今年の重大ニュース  様々な話題

今年も今日でおしまい。
近年にない暗い一年でした。
原因は、もちろん新型コロナウィルス
誰も予想しなかった世界的災厄。
政治家も、経済学者も、自然学者も、
占い師も、預言者も、
こんなことが起こるとは思ってみなかった。

東日本大震災が起こった時、
占い師の誰一人として予想しなかったことから、
全員失業と思ったが、今も占い師は現存する。
今度こそ本当に全員失業だが、生き残るのだろう。

私は、おかげで今年は海外へはついに行けず。
国内旅行もGOTOを利用して、
普段は泊まれない高級リゾートホテルに泊まった1回きり。

ワクチンが有効になる来年以降を期待するしかありません。

で、恒例の年間重大ニュース
読売新聞の結果を借用しました。

まず、国内の重大ニュース

1位 
新型コロナ感染拡大、緊急事態宣言発令

2位 
東京五輪・パラリンピックが延期に

3位 
菅首相誕生、新内閣が発足

4位 
安倍首相、持病悪化を理由に辞任表明

5位 
志村けんさんが新型コロナで死去。著名人の死去相次ぐ

6位 
アニメ映画「鬼滅の刃」、国内最速で興行収入100億円突破

7位 
新型コロナで政府が全国小中高の休校要請

8位 
高校野球が春夏中止。プロスポーツ界でも延期や中止相次ぐ

9位 
将棋の藤井聡太七段が最年少タイトル

10位 
九州豪雨、死者77人


11位 
レジ袋有料化スタート

12位 
京アニ放火殺人事件で男を逮捕

13位 
「あおり運転罪」創設

14位 
テニス・大坂なおみが全米オープン優勝

15位 
不法出国容疑でゴーン被告に逮捕状

16位 
スパコン計算速度で「富岳」が世界一

17位 
立皇嗣の礼

18位 
河井克行前法相・案里議員逮捕

19位 
GDP年率換算27.8%減、戦後最大の下落

20位 
ソフトバンク4年連続日本一

                                        
21位 
スマホ5G時代本格化、アップルなど各社が対応機種発売

22位 
大阪都構想、住民投票で反対多数

23位 
菅首相、学術会議候補6人の任命拒否

24位 
野口聡一さん搭乗の米民間宇宙船打ち上げ成功

25位 
台風10号、九州で豪雨被害

26位 
東京都知事選で小池百合子氏が再選

27位 
山手線49年ぶり新駅「高輪ゲートウェイ駅」開業

27位 
としまえん閉園 

29位 
横田めぐみさんの父・滋さん死去

30位 
東証システム障害で売買終日停止

                                        
続いて、海外の重大ニュース
                                        
1位 
米大統領選、バイデン氏が当選確実 

2位 
WHO、新型コロナウイルスのパンデミック表明

3位 
米国で警官に拘束された黒人男性が死亡、抗議デモ世界に

4位 
英国がEUを離脱

5位 
香港の国家安全維持法が施行

6位 
米トランプ大統領、新型コロナに感染

7位 
米トランプ大統領、WHO脱退を表明 

8位 
英ヘンリー王子夫妻、公務引退

9位 
アルゼンチンのマラドーナ氏が死去

10位 
核兵器禁止条約の発効決定


11位
モーリシャス沖で貨物船座礁、重油流出

12位
レバノンの港で大規模爆発 

13位
英ジョンソン首相、新型コロナで入院 

14位
北朝鮮、南北共同連絡事務所を爆破 

15位
米民主党の副大統領候補にハリス氏 

16位
米国で民間初の有人宇宙船打ち上げ

17位
ノーベル平和賞に国連の世界食糧計画 

18位
NY株、史上初の3万ドル台 

19位
イスラエルがUAE、バーレーンと国交樹立合意

20位
韓国、「元徴用工」訴訟で資産差し押さえ手続き


21位
南シナ海巡り米中対立が激化

22位
タイ、反政府集会に1万人

23位
NY株、過去最大2997ドル安

24位
パキスタンで旅客機墜落、乗員乗客のうち97人死亡

25位
英、5Gで中国のファーウェイを排除

26位
米トランプ大統領、弾だん劾がい裁判で無罪

27位
中国が初のマイナス成長、1〜3月期

28位
露が憲法改正、プーチン氏5選可能に

29位
台湾の李登輝・元総統死去

30位
米軍、イラン革命防衛隊司令官を殺害


小説『大名倒産』(上・下)  書籍関係

[書籍紹介]

