IKEAに行きました  身辺雑記

本日は昼から
家族で南船橋に出掛け、

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ここへ。

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IKEA Tokyo−Bay

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これが入り口。

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1階と2階にフロアがあります。

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広大なフロアに
輸入家具が並べられています。

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IKEAは、スウェーデン発祥
世界最大の家具量販店。

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設立は1943年。
17歳だったイングヴァル・カンプラードが設立した雑貨店が始まり。

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IKEAとは、Ingvar Kamprad, Elmtaryd, Agunnaryd の頭字語
4文字を取ったもの。
Ingvar Kampradは創業者の名前、
Elmtaryd は彼が育った農場の名称、
Agunnaryd は彼の出身地の都市名で
スウェーデン南部のスモーランド地方にあります。

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スウェーデン語では「イケーア」あるいは「イケーヤ」と発音されますが、
日本語では「イケア」、ドイツ語などでも「イケア」と発音されます。
英語では「アイキーア」。

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当初は需要があれば何でも取り扱う店でしたが、
1947年に地元の家具店と契約して
格安販売を開始するとこれが大当たりし、
1951年以降は完全に家具販売に集中。

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順調に売り上げを伸ばしていましたが、
同業他社との深刻な価格競争に巻き込まれ、
ライバルの圧力によって、
家具メーカーからの商品供給停止という深刻な状態に。
しかし、この事態をバネに、
自社で独自のデザイナーを抱え、
企画・製造・販売まで全てまかなう、
現在のイケアのスタイルを誕生させました。
危機を上手に乗り越えて、
ビジネスモデルを作ったわけです。

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また、この際にイケアの特徴の一つである
「フラットパック」
(分解された商品は、
できるかぎり薄く小さい梱包をされており、
自動車のトランクに積んで簡単に持ち帰ることができる)
も誕生しています。

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1963年からスウェーデン国外での積極的な展開を開始。
売上高(2011年)は世界全体で
250億ユーロ(2兆9250億円)に及び、
従業員は世界各国で13万9千人(2012年)。
2008年4月現在で、
世界の36の国と地域に合計278店舗を展開。
そのうち24カ国、246店舗が直営店。
(他はフランチャイズ方式)。
世界のどの市場でも株式を公開しておらず、
非上場を維持しています。

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カンプラード(2018年、91歳で死去)は
「非上場企業のままでいることが
イケアの驚異的な成功の主因の一つになっている」として、
今後も非上場を維持するとしています。

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2015年に、店舗のある全ての国家で
インターネット通販を展開。

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現在の本社はオランダにあります。

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日本においては、
1972年(昭和47年)から、
百貨店での店舗展開をしましたが、ふるわず撤退。

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2001年に日本再進出を決定し、
2002年7月に日本法人「イケア・ジャパン」を設立。
1号店(イケア船橋)が2006年4月24日にオープン
現在は9支店に。

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今日行ったIKEAトーキョー・ベイは、その1号店で、
広大な敷地は、
元屋内スキー場・ららぽーとスキードームSSAWS↓の跡地の一部。

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とにかく、品数が豊富で、安い。

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それだけでなく、デザイン性にすぐれ、
娘は「カワイイ、カワイイ」を連発。

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部屋を改装したいという人には、天国です。

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広い店内で迷わないように、
順路を床に表示。

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これ、天井のライトから投影。
電気代もかかるでしょうに。

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店内では、このバッグに品物を入れます。

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こんな風に。

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1階フロアではカートもあります。

大きな商品の購買手順が、
他の家具屋と一部異なり、
まずモデルルームで
各商品が実際に部屋に置かれた状況を想像・把握したうえで
購買対象を絞り、
商品番号を頼りに倉庫から
希望する商品をピックアップして、
レジへ向かいます。

そのための申し込み用紙と鉛筆。

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サイズを測るためのメジャーは無料。

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配送料の手引き。

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広いスペースを生かして、
個別のモデルルームが充実しており、

