アカデミー賞授賞式  映画関係

今年のアカデミー賞は、
前年に続き、司会者を立てない方針。
司会者の過去のツイッターでの発言が問題になり
辞退した昨年と違い、
最初から司会を立てない方針はいかなるものか。

それはさておき、式は、↓のような
場面から始まりました。

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ジャネール・モネイのパフォーマンス。

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客席に降りて、
スターに歌うことを求めるなどして、

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なかなかの趣向で始まりました。

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会場のドルビーシアターは、

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スターたちで満員。

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一度はこの場に居合わせたいのが夢です。

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舞台装置は、
このようなもので、

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映像との組み合わせ。

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奥には映像が出ます。

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こんな変化も。

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舞台の上枠には、
部門の名称が出ます。

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式は淡々と進行。
去年も書きましたが、
司会者が個性を発揮しようとして、
あれこれ奇抜なことをするよりいいかもしれませんが、
ちょっと淡々とし過ぎるような気もします。
このレポートも、淡々となります。

演技部門は、
助演男優賞ブラッド・ピット

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助演女優賞ローラ・ダーン

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主演男優賞ホアキン・フェニックス

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主演女優賞レニー・ゼルウィガーと、

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下馬評とおりの結果で、
昨年の主演女優賞のようなサプライズはありません。

ホアキン・フェニックスのスピーチ。

「私たちは
映画への愛を共有する同志なのです。
映画は素晴らしい人生を私に与えてくれました。
私には映画が不可欠です。
さらに映画は私たちに
声なき弱者の代わりに
発言する力をくれました。
最近よく考えます。
人類が直面している多くの問題についてです。
問題や主張は人それぞれだと思う人も多いでしょう。
でも私には共通点が見えます。
話題になるテーマは
男女平等、人種差別、
同性愛、先住民保護、動物愛護、
根本は権利の侵害です。
それに立ち向かいたい。
一つの国、人種、生物、ジェンダーが
他を支配して利用してはいけない。
人間は自然に反し、
自己中心的な世界を築いています。
自分たちが宇宙の中心だと信じているのです。
自然界の資源を略奪している。
当然の権利のように牛を人工受精して
生まれた子牛を盗む。
母牛の嘆きを無視して。
子牛のための乳をコーヒーに入れて飲むのです。
人間は変わることを恐れています。
犠牲を伴うと思っているのです。
しかし根本的に人間は
発想力や独創性があり
工夫するのも得意です。
愛と思いやりを指針に
改革できるはずです。
全ての生き物と環境に有益な世界を作れるはずです。
以前の私は自己中心的なダメ人間でした。
冷酷で協調性もなかった。
しかし多くの人が2度目のチャンスをくれました。
人間の良さを実感しました。
過去の過ちを指摘し否定し合うのではなく
助け合い、共に成長し、学び、
償うことができる
それが人間です。
もう一つだけ言わせて下さい。
私の兄が17歳の時に書き残した言葉があります。
『愛によって救済に走れば
平和が追ってくる』

会場はシーンとなって、
この高邁なスピーチに聞き入りました。

主題歌賞のパフォーマンス。
「アナと雪の女王2」から
「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」
イディナ・メンゼルがまず歌った後、

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オーロラを写したカメラが、

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左に向かうと、

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どこかで見た顔が。

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えっ、これは。

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もしかして。

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そうです。
松たか子さんです。

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知らなかった人はびっくりしたでしょうね。
(昨日になって、新聞各紙が松たか子の出演を報道)

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これは、世界中の吹き替えエルサ役の人を
9人集めて、
その国の言葉で歌い継ぐ、という趣向。
その冒頭に日本の松たか子が選ばれたわけです。

そして、最後に全員で合唱。

これは、ミュージカルの○○周年記念公演で、
たとえば、世界のジャン・バルジャン役が歌い継ぐ、
というので見たことがあります。

今年の主題歌唱パフォーマンスは充実。
次は、「Brekthrough」から
「I'm Standing With You」クリッシー・メッツが歌唱。

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「トイ・ストーリー4」から「君のため」
作曲者のランディ・ニューマンが自ら歌唱。

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「ハリエット」から「Stand Up」
シンシア・エルヴォが熱唱。

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「ロケットマン」から「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」
エルトン・ジョンが歌唱。

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結果、主題歌賞は、
エルトン・ジョンと相棒バーニー・トーピンが受賞しました。

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アカデミー会長の挨拶に続き、
トム・ハンクス
アカデミー映画博物館
今年の12月14日に開館することを告げました。

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評判の悪い「キャッツ」から
ジェームズ・コーデンレベル・ウィルソン
猫の縫いぐるみで登場。

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自ら「キャッツ」をディスル中、
特殊効果賞を発表。

「アベンジャーズ/エンドゲーム」だとばかり思っていましたら、
「1917 命をかけた伝令」に。

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なにしろ、日本の観客はまだ観ていませんからね。

それにしても、この作品への期待が高まります。

マーヤ・ルドルフとクリスティン・ウィグの
漫才みたいなやりとりが笑わせ、

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エミネムのパフォーマンス
(「8Mile」(2002)で主題歌賞を取った「ルーズ・ユア・セルフ」)が
会場を沸かせます。

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「スキャンダル」で日本人のカズ・ヒロさんが
メイク・ヘアスタイリング賞を受賞。