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文藝春秋に2016年4月号から2019年9月号まで連載されたものを
昨年12月6日に単行本として出版した
浅田次郎の歴史小説。

越後丹生山三万石16代当主
松平和泉守信房(小四郎)・21歳が主人公。
お殿様が女中に手を付け、
足軽にお下げ渡しした四男。
なぜ小四郎が跡継ぎになったかというと、
まず長男が頓死。
次男は評判の莫迦。
三男は病弱。
そういうわけで、藩主の座が巡って来たわけだが、
実は、その裏には、ある陰謀が隠されていた。

というのは、藩は25万両の借金を抱え、
利息だけでも年3万両。
しかし、藩の収入(年貢)は年1万両しかない。
その25万両の借金も2百数十年の蓄積で、
なにがどうなっているかは誰も知らない。
しかも、その大部分は未払いの利息の累積によるという理不尽。

そこで、前藩主は策略を巡らす。
過去200年以上にわたって積み重なってきた借金は
もはや返済できないと考え、
藩を倒産させようというのだ。
改易でもお取り潰しでもなく、
自ら大名をやめ、
領国を手放し、家来衆は離散する。

つまり、計画倒産
現金をかき集めて、
倒産したあかつきには、
藩士たちがしばらく暮らせるだけのお金を配るという、
前例のない「大名倒産」をやってしまおうと目論見。
その責任は家督を譲った新藩主の小四郎に押しつける。
愛着のない庶子の四男に
腹を斬らせる腹なのだ。

新藩主の小四郎改め和泉守は、
ある日江戸城で、
収めるべき金が未納になっているとの宣告を
老中から受ける。
しかも老中は「貴藩にはカネがない」と言う。
調べてみると、
藩の経済事情は火の車だった。
しかし、二両や三両の金がないはずはない。
本音は払う気がないようなのだ。

逼迫状況は厳しく、
新藩主のお国入りの大名行列の費用さえないという。
次兄の結婚費用も後日払いにし、
行列も将軍吉宗の
参勤交代を簡素にすべしとの沙汰を盾に最小限にして、
初の国入りを果たした和泉守は、
父祖から受け継いだお家と、
美しき里に住む領地の民たちを守るため、
幼少の頃からの友である側近らと、
江戸とお国を股にかけた
藩の改革に乗り出すが・・・

これに、同規模での藩の破綻に関わった浪人、比留間伝蔵や
次兄に嫁を出した旗本大番頭小池越中守や
豪農の仙藤利右衛門や豪商の鴻池や
高僧の上人様や小四郎の弟の琵琶法師や山賊の仁王丸や、
果ては、大名行列に付き添って来た貧乏神や七福神もかかわる。

莫大な借金を抱えた
藩は立ち直れるのか。
そんな「奇跡」に向かって物語は突き進む・・

やがて、幕府も大名倒産の企みに気付く。
そんな前例が出来れば、
借金に苦しむ諸大名が
なだれを打ってそれにならうかもしれない。
それは江戸幕府の内側からの崩壊を示す。

歴史に題材を取りながら、
登場人物の人間性が横溢する。
浅田次郎らしい、笑いと涙にあふれた物語。
やはりこの人は天与のストーリーテラーだ。
ところどころつい吹き出した箇所があったり、
泣かせ所も豊富。
たとえば、9歳で藩主とお目見えし、
息子と認められた小四郎に、
自分がいては邪魔と、
妻子を置いて、国に帰っていく父・間垣作兵衛との別れの場。
国入りした際、その父との再会の場。
和泉守が阿呆の次兄に嫁をとらせるため、
その親元で頭を下げ、言う言葉。