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こんな表示も親切。

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デザイナーも明らかに。

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「IKEA FAMILY」と「IKEA for Business」という会員制度があります。
↓左にあるのが、そのカード。

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入会費や年会費などは無料で、
いくつかの会員特典が受けられます。

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ポイントはつきません。

壮観なのは、このセルフサービスエリア

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どうやって品物を下ろすのか、

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やったことがありませんので、不明です。

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IKEAには、レストランが併設されています。

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これも多数の座席。

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スモークサーモンやミートボールなどを中心とした
スウェーデン料理を食べることができます。

対面で注文して品物をもらい、

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ここで精算。

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ドリックバーはたったの100円

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原価の安い飲み物でもうけよう、
などという魂胆はありません。

3人でこれだけ食べて、3千円いきません。

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他に喫茶コーナーもあり、

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ホットドッグが200円、
ソフトクリームが50円。

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家族でオープン当時来たことがあるので、
今回は14年ぶり
京葉線でたった3駅なのに。

私はTOHOシネマズに来た時に、
↓このホットドッグセットを買うために、
たびたび訪れています。

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昼過ぎに来て、夕方まで、5時間半
「家具のテーマパークだね」との感想。

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↓のとおり、16点を買い求めました。

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大きな家具は、
部屋のサイズを測ってから、
ということで、小物ばかりです。


小説『聖者のかけら』  書籍関係

今日から、
市川妙典の映画館が再開
↓は、そのネット予約の座席表。

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灰色の席は予約不可。
白色の席は予約可能。
つまり、一つ置きにしか発券しない。

もしかして、観客は私一人ではないかと思っていたら、
15人ほど。
二人連れは、
席をずらして、並んでいました。


[書籍紹介]

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言語学者の川添愛が書いた歴史ミステリー
「薔薇の名前」を彷彿させるが、
ずっと読みやすい。

「聖者のかけら」とは、
聖人の聖遺物のこと。
聖人の骨とか、柩の一部とかが、
救いのためのアイテムとして重用された、
中世のヨーロッパの話。

聖フランチェスコがなくなって6年。
1252年、ローマ近郊のモンテ=ファビオ修道院に届いた
謎の聖遺物が次々に奇蹟を起こした。
その聖遺物が誰のものなのか、
修道院長に調査を命じられた若き修道士ベネディクトが
セッテラーネ村の教区教会を訪ねる。
迎えたのは、若き助祭のピエトロ。
二人は謎を究明するためにアッシジへ向かう。
すると、大聖堂におさめられていたはずの
聖人の遺体が墓所から消えたという。
フランチェスコがフランチェスコ会を見限って
自ら墓を出て立ち去ったという目撃者まで現れる。
それどころか、大聖堂に遺体を移す時に、
既に棺の中は空っぽだったという説まで現れる。
遺体をベネディクト会の修道士が盗んだという噂が流れ、
フランチェスコ会とベネディクト会の
融和のための会議が流れそうになる・・・

フランチェスコの遺体はどこに消えたのか。
ベネディクトに与えられた聖遺物に対する能力とは何なのか。
ピエトロの狙いは?、その正体は?、
などという謎を含んで物語は進行する。

なにしろ、中世の話である。
しかも、聖遺物を巡る信仰の内容。
いかに宗教が社会を動かしていた時代とはいえ、
現代人にとっては、迷信と何ら変わりない。

こんな小説、誰が読むのか、と思ったが、
実は、めっぽう面白い。
それというのも、ベネディクトとピエトロの
主人公二人がしっかりと描かれている上、
フランチェスコの愛弟子、レオーネや
フランチェスコの在俗の弟子、ジャコモおばさんや
フランチェスコの最初の女の弟子、キアラや
大ジョバンニ、セバスティアーノら、
更に、要となるフランチェスコの事跡を
世界に広げたエリア・ポンパローネまでもが
生き生きと描かれ、
人物が小説を舞台に躍動する。

