杉村クンと江川サン  様々な話題

10月9日のブログで書いた
池袋での高齢者運転事故について、
あの杉村太蔵クンが変なことを言っている。

「これ少し冷静になって考えなきゃいけないなと思うのは、
私たち民主主義の世界に生きていますよと。
そういった時に、裁判において被告が
自分の正当性を主張するというのは、
基本的人権の中で最も尊重されるべき、1丁目1番地ですね。
これを否定するというのは、
ましてメディアで強くバッシングするというのはちょっと、
やっぱり我々冷静にならなきゃいけない」
「推定無罪というこの大原則は、
やはりメディアにおいては、
きちっと把握、抑えておかなければならないポイントだと思います」

太蔵クン、何を勘違いしているんだ。
被告が無罪を主張することなど、誰も非難していない。
無罪主張の理由が、
あまりに自己中心で手前勝手なことを言っているから非難しているのだ。
主張の行為そのものではなく、
主張の内容が問題にされているのだ。
その区別もつかないのか。

最近、知恵も知識もない芸能人が
ワイドショーでえらそうにコメントしているのを見かけるが、
これもその一つ。
大勢に反して、異議をとなえてカッコ良いと思っているかもしれないが、
君のピント外れぶりに、みんなが笑っていることに気づかないのか。

その発言にジャーナリストの江川紹子サンまでもが乗っているのはいただけない。
ツイッターに太蔵クンの主張を支持する文を載せ、
「杉村氏まっとう。と言わなければならない状況が嘆かわしい」と。

江川サンは、加害者家族の苦しみについて言及し、
「事実確認もないまま、共犯者であるかのような非難にさらされる日々。
終わりなき社会的制裁に、加害者の家族も苦しんでいる」

巷の「被害者から見れば加害者を庇う加害者家族も共犯者に見える」
という指摘に対し、
「加害者の家族を苦しめているのは、
被害者ではなく、『社会』の人々です」
と反論。

そして「加害者家族も苦しんでるかもしれんけど
被害者家族はもっと苦しんでるよね、
命奪われたんだから」という意見を受け、
「被害者家族の苦しみと、加害者の家族の苦しみは、
質的に異なり、比較することに意味はないと思います。
被害者家族が受けている、途方もない喪失感や悲しみを、
何かと比較するようなことはしたくありません」

なにを言っているんだ。
そもそも、
「加害者家族の苦しみと加害者家族の苦しみ」を
「比較」など誰もしていない。
圧倒的に深い被害者家族の苦しみを
どうしたらいいんだ、と言っているだけだ。

「一番言いたいはずの松永さんが、
その点、非常に抑制的なコメントをされているのに、
無関係の芸能人とかがテレビでわいわいと
自分の『思い』をぶっちゃけ合うという企画そのものがどうか、
と思いますね」

妻子を亡くした遺族の松永拓也さんの公判後の会見は、こうだ。
「この1年半の間は、
私たち遺族は本当に苦しみと悲しみに向き合いながら生きてきました。
(被告が)車の不具合を主張するのであれば、
私は別に謝ってほしくはない。
謝るならば、しっかりと罪を認めて。
判決が出た後に本当に申し訳ないと思うのであれば、
その時で私はいいと思っています。
ただただ、本当に残念でなりません」

この松永さんを前にして、江川サンは、
加害者庇護の意見を言えるだろうか。

無罪主張すれば、裁判は長引く。
裁判中に被告が亡くなるかもしれない。
すると、裁判で真実が明らかにならないままに、
裁判は終ってしまう。
その時の被害者遺族の空虚さを思うと、
加害者がすみやかに過ちを認め、
被害者遺族の気持ちを慰めることが重要だと思う。

だって、被害者家族は、
愛する妻と娘を失い、
家庭を崩壊させられたのだよ。

加害者家族に対する社会的バッシングというが、
それは当然ではないか。
加害者家族は、
高齢でしかも足が不自由な人に
運転するような環境を放置していたのだ。
免許証を返納させる、
免許証や車のキーを隠してしまう、
等、運転させない方策はあったにもかかわらず、
事故当時87歳の高齢者に運転を許していた、
このことが非難されているのだ。
だから、一般的な「加害者家族へのバッシング」とは違う。
高齢者運転に対する激しい警告なのだ。

また、
このような裁判での無責任な罪のなすりつけを
赦した加害者家族の罪も大きい。
「お父さん、こんな主張は被害者遺族を苦しめるだけですから、
よしましょう」
と何故言えなかったのか。

昔、オウム真理教で江川さんが活躍していた頃、
私は江川さんに励ましの手紙を送ったことがある。
ちゃんと自筆のお礼状ハガキをいただいた。
さすがだと思った。

その江川さんが、
被害者遺族の苦しみを知りながら、
加害者家族の擁護に回るとは。
被害者家族の悲しみを思ったら、
こんなことを考えても、
口をつむぐべき立場だろう。
時流に反して異論を述べて、
自分の立場を良くしようとするなら、
杉村クンと同じレベルではないか。

これは、国民的関心事だ。
そして、国民の自然の感情に寄り添えない評論家なんか、
いらない。

江川さんは62歳。
まだまだヤキが回る歳ではないと思うが。





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