ジョゼと虎と魚たち  映画関係

[映画紹介]

クリックすると元のサイズで表示します

田辺聖子の短編小説をアニメ化。
原作とも
2003年の実写版(犬童一心監督、妻夫木聡・池脇千鶴主演)とも
違うおもむきの作品になっている。

クリックすると元のサイズで表示します

なお、韓国でもリメイク。

クリックすると元のサイズで表示します

海洋生物学を学ぶ大学生の恒夫は、
坂道を猛スピードで下ってくる車椅子の女性、ジョゼを助ける。
ジョゼは生活保護を受けている祖母と二人暮らしで、
夜しか外出しない生活を送っている。
祖母は恒夫にアルバイトとして、
ジョゼの話相手をしてくれるよう依頼し、
留学費用を稼ぐためにアルバイトに明け暮れている恒夫は、
その申し出を受けて、ジョゼの相手をするようになる。
本名はクミ子というが、
フランソワーズ・サガンの小説の主人公ジョゼと自分で呼んでいる。

クリックすると元のサイズで表示します

しかし、ジョセは可愛らしい容姿とは裏腹に
ひねくれており、
恒夫を「管理人」と呼び、
高飛車な言動で恒夫を振り回す。
しかし、ジョゼに言われるままに
様々な場所への外出に付き合わされるうちに
二人の間の距離が縮まっていく・・・

原作では、恒夫は卒業して市役所の職員になるが、
本作では、メキシコの海だけに生息する魚を
近所のペットショップで見かけて以来、
その魚の群れを自分の目で見るために
メキシコに留学する夢を持つ青年に変えられている。
また、原作ではジョゼは杖で歩くことが出来るが、
本作では、完全に下半身麻痺。
二人の交際は肉体関係までは進まず、
あくまでプラトニックなものになっている。

つまり、それだけ、人間の暗部よりも
明るい前向きな話になっているわけで、
それが原作や実写版と違い、反発も受けているが、
何も同じにする必要はないだろう。

クリックすると元のサイズで表示します

ジョゼの夢は絵本作家になることで、
恒夫の留学の夢と共鳴する。
根底に「人魚姫」の世界があり、
魔法が解ければ足を失い、歩けなくなる人魚姫を
ジョゼは自分に託しているようだ。

祖母や恒夫のバイト先のダイビングショップの店員の舞、
同じくダイビングショップの友人の隼人、
図書館で司書をしている花菜など、
人物配置もなかなかよく、
その全ての登場人物が良い人なのも好感が持てる。

人と人の関わりと心の触れ合い、
思いやることの大切さを感じさせてくれる、
温かい青春アニメ。
この内容を実写でやるとしらけるだろうが、
アニメの登場人物たちのさわやかさで納得できる。

監督はタムラコータロー
中川大志清原果耶らが声の出演。

エンドクレジットになっても席を立たないように。

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/sw07I2OH4Ho

拡大上映中。

タグ: 映画




AutoPage最新お知らせ