背景にある教皇と皇帝の確執や
二つの托鉢修道会フランチェスコ会とドミニコ会の争いなど、
歴史的背景もちゃんと織り込まれている。
最後には、トマス・アクィナスまで登場する。

つまり、聖フランチェスコの遺体盗難と聖遺物を巡る
壮大なウソ話なのだ。
まさに虚構。まさに小説。

ベネディクトの聖遺物への特殊能力も
ちゃんと絡んで来るし、
話に無駄がない。
若い時から修道院しか知らず、
宗教世界に生きているベネディクトの若い悩みも共感するし、
悪人を装うピエトロの実の性格も面白い。

聖遺物は、
仏教でいえば、仏舎利(釈迦の骨。アジアにおびただしく存在する)だが、
東洋伝道のヨハネの聖遺物が仏舎利だとほのめかしている。
そもそも、登場人物によって、このように語られている。

「世の中には、偽の聖遺物が多く出回っている。
偽物を作るための手引き書まであるくらいだ。」


「イエスが磔にされた十字架のかけら」だの
「イエスの手足に打ち込まれた釘」だの
「聖母マリアのヴェールの切れ端」だとか
すぐに嘘と分かるものがあり、
ただ、当時はその聖遺物のおかげで病気が治ったり、
聖遺物を持てば、
エルサレム巡礼と同じ効果があるとか信じられたのだ。
そして、最終的には、最後の審判の時、
聖者の取りなしを受けたいという道具にもなる。

何も持たず、清貧に甘んじるフランチェスコの戒律は、
何度も改訂(歪曲)されており、
修道会そのものが
貴族からの寄進を受けて財産を所有しているのを見ても、
聖人の遺志を継ぐというのは大変なことだと思うが、
弟子レオーネという人物によって、
その実態があかされるのは感動的だ。
二つの托鉢修道院の会議での対立を
レオーネの証言によって解決するという場面もある。
また、最後のエリアとピエトロの対決も読ませる。

達者な書きっぷりで、
著者の筆力はよく分かる。
500ページを越える大部だが、
2日で読み終えてしまったから、
その引きつける力は大きい。

書き下ろしで、刊行されたのが昨年の10月30日だから、
直木賞の対象になるのに、
候補にはならなかった。
予備選考者たちの眼力を疑う。

アッシジのフランチェスコについては、↓を参照。                                                               https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%82%B8%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%B3


韓国ドラマ『サバイバー 60日間の大統領』  映画関係

以前、「パラサイト 半地下の家族」に関連して、
映画において韓国に追い抜かれた、と書き、
ミュージカルやドラマでも韓国の方が優れている
と続けたが、
ドラマについて、
その韓国優位性を立証するようなものを紹介しよう。

「サバイバー 60日間の大統領」という作品で、
Netflixのオリジナルで製作し、
2019年7月1日から8月20日まで
tvN(インターネットテレビ)で放送し、
その後、Netflixで配信された。
全16話。

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主人公パク・ムジンは環境部長官(日本での環境大臣)。
化学科教授出身で、
大統領ヤン・ジンマンに抜擢されて長官に就任した。
学者で、政治的な野望はなく、
実験と研究だけで最高の結果を出すことにしか興味のない人物だった。

そんなパク・ムジンを巡って大事件が起こる。
大統領、首相、大臣たちが一堂に集まる
国会での大統領の施政演説中、
国会議事堂が爆弾テロにより崩壊し、
その場にいた大統領、首相をはじめ、
政府要人の大多数が死亡してしまう。

実は、その前に、環境問題でアメリカと対立した結果、
パクは口頭で解任されており、
その場にいなかったのだ。
憲法により、大統領職の継承順位12番目にあたるパク・ムジンは、
大統領権限代行に指名される。
大統領選挙が行われるまでの60日間の間、
一国の代表者を務めなければならない。

