アカデミー賞授賞式  映画関係

今年のアカデミー賞は、
前年に続き、司会者を立てない方針。
司会者の過去のツイッターでの発言が問題になり
辞退した昨年と違い、
最初から司会を立てない方針はいかなるものか。

それはさておき、式は、↓のような
場面から始まりました。

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ジャネール・モネイのパフォーマンス。

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客席に降りて、
スターに歌うことを求めるなどして、

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なかなかの趣向で始まりました。

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会場のドルビーシアターは、

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スターたちで満員。

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一度はこの場に居合わせたいのが夢です。

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舞台装置は、
このようなもので、

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映像との組み合わせ。

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奥には映像が出ます。

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こんな変化も。

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舞台の上枠には、
部門の名称が出ます。

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式は淡々と進行。
去年も書きましたが、
司会者が個性を発揮しようとして、
あれこれ奇抜なことをするよりいいかもしれませんが、
ちょっと淡々とし過ぎるような気もします。
このレポートも、淡々となります。

演技部門は、
助演男優賞ブラッド・ピット

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助演女優賞ローラ・ダーン

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主演男優賞ホアキン・フェニックス

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主演女優賞レニー・ゼルウィガーと、

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下馬評とおりの結果で、
昨年の主演女優賞のようなサプライズはありません。

ホアキン・フェニックスのスピーチ。

「私たちは
映画への愛を共有する同志なのです。
映画は素晴らしい人生を私に与えてくれました。
私には映画が不可欠です。
さらに映画は私たちに
声なき弱者の代わりに
発言する力をくれました。
最近よく考えます。
人類が直面している多くの問題についてです。
問題や主張は人それぞれだと思う人も多いでしょう。
でも私には共通点が見えます。
話題になるテーマは
男女平等、人種差別、
同性愛、先住民保護、動物愛護、
根本は権利の侵害です。
それに立ち向かいたい。
一つの国、人種、生物、ジェンダーが
他を支配して利用してはいけない。
人間は自然に反し、
自己中心的な世界を築いています。
自分たちが宇宙の中心だと信じているのです。
自然界の資源を略奪している。
当然の権利のように牛を人工受精して
生まれた子牛を盗む。
母牛の嘆きを無視して。
子牛のための乳をコーヒーに入れて飲むのです。
人間は変わることを恐れています。
犠牲を伴うと思っているのです。
しかし根本的に人間は
発想力や独創性があり
工夫するのも得意です。
愛と思いやりを指針に
改革できるはずです。
全ての生き物と環境に有益な世界を作れるはずです。
以前の私は自己中心的なダメ人間でした。
冷酷で協調性もなかった。
しかし多くの人が2度目のチャンスをくれました。
人間の良さを実感しました。
過去の過ちを指摘し否定し合うのではなく
助け合い、共に成長し、学び、
償うことができる
それが人間です。
もう一つだけ言わせて下さい。
私の兄が17歳の時に書き残した言葉があります。
『愛によって救済に走れば
平和が追ってくる』

会場はシーンとなって、
この高邁なスピーチに聞き入りました。

主題歌賞のパフォーマンス。
「アナと雪の女王2」から
「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」
イディナ・メンゼルがまず歌った後、

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オーロラを写したカメラが、

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左に向かうと、

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どこかで見た顔が。

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えっ、これは。

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もしかして。

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そうです。
松たか子さんです。

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知らなかった人はびっくりしたでしょうね。
(昨日になって、新聞各紙が松たか子の出演を報道)

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これは、世界中の吹き替えエルサ役の人を
9人集めて、
その国の言葉で歌い継ぐ、という趣向。
その冒頭に日本の松たか子が選ばれたわけです。

そして、最後に全員で合唱。

これは、ミュージカルの○○周年記念公演で、
たとえば、世界のジャン・バルジャン役が歌い継ぐ、
というので見たことがあります。

今年の主題歌唱パフォーマンスは充実。
次は、「Brekthrough」から
「I'm Standing With You」クリッシー・メッツが歌唱。

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「トイ・ストーリー4」から「君のため」
作曲者のランディ・ニューマンが自ら歌唱。

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「ハリエット」から「Stand Up」
シンシア・エルヴォが熱唱。

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「ロケットマン」から「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」
エルトン・ジョンが歌唱。

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結果、主題歌賞は、
エルトン・ジョンと相棒バーニー・トーピンが受賞しました。

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アカデミー会長の挨拶に続き、
トム・ハンクス
アカデミー映画博物館
今年の12月14日に開館することを告げました。

