映画『ステップ』  映画関係

[映画紹介]

クリックすると元のサイズで表示します

結婚3年目、
30歳という若さで妻を亡くした武田健一は、
引き取ろうかという義父母の提案と、
養子にしたいという義兄夫婦の申し出を断って、
娘の美紀を男出一つで育てることに決める。
そのために好成績だった営業の部署から
フレックスタイムの総務に異動させてもらい、
夕方4時には退社して、
保育園に迎えに行く生活となった。

クリックすると元のサイズで表示します

という2歳から小学校の卒業までの10年間の
シングルファーザーの苦闘を描く。
仕事と両立する毎日は、
予想を越える大変さで、
少しの愛情の欠如も敏感に反映してしまう娘の心、
母の日の絵を巡る、小学校での悩み、
家の暮らしの発表で、
「お母さんは家にいる」と言ったのを
嘘と受け止められてしまう悲しみ。
美紀にとって、亡くなった母は今も家にいるのに。
実の息子として扱ってくれる
義父母との絆。
ようやく見つけた再婚相手への美紀の拒絶反応、
退職した義父の心臓病と別れ。
10年間の起伏をていねいに描いていく。

原作は重松清

クリックすると元のサイズで表示します

重松作品らしい、きめの細かい描写。
そして、重松作品らしい、
周囲の愛情あふれる人たち。
保育園の先生も、
元の上司も、みんないい人だ。

クリックすると元のサイズで表示します

介護と同様、
やってみなければ分からない大変さ。
さいわい、我が家は妻は健康で、
分担して家庭はうまく回った。
その一つだけでも幸運だったのだと分かる。

家から保育園や学校までの道で、
電車の線路を渡る高架橋が効果的に使われている。
山田孝之はいつもと違う役どころを上手にこなす。

クリックすると元のサイズで表示します

義父の國村隼、義母の余貴美子
保母の伊藤沙莉ら脇役がうまいと映画は輝くという典型だ。

クリックすると元のサイズで表示します

オーディションで選んだ美紀役は、
成長に応じて3人で演ずる。

妻が死んだ時、カレンダーに書き込み中だったため、
赤いサインペンの壁についた一本の線が悲しい。

クリックすると元のサイズで表示します

監督は飯塚健(脚本も)。

ほとんど固定カメラで描くこの作品。
しかし、退屈さは感じなく、
胸を打たれるシーンが多くあった。
日本映画の良さが分かる良作。

5段階評価の「4」
                                        
予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/LeuYLjYMAJ4

丸の内TOEI他で上映中。

タグ: 映画




AutoPage最新お知らせ