こうして、大学教授で、
政治的には素人の代行に、
様々な国家的試練が襲いかかる。
たとえば、北の漂流船の問題で、北と一触即発の状態になる。
クーデターの危機も襲う。
弾劾の恐れも起こる。
パク自身の代行の資格も問われる。
(解任は口頭で、正式な手続きを経ていなかった)
また、国会議事堂の瓦礫の中から生存者ホ・ヨンソク議員が発見され、
次期大統領候補として人気を博するが、
ホ・ヨンソクの発見された場所が
議事堂内のシェルター的な部屋だったことから、
爆破計画をホ・ヨンソクが知っていたのではないか、
という疑惑も生ずる。
また、爆破自体が、
大統領府でのシュミレーションのままであったことから、
誰かがシュミレーションを漏洩したのではないかという疑惑も起こる。

ヨンソクの関与を巡り、
国家情報院対テロチームの分析官のハン・ナギョンは、
爆破テロに巻き込まれて死亡した婚約者の残した手掛かりから、
テロ事件の真相を暴いていくが、
調査の過程で不可解な事件が次々と起こり、
黒幕的存在が浮き上がって来る。
そんな中、パク・ムジンが銃撃され、
代行の代行として、ホ・ヨンソクが就任し、
国策が曲げられそうになる。
更に、次の大統領候補である野党党首とソウル市長との確執も現れ・・・

と、次から次へと難題が続き、
エピソードが終るたびに、
次の回を観ざるを得なくなる、巧みな構成。
脚本は、「成均館スキャンダル」などで実績のあるキム・テヒ
演出はユ・ジョンソン

国家の中枢が一挙に死んでしまい、
代理の人間が政治的経験ゼロの男だった、
という卓抜なアイデアにしびれた。
その人物パク・ムジンが困難な局面に立ち向かう度に、
苦悩しながらも自分の信念を曲げずに
誠実に対処していく姿。
政治的発想をしないからこそ
乗り越えられる様。
政治というものに対するアンチテーゼだ。

と、着眼点の秀逸さを驚いたが、
後で、これが、アメリカのドラマ、
キーファー・サザーランド主演の
「Designated Survivor (邦題:サバイバー: 宿命の大統領)」
のリメイクだと知って納得した。

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題名につく「サバイバー」とは、
アメリカで実際に一般教書演説の際に行われている、
大統領継承権保持者のうち一人を
合衆国議会議事堂から離れた場所に待機させる
「Desinated Survivor(指定生存者)」という制度に由来する。
アメリカの原題は、まさにそのものだし、
韓国での原題は、「60日、指定生存者」。
「サバイバー 60日間の大統領」は、日本で付けた題名。

アメリカでは2016年9月21日から
ABCネットワークでシーズン1が、
2017年9月27日からシーズン2が放送された。
2018年5月、ABCは打ち切りを発表したが、
Netflixが10話構成のシーズン3を6月7日に配信。
今でもNetflixで3シーズン全53話を観ることができる。
あまりにも長いので、
まだ私は観ていないが、
主人公トム・カークマンは、
現職の大統領との折り合いが悪く、
とある政策を巡る意見の衝突から解任されることになり、
「重要な政策に関与させないため」として
「指定生存者」に指名され、
一般教書演説への出席を禁じられてしまう。
ところが、その一般教書演説の最中に
連邦議会議事堂がテロリストにより爆破され、
大統領・副大統領以下閣僚がほぼ全員死亡してしまったことから、
唯一生き残ったトムは大統領職を継承することになる。
全世界から注目され、経済や治安の悪化が予想される
アメリカ史上最悪の混乱の中で、
大統領として事態に対処することを迫られる。
というのがオリジナルの設定。

アメリカ版の予告編は、↓をクリック。

https://youtu.be/5C8fBPYXEcM

韓国リメイク版は、
オリジナルを韓国の事情に合わせてうまく脚色した、
という印象が強い。
脚本家の力量だろう。

この作品の成功は、まず素晴らしい脚本、
巧妙な演出、
そして、出演者の好演に尽きる。
特に、パク・ムジンを演ずるチ・ジニ
(「宮廷女官チャングムの誓い」「トンイ」など)
は、この役をするのに生まれて来たかのような、
容姿も雰囲気も全くの適役。
インテリで学問好きな大学教授が
否応なく政治の荒波に呑み込まれていく
戸惑い、苦悩を見事に演じきった。