「不幸である人は
たとえ一日たりとも、
不幸であってはなりません」


小池越中守が和泉守の約束手形を散り散りに破く場面。
領内に入った時、小池家の徴旗(しるしばた)を降ろさせるところ。
幼い頃に寺に預けられた盲目の琵琶法師と和泉守が
兄弟の名乗りをあげるところ。
間垣作兵衛が分かれた妻・なつに、
引き離した息子の今を告げるところ。

なつは顔を覆って声を限りに泣いた。
一国一城の主になるよりも、
天下一の琵琶法師になるほうが、
ずっと出世だと思うたからだった。


前藩主の死にあたり、現藩主が手を取って泣くところ。

「父上。小四郎めは泣きまする。
このさき二度と嘆きませぬゆえ、
ご容赦下されませ」
そう仰せられたなり、
御殿様は父の手を頬に当てて
童(わらし)のように泣き始めた。


舞台は江戸時代だが、
会社の破綻やら計画倒産やら、
現代に通じるものがある。
                                        
260年の平和が続いた江戸時代。
その間に積み重なって来た様々なしきたりが
その起源も分からずに使われている様の描写も面白い。

天下が定まってより二百六十年、
どの御家も十数代を経て、
すっかり凝り固まってしもうた。
わけのわからぬ繁文縟礼にがんじがらめにされ、
祖法を守ること、
過たぬことにのみ汲々と心をくだいて、
武士は堕落した。

繁文縟礼(はんぶんじょくれい)なんて言葉、
この小説で初めて知った。

繁文縟礼・・・規則が細かすぎ、煩雑な手続きが多く、
非常に非能率的な状況を指す。


多年にわたる慣習とは厄介なもので、
まず簡素になることがない。
それどころか年を経るごとに
余分な上塗りが施されて、
複雑怪奇になってゆく。


次のような手厳しい表現もある。

大名と呼ばれる人々は既に武将などではなく、
わけのわからぬ慣習と戒律にがんじがらめとなった、
苦行僧か何かのように見える。
しかしおのれは法衣のかわりに
熨斗目半裃(のしめはんがみしも)の出で立ちで
きらびやかな本丸御殿にあり、
これよりお目通りする上様も、けっして仏ではない。
つまり権威の頂点にある上様と大名たちは、
何の悟りも得られぬ苦行を
幾年幾十重年と続けたあげくに、
空虚な人生をひたすら悔いながら死んでゆくのだろう。

新藩主の初国入りを迎える藩士たちの歓迎の儀式もおかしい。

もっとも、(その意味を)訊ねたところで誰も答えられまい。
なにしろ二百六十年前の出来事なのである。

また、武士が金銭に頓着しない原因も判明する。

そうこうするうち、
「為政者たる武士は、不浄の銭金を扱うべきではない」
という奇妙な道義が出現した。
財政改革をするよりも
それらしい道義を持ち出すほうが、
ずっと簡単だからである。
だが、むろんそれは権威の失墜につながる道であった。


商人からの借金を全面的になしにする
「お断り」というのも初めて知った。
債権者の商人を集めて、
お殿様が「断る」と一言いえば終了。

ユーモラスな場面。
                                        
鮭が好物の小池越中守が
鮭の塩引きの工房を訪れて呆然とする場面。

傷を負った貧乏神が薬師如来に改心を誓ってしまう場面。
女狐の看護師に介抱を受け、
琵琶法師の平家物語の一節を聞く場面。

こともあろうに「幼帝入水」の段。
それ、やめて。


やがて、和泉守の心意気に感じた家臣や
豪農や豪商がこぞって協力し、
塩引き鮭の商売の成功や、
最後はあるものの発見など、
やはり浅田次郎は心優しい人なのだな、
と感心する。


映画『ローズ島共和国』と独立宣言  映画関係

[映画紹介]

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1968年のイタリア。
若い技術者ジョルジオ・ロサは、

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珍奇な発明品を作って、周囲から持て余されていたが、
リミニから約11q沖合いのアドリア海上に島
(といっても、20メートル四方のプレートだが)
を建設し、
「ローズ島共和国」として独立宣言
実際は若者を集めてのディスコ会場だったが、
認めてくれないイタリア政府に業をにやしたジョルジオは、
国際連合と欧州委員会に提訴したため、
イタリア政府を巻き込んだ大騒動になる。

