義」

「反日への最後通告」





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