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ただ、青瓦台(大統領府)の描写は、
こんな弱体でいいのか、と心配するほど。
配役でも疑問符の付くような人物が多かった。

韓国のドラマというのは、
毎週2日連続で放送されるのだという。
しかも、ネットテレビなので、
時間の制約を受けずに、
毎回1時間を越える。
最終回など1時間45分。
一本の映画に匹敵する。
また、CMが入らないので、
不自然なつなぎもない。
毎回手に汗を握る展開で、
次回につなげるという
ドラマに不可欠な手腕は見事。
特に、パク・ムジンが
次の大統領選挙に立候補するかどうか、
最終段階の興味は尽きない。

日本において、
このような卓抜な着想を生かした
政治ドラマが生まれるか、
と思うと、残念ながら、
現状では、あきらめざるをえない。
コミックのドラマ化、
安易な後追い医療ドラマが席巻しているからだ。


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コロナの不便  身辺雑記

今日は午後、3月だというのに、が降りました。

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競馬中継の画面も、こんな。

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14日付の中国共産党機関紙、
人民日報系の環球時報は、
欧米諸国の新型コロナウイルス感染症への対応が甘く、
感染拡大を許したとして
「反省すべきだ」と訴える社説を掲載したという。

何だか笑ってしまう
あんたが言うか、という感じ。

中国の初動の遅れに対する批判をかわし、
他国の危機管理能力を問題視して、
反転攻勢するつもりらしい。

自身の反省はせず、
他人のせいにする。
面の皮が厚い。
まさに、「自分は正しい。間違っているのはあんただ」。
そして、根底にあるのは、中華思想。
中国とは、そういう国だ、
ということを記憶にとどめよう。


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今日、安倍首相
新型コロナウイルス対策の特別措置法の成立を受けて
記者会見を開き、
諸外国と比べ日本の感染者数は抑えられているとして、
現時点で「緊急事態」を宣言する状況ではなく
今後慎重に判断していく考えを示した。

本日付けの世界各国の感染者数及び死亡者数は、下記のとおり。

中国   8万0824人(うち死亡者3189人)
イタリア 1万7660人(1266人)
イラン  1万1364人(514人)
韓国   8086人(72人)
スペイン 4231人(121人)
フランス 3661人(79人)
ドイツ   3062人(5人)
米国    2034人(43人)
スイス   1122人(6人)
オランダ   804人(10人)
デンマーク 804人(0人)
英国     798人(10人)
ノルウェー  750人(1人)

ときて、
日本国内は716人(死亡21人)だから、
「もちこたえている」という見解は正しい。
(注:クルーズ船の患者数は算入しない方がいい。)

人口比でみても、
人口1万人当たりの日本の感染者数は0.06人で、
他国に比べて抑えられているとしたうえで、
「現時点で『緊急事態』を宣言する状況ではない」
としたわけだ。

未経験の事態だから、
手違いや見込み違いはあるが、
日本は爆発的な感染は避けられている。
学校の臨時休校も、
あのまま放置して、
集団発生などしたら大変なことになっていたから、
あの措置は正しかったと言えるだろう。

たが、今後のことについては、
見通しが立たないことは確かで、
いつ収束するかなど、
誰も答えることはできない
だろう。
従って、
「依然として警戒を緩めることはできない。
本当に大変なご苦労をかけているが、
引き続きご協力をお願いしたい」
となるのはいたしかたあるまい。

あとは経済に対する影響だが、
これも先行きは誰にも予測できない。
「動向を注意深く見極めながら、
今後も機動的に必要かつ
十分な経済財政政策を間髪を入れずに講じる」
と述べたのも仕方ないところだ。