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というのも、共和国のもとには、
前世界から移住希望者が殺到、
反対に各国政府には、国籍離脱申請が寄せられたからだ。
ジョルジオの方はディスコの繁盛に上機嫌で、
大臣を任命し、パスポートまで発行する。
税金も無料だという。

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公海上のことなので、イタリア政府は手を出せず、
代わりにジョルジオに本土でのクラブの経営権を
ちらつかせて懐柔しようとするが・・・

というイタリア映画で、
監督はシドニー・シビリア。
Netflixで配信。

題材は面白く、
料理の仕方によっては、
国家論にまで踏み込んだ内容になると思うが、
とにかく主人公の設定がいい加減な男なので、
そういう方向には進まず、
ただの与太話になってしまう。

と、与太話だと思ったら、
実話に基づく、というので、びっくり。

Expediaにも↓下のように、ちゃんと出て来る。

ローズ島共和国は、かつてアドリア海にあったミクロネーション。
1964年にイタリア人の技術者、
ジョルジオ・ローザがリミニから約11km沖合いのアドリア海上に
石油プラットフォームに似た人工島「ローズ島」を作り始め、
1968年6月24日に自身を大統領とし、独立宣言した。
ただし、ローザおよび閣僚は島には住んでおらず、
代理人が1人で居住していたとされる。
イタリア政府は、独立直後に
船舶の航行障害及びカジノ収益の脱税防止を理由に警察の艦船を派遣、
7月20日には武装警察及び税務調査官が上陸した。
その後、公海上のローズ島に対しイタリアの主権が及ぶか否かが、
イタリアの最高裁判所で争われたが、
1969年の政府側勝訴の判決を受け、
同年にイタリア海軍により爆破、消滅した。
その後、爆破の模様を描いた切手が、
ローズ島の亡命政府であるローズ島共和国によって発行されたという。


確かに沿岸の公海上の島が独立したら、
政府としては驚くだろう。


こういう「自主独立」の話は、いろいろある
次にあげてみよう。

シーランド共和国

イギリス沖合に存在し、
面積は207平方メートルで人口は4人、
国家元首はロイ・ベーツ公というイギリス人。

元々は第二次世界大戦中にイギリス軍が作った人工島の海上要塞で、
戦争が終わり放棄されていたのを、
1967年に元英軍少尉で海賊放送局を運営していた
パティ・ロイ・ベーツが占拠し、
シーランド公国の独立を宣言
イギリス政府に訴えられたが、
裁判所は翌年「公海上なので司法の管轄外」だとして訴えを退けた。
当時の領海は3海里で、
シーランドは約6海里のところにある。
イギリスは領海を12海里に広げることを宣言したが、
事後法で適用されない。

こうしてパティ・ロイ・ベーツはロイ・ベーツ公を名乗り、
1978年にドイツ人投資家のアッヘンバッハを首相に任命して
カジノを作ろうとしたところ、
息子のマイケル皇太子を人質に取られてクーデターを起こされ、
公国から追放されてしまう。

しかしロイ・ベーツ公は元英軍少尉だけあって、
20人の武装した友人たちを率いて
ヘリコプターで要塞を急襲し反乱を鎮圧。
アッヘンバッハたちはオランダへ追放され、
シーランド公国から「反逆罪」として
7万5000マルクの罰金支払いを命じられた。

この事件についてドイツ政府はイギリス政府に善処を求めたが、
イギリス政府は68年の判決を理由に「管轄外」だと無視したため、
ドイツ政府はシーランド公国へ外交官を派遣して交渉したところ、
ロイ・ベーツ公は「わが国がドイツ政府によって承認された」と喜んで、
罰金支払い命令を取り消した。

