産経抄の櫻井よしこさん  政治関係

昨日の産経抄

「みんなで力を合わせ、この危機を乗り越えようと
論説で書いたところはありますか」。
ジャーナリストの櫻井よしこさんは
4日のBSフジ番組で、
新型コロナウイルス報道の在り方に疑問を投げかけた。
全国の小中高校などに休校を要請した安倍晋三首相に対しても、
ケチばかりつけていると。

▼政府の施策チェックもマスコミの仕事ではあるものの、
櫻井さんの言葉は耳に痛い。
確かにテレビのニュース番組をはじめ、
政府対応は失敗だと不安をあおったり、
安倍首相の決断のあら探しをしたりが目立つ。
当初は、日本より感染拡大が著しい
韓国の手法に見習えという合唱も起きた。

▼安倍首相が今回打ち出した
中国、韓国からの入国制限に対してはどうか。
6日付朝刊各紙をみると、
朝日新聞は「自身の指導力を演出しようとする
狙いが透けて見える」。
毎日新聞も「首相のリーダーシップで
封じ込めに動く姿勢を演出」
と書いていた。

▼平時ならともかく、この非常時に際しても
安倍首相の政局的思惑に焦点を当て、
国難への対処策を
個人的な演出へと矮小化することに努めている。
櫻井さんが指摘する通り、
そこにみんなで協力して危機に立ち向かおうという
意識は感じられない。

▼何をしてもたたかれるのであれば、
じっとしている方が楽だろう。
第二次世界大戦時の英首相、チャーチルは
宥和政策でナチスドイツの軍事的伸長を座視した
ボールドウィン内閣をこう指弾した。
「成り行きのままに任せ、
流動するままに放置し、
無為無策のために力を傾けている」。

▼後手を引いたかどうかはともかく、
政府は動き出している。
この局面でただ揚げ足取りや
批判のための批判しかできないとしたら、
そんなマスコミに存在価値はあるだろうか。

櫻井よしこさん、さすが。

先日もある新聞が
小中学校の休校についての
小学3年生の投書を掲載していた。
宛て名は安倍首相宛てで、
なんで学校を休まなければならないのか、
自分の身近に感染者なんかいない。
自分は学校に行きたい、
友達と一緒にいたい、
という内容だった。

当然、親が投書を手伝ったのだと思うが、
まったく間違っている。
この事態に子どもに教えるべきことは、
人生には、自分の思い通りにならないことがある、ということ、
そして、難局にあっては、
自分たちの希望を押しとどめて、
国民全体が協力しあうことも必要だ

ということだったろう。
更に、デマに惑わされず、
トイレットペーパーの購入に走るような
愚かな行為に走らず、
冷静に対処すべきことを付け加えれば、
もっと良い。
そして、学校に行かなくても、
家で学習する方法を教えることだろう。

掲載する新聞も新聞で、
年端もいかない小学生の声を借りて、
政権批判をしたい、という意図がみえみえだ。

韓国からの入国制限に対して、
韓国が過剰反応をしており、
「対抗措置」として、
同様の措置を取り、ビザも停止するという。

こういう時は、経済的痛手を置いておいて、
各国間で協力しあうことが必要なのに。
韓国からの入国を制限した他の国には何の抗議もせず、
日本にだけ抗議し、
その上「対抗措置」とは、勘違いもはなはだしい。

ただ、この入国後の行動制限も
「要望」にすぎず、
入国者の意思に任せる、
というから不思議だ。
こういう不徹底は、
やはり政府としては、
生ぬるいとのそしりはまぬがれないだろう。






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