「現在は、感染拡大の防止が最優先だが、
その後は、日本経済を再び確かな成長軌道に戻すため、
一気かせいにこれまでにない発想で
思い切った措置を講じていく。
その具体的な方策を政府・与党の総力をあげて練り上げていく」
と言っているが、
あとは具体的な方策に
国民も政府も一丸となって
対応していくしかない。

「今の段階では感染拡大を阻止をするために
全力を尽くしていきたいが、
その後、何とか経済を安定した成長軌道に戻し
国民に活気や笑顔が戻るように、
思い切った大胆なメッセージ性の強い対策を
していかなければならない」

その上で、
「具体的にどういう対策を打っていくか、
与党とともに練り上げていきたい。
国内だけではなく世界経済全体が相当動揺しているので、
世界各国とも協力しながら
必要なマクロ政策、経済財政政策を打っていきたい」

そして、
「わが国だけの孤独な戦いではない。
世界全体がいま、新型コロナウイルスという
共通の敵に立ち向かっている。
G7、G20の枠組みを活用し
経済政策も含めた国際社会の結束した対応をリードしていく考えだ。
いかなる困難も、力を合わせれば、
必ずや打ち勝つことができる。
私はそう確信している」

東京五輪については、
「われわれとしては、
今後ともIOCと連携しながら、
この感染拡大を乗り越え、
オリンピックを無事予定どおり開催したい」
と述べた。

五輪については、今問題にする方がおかしいだろう。
5月末なり、
ある時点の状況を見据えて判断すればいいのであって、
今の時点であれこれ言っても意味がないことだ。

安倍さんを批判する声もあるだろうが、
こういう危機の時には、
リーダーを盛り立てていくのが
国民の義務というものだ。

市民生活が不便なのは、
この際、仕方ないと思うしかない。
今の最優先課題は、
感染拡大を阻止することなのだから、
みんなで力を合わせていくしかない。


私の周辺のささやかな「不便」を言うと、
まず、2月22日、
週1回エアロビクスをしている
市営の体育館に行くと、
スタジオに人がいない。
係に訊くと、
「今日から3月一杯まで、教室はお休みです」とのこと。
1コマいくらでやっているインストラクターさんは失業か〜
と心配した次第。
ついでに、暖房機器メーカーの
株式会社コロナも大変だろう、と思った。

図書館も閉館になり、
予約した本を受け取るには、
舞浜駅の行政サービスセンターまで
行かなければならなくなった。
これも不便。

2月29日から東京ディズニーランドが閉園となり、
付帯施設であるイクスピアリも休みに。
連動して、イクスピアリ内の映画館も閉館に。

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仕方なく、東西線の市川妙典にある
イオンシネマまで自転車で行くことに。

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イクスピアリまでなら自転車で10分だが、
イオンシネマまでは35分。
それでも日比谷まで行く時間を考慮すれば、短い。
しかも、交通費はタダ。
その上、イオンシネマはシニア1100円を維持している。

と思っている間に、
イオンシネマのホームページに
「市川市内でコロナウィルスの感染者が出たので、
当分の間、閉館します」
との文字が。

そこで、京葉線を下って、
海浜幕張のシネプレックス幕張に。

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日比谷の映画館に行くために
東京駅に出るのと運賃は同じだが、
乗車時間が短く、
映画館も駅に近い。
ここもシニア1100円を維持。

映画館は密閉空間だが、
換気は十分にされている。
ただし、行く時には、
マスクを付けるよう、娘に厳重に言われている。

東京ディズニーランド周辺のホテルで、
「博多あまおう食べ放題フェア
福岡の味覚和食バイキング」
というのをやるので、
食べに行こうと思っていたら、

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ホームページに

「新型コロナウイルス感染症対策本部」からの
「集団感染を防ぐため、ビュッフェ形式の食事など、
換気の悪く不特定多数の人が接触する場所に
集まるのを自粛するように」
という発表を受け、
バイキング形式での提供について熟慮を重ね、
お客様の安全と安心を第一に考えた結果、
当面の営業を中止することといたしました。