この後、アッヘンバッハたちはドイツで
シーランド公国の「亡命政府」を樹立して、
今も正統政権を主張しているとか。

シーランド公国では切手(なぜかベルギー宛の郵便だけには使えるらしい)や
コイン(米ドルと等価のシーランド・ドル)を発行したほか、
これまでに106人に市民権を与えてパスポートを販売した。
しかし亡命政府が発行したパスポートも出回り
犯罪事件に使われたため、
1997年にそれまで発行したパスポートの無効を宣言している。

現在では80歳を超えたロイ・ベーツ公はイギリスで暮らし
(イギリスはシーランド公国の独立を承認していないので、
ロイ・ベーツ公はイギリス人として暮らせる、という皮肉)、
シーランド公国は息子のマイケルが跡を継いで、
タックスヘブンに加えてインターネットのデータへブン、
つまりインターネットに関するいかなる規制も受けない国として
売り出そうとしているようだ。

1933年のモンテビデオ条約によれば、
国際法で認められるべき国家の要件は、
(1)国民、(2)領土、(3)政府、(4)外交能力の4つとされている。
シーランド公国の場合、国民と領土、政府は存在しているし、
外交能力についても1978年の
「ドイツ政府との交渉」を根拠に条件を満たしていると言えそうだ
(ただし、ドイツ政府は国家として認めて交渉したわけではないと主張)。

1982年に締結された国連の海洋法では、
島について「自然に形成された陸地」と定義しているので、
人工島は領土として認められず、
人工島だけを支配するシーランド公国は、
領土を持たないから国家とは認められないということになる。


アトランティス(黄金島)

フロリダ沖の暗礁に人工島を作って
独立国にしようと考えた人が、
1962年にマリーナやダイビング、釣り、
カジノなどのレジャー施設を作る構想を発表し、
アトランティス・デベロープメントという会社が権利を取得。
フロリダ州や内務省に法律に関する問い合わせたところ、
「アメリカの領海外のことは管轄外」という回答を得たので、
とりあえず5万ドルをかけて暗礁に調査用の
プレハブ建築物を4つ建てた(うち3つは翌年のハリケーンで倒壊)。

アトランティス・デベロープメント社では、
面積8ヘクタールの人工島を建設して、
アトランティスもしくは黄金島という独立国を作り、
リゾートやカジノに加えて、
オフショアの金融センターを開設する計画で、
浚渫工事を始めたが、
アメリカ政府から「珊瑚礁に回復不能な損傷を与え環境を破壊した」と
工事差し止めの訴訟を起こされ、
さらに米軍からも航行の障害になるとクレームがついた。
結局、司法では1953年に成立した大陸棚外土地法によって、
州の海域の大陸棚(沿岸3マイル)の外側の海底については
連邦政府の管轄権が確立されているとして、
工事差し止めを認める判決を下したため、
工事は中断。
やがて建築物はすべて海中に没してアトランティス計画は泡と化した。


大カプリ共和国

アトランティス建国計画に対抗して、
Acme Contractors Incという会社が
人工島を作って建設しようとした国。
珊瑚礁に600m×150mの島を築く予定だったが、
やはりアメリカ政府に訴えられて着工前に頓挫した。


ニューアトランティス

ジャマイカの沖合6マイル(9・7km)の地点で、
ブロックと竹のやぐらで作られた人工島だったようだが、
間もなく嵐で消滅した(・・・らしい)。

1964年、
アーネスト・ヘミングウェイの弟・レスター氏のもとに
謎の手紙が届いた。差出人はリンドン・ジョンソンという人物で、
彼の作った新しい独立国「ニューアトランティス」から
ヘミングウェイの記念切手を発行することになり、
名誉に感謝するという内容だったとか・・・。


アバロニア

1969年、
サンディエゴの沖合110マイル(約180km)の珊瑚礁に、
コンクリートを積んだ全長100メートル弱の貨物船2隻
(もともと第二次世界大戦の時に使われた軍の輸送船だったらしい)を沈め、
ここを「アバロニア」という独立国家の領土として独立を宣言しようとしたが、
荒波のために予定より水深の深い場所で船が沈んでしまい失敗。