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「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(2017)
以来2度目の快挙ですが、
本人は日本人であることを指摘されるのは
あまり嬉しくないようで、
授賞式後の会見で、
「こう言うのは申し訳ないのだが、
私は日本を去って、米国人になった。
(日本の)文化が嫌になってしまい、
夢をかなえるのが難しいからだ。
それで(今は)ここに住んでいる。ごめんなさい」
と語ったそうです。

国籍を変えたことを契機に「辻一弘」から「カズ・ヒロ」に改名。
別のインタビューで
「日本人は、日本人ということにこだわりすぎて、
個人のアイデンティティが確立していないと思うんですよ。
だからなかなか進歩しない。
そこから抜け出せない。
一番大事なのは、個人としてどんな存在なのか、
何をやっているのかということ。
その理由もあって、
日本国籍を捨てるのがいいかなと思ったんですよね。
(自分が)やりたいことがあるなら、
それをやる上で何かに拘束される理由はないんですよ。
その意味でも、切り離すというか。そういう理由です」


Netflix作品
昨年の4作品15ノミネートから
今年は8作品24ノミネートに拡大。
結果は、助演女優賞とドキユメンタリー賞(長編)の
2つのみでしたが、
来年は更に大きな影響力を持つことでしょう。

Netflix以上に旋風となったのが、
この人↓ポン・ジュノ

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オリジナル脚本賞

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国際長編映画賞監督賞と3回も登壇。

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監督賞のスピーチで
ポン・ジュノはこのように言いました。

「昔、この言葉を胸に映画を学んでいました。
『最も個人的なことは
もっともクリエイティブなことだ』
本で読んだのですが、
誰の言葉かというと、
偉大なマーティン・スコセッシの言葉です」

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マーティン・スコセッシを讃える言葉に、
会場は総立ちでスコセッシに拍手。
ポン・ジュノの高感度は急上昇。

ポン・ジュノ監督は、
黒澤明も尊敬する監督で、
「パラサイト 半地下の家族」の
高台にそびえるセレブ宅と
半地下にうごめく貧困層の対比は、
「天国と地獄」にインスパイアされたそうです。

物故者を偲ぶコーナーでは、
グラミー賞受賞のビリー・アイリッシュの歌う
「イエスタデイ」に乗せて、
この1年に亡くなった映画関係者の写真が映し出されます。

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日本人では京マチ子

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ドリス・デイ

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フランコ・ゼフィレッリ

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カーク・ダグラスも。

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そして、作品賞
何と韓国映画の「パラサイト/半地下の家族」
ポン・ジュノ監督は、4回目の登壇です。

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ハリウッドの資本でもなく、
アメリカ映画でもなく、
英語の映画でさえない。
前評判は高かったものの、
まさかアカデミー会員が、
ユニークではあるものの、
香りのないこの作品を
1年間の最高傑作に選ぶとは思っていませんでした。

非英語の作品が作品賞に選ばれたことは、
この92年間初めて。
作品賞と外国語映画賞のダブルノミネートは数作ありますが、
いずれも外国語映画賞を与えられたものの、
作品賞には届きませんでした。

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アメリカ映画界の懐の深さかもしれません。
または、アメリカ映画界が変ろうとしているのかもしれません。

しかし、明らかになったのは、
日本が映画においても韓国に水を開けられたこと。
それが国際的に認知されてしまったこと。
今まで韓国映画がアカデミー賞を取ったことはなく、
外国語映画賞にノミネートされたことさえありません。
アカデミー賞における実績はゼロ。
それを今回は6ノミネートで4つの受賞。
一挙に日本を追い抜いてしまいました。

既に私はミュージカルとドラマと音楽では、
日本は韓国に負けていると思っていましたが、
ついに映画までも先を越されてしまいました。
それも韓国が国をあげて映画人を育成し、
国費でハリウッドに人材を送り込んで、
技術を習得させたからで、
日本のように、
アイドル映画、コミックの実写版の
同じような陳腐な
やせ細ったものばかり作り、
テレビ局と提携しての宣伝で
興行収入だけあがればいいような映画作りの一方、
監督や脚本家に代価を支払わず
大切にしないでいた結果です。

才能ある者は、
小説やコミックに走ってしまう。
その方が金になるからです。
脚本家に十分な支払いをせず、
現場で脚本を勝手に変えて、
脚本家に屈辱感を味合わせている環境で、
脚本家を志す優秀な人材など育つはずがありません。

また、観客も厳しい目を持たなければならない。
甘やかしては、日本映画はどんどん腐っていきます。
「パラサイト 半地下の家族」のプロデューサーが
受賞スピーチで
「特に感謝したいのが
韓国の映画ファンの皆さん。
これまで多くの作品を観てくれました。
そして常に正直な感想を
私たちにぶつけてくれました。
おかげで決して自己満足することなく、
よりクリエイティブな映画を作ろうと
努力できました。
韓国の映画ファンなくして受賞はありません」
と言っていたとおりです。

最後はジェーン・フォンダ
閉会を告げて終わりました。

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映画好きな私にとって最大の楽しみであるアカデミー賞。
最近ますます嫌韓に走っている私の心の中に、
冷や水を浴びせた、
今回のアカデミー賞。
個人的には、
私は「パラサイト 半地下の家族」は、
面白いとは思いますが、
作品賞を取るだけの風格がある作品とは、
評価していません。
しかし、アカデミー会員の心を掴む
何かの勢いがあったことは確かです。

なんだか心のもやもやが晴れません。

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