との一文が。
やれやれ。

以上、ささやかな不便は甘受しようと思っている。

ちなみに、
は来週からカナダで開催される予定の
フィギュアスケート世界選手権に行くつもりだったが、
中止になったので、断念。

5月にはスペイン旅行を予定しているのだが、
それも少々危ないようだ。

私も娘も、
いつか解放されるのを期待して、
我慢している。


実録『マトリ 厚労省麻薬取締官』  書籍関係

[書籍紹介]

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「マトリ」とは、
麻薬取締官の略称で、
正式名称は厚生労働省麻薬取締部職員。
名称に麻薬と入っているが、
麻薬に限らず覚醒剤や大麻など薬物犯罪全体を取り締まる。

そのマトリの実態を赤裸々に描いているのが本書。
著者は、麻薬捜査の第一線で活躍された元ベテラン捜査官で、
関東信越厚生局麻薬取締部部長だった瀬戸晴海(せと・はるうみ)氏。

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まるで俳優のようだ。

マトリには、約300名の麻薬取締官が存在している。
麻薬取締官は薬物犯罪捜査と
医療麻薬等のコントロールに特化した専門家で、
半数以上を薬剤師が占めている。
おそらく世界最小の捜査機関である。


その精鋭部隊が、
この凶悪犯罪に対峙する姿は、正義感にあふれる。

犯罪の中でドラッグは最も許せないものだ。
なぜなら、人の人生を奪ってしまうからだ。
殺人、放火に並んで、
最も強く取り締まられ、罰せられるべきものだ。

本書から得た新しい知識。

麻薬の不正取引額は、
全世界で優に50兆円を越えているという。
国内の業界別規模は、
卸売87兆円、電気機器83兆円、自動車68兆円、
家電67兆円、小売60兆円、金融60兆円、情報通信45兆円だから、
ベスト7位に位置する規模だ。
日本の名目GDP540兆円の1割、
フィリピンの国家予算8兆00億円の6倍だ。
原料は安く、暴利を産む。
そこで得た資金がテロや犯罪行為の資金源にされている。
暴力団の資金源でもある。

日本は欧米諸国と比べると、
圧倒的に覚醒剤が多い。
世界各国ではヘロインやコカイン、大麻で、
日本は少数派。

日本において、なぜ覚醒剤が多いかというと、
覚醒剤の価格が高値安定しているから。
暴力団、国際組織が暗黙のカルテルを結び、
この高値を維持している。

また、覚醒剤は日本で初めて合成された有機化合物で、
植物由来でないから、栽培の必要がない。
薬品さえ手に入れば、簡単に作れてしまう。
市販のかぜ薬から合成も可能だ。

以前、
麻薬取締官には、麻薬と大麻の捜査権限しかなく、
覚醒剤の捜査には手出しできなかった。
現場で何度も悔しい思いをしたという。
72年に、麻薬取締官にも覚醒剤捜査権限が与えられた。

我が国の薬物乱用は、
第1次覚醒剤乱用期(ヒロポン時代)、
ヘロイン横行期を経て、
第2次覚醒剤乱用期(シュブ時代、70年〜94年)へ。
やがてそれが危険ドラックへと続く。

以前、捜査の中心は販売所を突き止めることだった。
しかし、ガサ入れし、取り扱い者が逮捕されても、
すぐ人を変えて、同じ販売所が継続する。
逮捕しても同じ。
つまり、販売所に客がついているのだ。

それがやがて、携帯電話の普及で一変する。
教えられた番号にかければ、売人と連絡が取れ、
路上でブツのやり取りができる。
つまり、携帯電話に客がついているわけで、
客付き携帯電話は高値で取引される。
1千万、2千万の高額で、
価格の算定基準は、
1カ月の売上高だという。

イラン人による密売組織のピークは95年から02年。
イラン・イラク戦争で職にあぶれた男性が
当時ビザ免除であった日本で稼ごうとして来日し、
変造テレカなどを扱ったあと、
もっと儲かる覚醒剤に手を染めた。
渋谷のセンター街と
名古屋のセントラルパークで街頭密売が行われた。