コルテス海にはアワビや伊勢海老がたくさん生息しているので、
その海の真ん中に独立国を作って領海も宣言し、
周辺一帯のアワビや伊勢海老を独占。
さらにダイバーをたくさん「国民」として雇ってそれらを捕り、
いかなる国の税金もかからない水産加工工場を作る計画だったようだ。
アワビは英語でアバロンだから、
アバロニアとは「アワビの国」という意味。
アバロニア独立を計画していた某水産会社は
多額の負債を抱えて散々な目に遭ったうえ、
アメリカ政府からも「コルテス海の大陸棚は1966年11月に
アメリカの外洋の大陸棚と宣言済みだ」
と訴えられそうになった。
結局アメリカ政府はこの会社が
再びコルテス海に独立国を作ろうと目論まないことを条件に、
訴訟を起こさないことにした。


タルガ

ある会社がカリフォルニア南部のコルテス海に作ろうとしたが、
立ち消えになった国。
メキシコから船で岩を運んで珊瑚礁に積み上げ、
長方形の岸壁を作ってその中に周囲の海底を浚渫して集めた泥を入れ、
面積8ヘクタールの「オーロラ島」を作り、
これをタルガ国の首都とする。
さらに近くに3つの島を作り、
4つの島を橋で結んで国にする予定で、
総工費は1300万ドル以上、
オーロラ島の建設に2年、
4つの島すべての完成に14年を見積もっていた。

これもアメリカ政府から
「コルテス海の大陸棚は1966年11月に
アメリカの外洋の大陸棚だと宣言済みであり、
許可なきいかなる工事も違法である」
と警告されて、着工を断念。計画は沙汰闇になった。
 

ミネルバ共和国

ミネルバはトンガの東南400kmほどにある岩礁で、
高さは1〜2メートル。
満潮になると大部分が海面下に没するという場所で、
たまにトンガ人の漁民が訪れるほかは利用されていなかった。
ここに独立国を築こうとしたのは、
「あらゆる国家権力からの干渉を排した自由な企業活動のユートピア作り」
を目指したアメリカのマイケル・オリバー率いるフェニックス財団で、
1971年8月に上陸。フィジーから運び込んだ土で、
常時海面上に顔を出す160ヘクタールの土地を確保するべく工事を始めた。

そして1972年1月19日にミネルバ共和国の独立を宣言した。
ミネルバ共和国を拠点に経済活動をしようという個人は
年間1人当たり50〜100ドル、
企業は150〜500ドルの負担金を自発的に払えば、
司法サービスを受けられるという仕組みで、
タックスヘブン(租税回避地)や商品の原産地表示地の
法的なベースとしての利用を呼びかけた。

記念切手やコインも発行され、
2月にはモリス・デイビスを大統領に選出した。

ミネルバ共和国では、
世界中の国々に国家としての承認を求めて親書を送ったが、
どこの国からも承認されなかった。

6月、トンガの軍人数人と囚人20人を乗せた船がミネルバに上陸し、
ミネルバの国旗を引きずりおろして一時占拠し、
7月15日にトンが政府が正式にミネルバ岩礁の領有権を宣言。


アバコ

ミネルバ共和国で失敗したマイケル・オリバー率いる
フェニックス財団がアバコ島のバハマからの独立運動に介入。
直前になって指導者は日和って逃亡。
アバコ島の白人たちも本番前にエネルギーを使い果たしてしまい、
アバコ島の独立計画は失敗に終わった。


山口県

↓のニュースは

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エイプリル・フールの冗談。

日本では、どんな無人島も領海内にあるので、
さだまさしといえども、
独立宣言はできない。

南極は、南極条約によって領有権が凍結されているので、
国を建設することはできない。

は宇宙条約により「どの国の国土でもない」とされているので、
アポロ11号でアメリカが星条旗を立てても、
アメリカ領にはならない。
なったら、すごいことで、
地球からアメリカ領を見ることができることになる。

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著名人の本名・タレント篇  様々な話題

それでは、最後にタレントの本名を。

綾小路きみまろ → 假屋美尋(かりや よしひろ)
IKKO  → 豊田一幸(とよだ かずゆき)
いっこく堂 → 玉城一石(たまき いっこく)
伊集院光  → 篠岡建(しのおか けん)
大川隆法  → 中川隆(なかがわ たかし)
大橋巨泉  → 大橋克巳(おおはし かつみ)
おすぎ   → 杉浦孝昭(すぎうら たかあき)
おのののか → 宮田真理愛(みやたまりあ)」

片岡鶴太郎 → 荻野繁雄(おぎの しげお)
叶恭子   → 小山恭子(こやま きょうこ)
叶美香   → 玉井美香(たまい みか)
KABA.ちゃん → 椛島永次(かばしま えいじ)
上岡龍太郎 → 小林龍太郎(こばやし りゅうたろう)
ギャル曽根 → 名城菜津子(なしろ なつこ)
キンタロー。→ 田中志保(たなか しほ)
劇団ひとり → 川島省吾(かわしま しょうご)
コロッケ  → 瀧川広志(たきがわ ひろし)

さかなクン → 宮澤正之(みやざわ まさゆき)
スザンヌ  → 山本紗衣(やまもとさえ)

高木ブー  → 高木友之助(たかぎ とものすけ)
タモリ   → 森田一義(もりた かずよし)
壇密    → 齋藤支靜加(さいとうしづか)
千秋    → 藤本千秋(ふじもと ちあき)
つんく♂  → 寺田光男(てらだ みつお)
テリー伊藤 → 伊藤輝夫(いとう てるお)
デヴィ夫人 → 根本七保子(ねもと なおこ)
所ジョージ → 芳賀隆之(はが たかゆき)

猫ひろし  → 瀧崎邦明(たきざき くにあき)

羽賀研二  → 当真美喜男(とうま みきお)
ピーコ   → 杉浦克昭(すぎうら かつあき)
引田天功  → 板倉満里子(いたくら まりこ)
ヒロミ   → 小園浩己
ベッキー  → レベッカ・英里(えり)・レイボーン

マツコ・デラックス → 松井貴博(まついたかひろ)
ミッツマングローブ → 徳光修平(とくみつ しゅうへい)
みのもんた → 御法川法夫(みのりかわ のりお)

ローラ   → 佐藤えり(さとう えり)


お笑い芸人

明石家さんま → 杉本高文(すぎもと たかふみ)
ウド鈴木   → 鈴木任紀(すずき ひでき)
江頭2:50   → 江頭秀晴(えがしら ひではる)

桂文枝    → 河村静也(かわむら しずや)
加藤茶    → 加藤英文(かとう ひでゆき)
クロちゃん  → 黒川明人(くろかわ あきひと)
くっきー!  → 川島邦裕(かわしま くにひろ)

笑福亭鶴瓶  → 駿河学(するが まなぶ)
志村けん   → 志村康徳(しむらやすのり)
せいや    → 石川晟也(いしかわ せいや)
粗品     → 佐々木直人(ささき なおと)

大悟     → 山本大悟(やまもと だいご)
タカ     → 鈴木崇大(すずき たかひろ)
千原ジュニア → 千原浩史(ちはら こうじ)
椿鬼奴    → 佐藤雅代(さとう まさよ)
トシ     → 三浦敏和(みうら としかず)
友近     → 友近由紀子(ともちか ゆきこ)

ノブ     → 早川信行(はやかわ のぶゆき)

博多大吉   → 吉岡廣憲(よしおか ひろのり)
博多華丸   → 岡崎光輝(おかざき みつてる)
バカリズム  → 升野英知(ますの ひでとも)
間寛平    → 間重美(はざま しげみ)
バービー   → 笹森花菜(ささもりかな)
ハリウッドザコシショウ → 中澤滋紀(なかざわしげき)

みやぞん   → 宮園大耕(みやぞの だいこう)


番外

細川ガラシャ → 明智玉子(あけち たまこ)


実は本名

オダギリジョー → 小田切譲(おだぎり じょう)
一青窈     → 一青窈(ひととよう)
剛力彩芽    → 剛力彩芽(ごうりき あやめ)
土屋太鳳    → 土屋太鳳(つちや たお)
本仮屋ゆいか  → 本仮屋ゆいか(もとかりや ゆいか)
浜辺美波    → 浜辺美波(はまべ みなみ)
米津玄師    → 米津玄師(よねづ けんし)
布袋寅泰    → 布袋寅泰(ほてい ともやす)