逮捕されたイラン人の発言。

「自分は確かにクスリを売っていた。
これは悪いことだと思う。
でも、一つだけ言わせてほしい。
日本の若い子はバカだ。
日本は豊かで仕事も沢山あるのに、
なぜクスリに手を出すのか。
自分にはとても理解できない。
自分達は決してクスリなどやらない」


更にネットの登場で、薬物犯罪は激変する。
                                        
ネットは単に薬物売買の手段として用いられるだけでなく、
買い手の意識や売り子との関係性、
さらに密造や密輸の手口を含め、
ありとあらゆる面で薬物犯罪の在り様を変貌させた。


たとえば、引きこもりの青年が
自宅で薬物をいとも簡単に手に入れることができる。

彼は覚醒剤を入手するまで
誰とも直接会っておらず、
使用方法も知人等から教わったわけではない。
もし銀行振り込みの作業もネット上で済んでしまえば、
部屋から一歩も出ることなく
薬物を入手できてしまう。


しかも、大量に手に入れて小売りすれば、利益さえ生まれる。

日常的に薬物を入手している使用者がその気になれば、
一夜にして密売人と化すことができるわけだ。
これがネットの恐ろしさである。


ネット密売の売人の気持ち。

「仕入れ先とも顧客とも顔を合わせないので、
違法な薬物を売っているという罪悪感は薄い。
ネットなら暴力団とかかわる必要もありません。
SNSや掲示板に、
客の購買欲を煽るようなキャッチコピーを載せてしまえば、
後は適当な銀行口座とフリーメール、
飛ばしの携帯電話だけで商売を始められます。
口座や携帯も、
ネット上で他人名義の物を手に入れるのは簡単ですよ。
その気になれば規模はいくらでも大きくできます」


危険ドラッグは新種のため、
法整備が遅れ、
マトリに取締権限が与えられたのは、
2013年10月のこと。
そして、マトリの手によって危険ドラッグの店は壊滅する。

それは顕彰され、15年12月、人事院総裁賞を受け、
天皇陛下から直接ねぎらわれる。
その時の言葉。

「国民を危険ドラッグから守ってくれてありがとう。
案じておりました。
よくやってくれました。
ありがとう。
危険で厳しい仕事だったでしょう。
どうか麻薬取締官たちをねぎらってほしい」


この時の筆者の感動は、まさに
天皇が日本国民の「象徴」であることを認識させるものだった。

本書には、現場にいた人だから書ける、
捜査の情景がふんだんに出て来る。

オランダから輸入された重機ロードローラーに隠された
覚醒剤を摘発し、
関係者が倉庫に集まるのを待って逮捕するまでの経過。
イラン人密売組織の摘発で、
運搬人を泳がせて、
ブツの保管された車に近づくのを待つ間のサスペンス。
ひきこもりの息子の異常な行動を相談にきた母親と連携し、
ネットで取り寄せた薬物浸りの大学生を逮捕する場面。
などは実にリアルでドラマにしてほしいくらいだ。

特に、最後の大学生の件は、
しっかりした父親(大企業の役員)で、
息子の逮捕にも立ち会う気丈者。

この父親のように、
薬物に溺れた子どもに正面から対峙するケースは珍しい。
多くは、
「自分たちが麻薬取締部に相談したことは内緒にしてほしい。
決して近所にも言わないでください。
あと、事件が新聞に載ることだけは簡便してもらえないでしょうか」
と様々な要望を持ちかけてくる。
同時に、捜索への立ち会いを拒否する親も少なくない。
その気持ちは理解できる。
我々も、後難を回避する観点から、
可能な限り要望には応じてきた。
だが、他の親と違って、
この父親は逃げなかった。


この大学生は更生した。

わずか300人の組織で、大きな仕事、
すなわち、「国民を守る」
をなし遂げる。
麻薬取締官の仕事が、
ここまで明らかになるのは珍しい。
貴重な本である。






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