短編集『妻は忘れない』  書籍関係

[書籍紹介]

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日常の中に入り込んで来る、
人間の闇をみつめる短編集。

妻は忘れない

千紘(ちひろ)は、夫との間の亀裂に悩んでいる。
というのも、義父の葬儀の際、
弔問に訪れた前妻の佑香との会話を聞いてしまったからだ。
あれ以来、心ここにあらずの夫。
夫は前妻とよりを戻したのではないだろうか。
そうした中、千紘は夫のバッグの中にある物を発見してしまう。
自分は夫に殺されるのではないか、との疑念が広がる。
警察沙汰で事情聴取を受けていた夫を迎えに行くと、
佑香と一緒だったことが分かる。
問い詰める千紘に対して夫が語った真実とは・・・

前妻と夫の仲を疑った主婦の心の中に襲う闇。

無垢なる手

保護者会で友梨とクラス委員をさせられてしまった詩穂は、
次第に友梨が自分の生活の中に割り込んで来るのにいらついていた。
どうも友梨は人との距離感が分からないらしい。
その上、夫との間に何かがあったのではないかとの疑いさえ持ち上がる。
友梨を車で送って行った日以来、
何だか夫の行動がおかしいのだ。
問い詰める詩穂に
夫が意外な話をし始める。

保育園のママ同士の微妙な関係の中に入り込んで来る闇。
解決したように見えながら、
最後の二行で、闇が続くことを暗示する。

裂けた繭

引きこもりの誠司は、
自分の中で勝手に作った人格「みゆな」と会話している。
その誠司の部屋に侵入して来た泥棒を誠司が殺し、
通販で買った薬品で溶かして処理しようとする。
そんな時、誠司の母親が殺されてしまう。
犯人は・・・

途中で明かされる驚きの事実。
実際に起きた事件を彷彿とさせる。

百舌鳥の家

沙也が大学進学のために家を出てから10年になる。
実家では母と姉が一緒に暮らしていた。
父は20年前、沙也が小学生の時、山で遭難死していた。
母の大腸の手術で家に帰った沙也は、
姉から意外な話を切り出される。
母が死んだ場合、遺産は全て姉がいただくというのだ。
理由は、父の死は、沙也のせいだからというのだ。
母の手術の日、病院を出た姉は、それきり帰らなかった。
母の大腸は癌ではないと判明した日、
ようやく姿を見せた姉は、沙也に意外な話をする・・・

表題にある百舌(もず)は、
カッコウによって巣に卵を産みつけられ、
他のヒナより早く孵ったカッコウは、
百舌の卵を巣の外に落とすという。

その話が影を落とす。
ぞっとする姉妹の関係の闇。

戻り梅雨

離婚後、女手一つで彩花と哲生を育てた主人公は、
哲生が大学を中退して、
美玲という7歳年上のシングルマザーと
結婚したいと言われて慌てる。
何とか断念させ、美玲と別れさせたものの、
哲生は心を閉ざしてしまった。
その日、大学に行く哲生を自宅に残して出勤した彼女は、
警察の電話で呼び出される。
哲生が美玲の家にいて、
美玲が重傷を負ったというのだ。
哲生は黙秘しているという。
事情聴取を終えて家に帰った家の前で弁護士の岸根が待っていた。
しかも、事件の内容がSNSで拡散し、
哲生の名前も出ているというのだ。
岸根の法律事務所に同行した彼女は、そこで・・・

散りばめた伏線が見事に回収される。

家族や身近な人間との関係の中で
浮き上がって来る悲しみと恐れ。
なかなかの読みごたえのある好短編集だった。

「無垢なる手」「百舌鳥の家」「戻り梅雨」は、
文庫のための書き下ろし。

筆者の矢樹純は44歳の既婚女性。
高校生の長男と中学生の長女、次女がいる。
こんな小説を書く母親がいたら、
ちょっとこわいかも。





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