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評判の悪い「キャッツ」から
ジェームズ・コーデンレベル・ウィルソン
猫の縫いぐるみで登場。

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自ら「キャッツ」をディスル中、
特殊効果賞を発表。

「アベンジャーズ/エンドゲーム」だとばかり思っていましたら、
「1917 命をかけた伝令」に。

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なにしろ、日本の観客はまだ観ていませんからね。

それにしても、この作品への期待が高まります。

マーヤ・ルドルフとクリスティン・ウィグの
漫才みたいなやりとりが笑わせ、

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エミネムのパフォーマンス
(「8Mile」(2002)で主題歌賞を取った「ルーズ・ユア・セルフ」)が
会場を沸かせます。

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「スキャンダル」で日本人のカズ・ヒロさんが
メイク・ヘアスタイリング賞を受賞。

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「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(2017)
以来2度目の快挙ですが、
本人は日本人であることを指摘されるのは
あまり嬉しくないようで、
授賞式後の会見で、
「こう言うのは申し訳ないのだが、
私は日本を去って、米国人になった。
(日本の)文化が嫌になってしまい、
夢をかなえるのが難しいからだ。
それで(今は)ここに住んでいる。ごめんなさい」
と語ったそうです。

国籍を変えたことを契機に「辻一弘」から「カズ・ヒロ」に改名。
別のインタビューで
「日本人は、日本人ということにこだわりすぎて、
個人のアイデンティティが確立していないと思うんですよ。
だからなかなか進歩しない。
そこから抜け出せない。
一番大事なのは、個人としてどんな存在なのか、
何をやっているのかということ。
その理由もあって、
日本国籍を捨てるのがいいかなと思ったんですよね。
(自分が)やりたいことがあるなら、
それをやる上で何かに拘束される理由はないんですよ。
その意味でも、切り離すというか。そういう理由です」


Netflix作品
昨年の4作品15ノミネートから
今年は8作品24ノミネートに拡大。
結果は、助演女優賞とドキユメンタリー賞(長編)の
2つのみでしたが、
来年は更に大きな影響力を持つことでしょう。

Netflix以上に旋風となったのが、
この人↓ポン・ジュノ

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オリジナル脚本賞

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国際長編映画賞監督賞と3回も登壇。

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監督賞のスピーチで
ポン・ジュノはこのように言いました。

「昔、この言葉を胸に映画を学んでいました。
『最も個人的なことは
もっともクリエイティブなことだ』
本で読んだのですが、
誰の言葉かというと、
偉大なマーティン・スコセッシの言葉です」

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マーティン・スコセッシを讃える言葉に、
会場は総立ちでスコセッシに拍手。
ポン・ジュノの高感度は急上昇。

ポン・ジュノ監督は、
黒澤明も尊敬する監督で、
「パラサイト 半地下の家族」の
高台にそびえるセレブ宅と
半地下にうごめく貧困層の対比は、
「天国と地獄」にインスパイアされたそうです。

物故者を偲ぶコーナーでは、
グラミー賞受賞のビリー・アイリッシュの歌う
「イエスタデイ」に乗せて、
この1年に亡くなった映画関係者の写真が映し出されます。

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日本人では京マチ子

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ドリス・デイ

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フランコ・ゼフィレッリ

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カーク・ダグラスも。

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そして、作品賞
何と韓国映画の「パラサイト/半地下の家族」
ポン・ジュノ監督は、4回目の登壇です。

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ハリウッドの資本でもなく、
アメリカ映画でもなく、
英語の映画でさえない。
前評判は高かったものの、
まさかアカデミー会員が、
ユニークではあるものの、
香りのないこの作品を
1年間の最高傑作に選ぶとは思っていませんでした。

非英語の作品が作品賞に選ばれたことは、
この92年間初めて。
作品賞と外国語映画賞のダブルノミネートは数作ありますが、
いずれも外国語映画賞を与えられたものの、
作品賞には届きませんでした。

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アメリカ映画界の懐の深さかもしれません。
または、アメリカ映画界が変ろうとしているのかもしれません。

しかし、明らかになったのは、
日本が映画においても韓国に水を開けられたこと。
それが国際的に認知されてしまったこと。
今まで韓国映画がアカデミー賞を取ったことはなく、
外国語映画賞にノミネートされたことさえありません。
アカデミー賞における実績はゼロ。
それを今回は6ノミネートで4つの受賞。
一挙に日本を追い抜いてしまいました。

既に私はミュージカルとドラマと音楽では、
日本は韓国に負けていると思っていましたが、
ついに映画までも先を越されてしまいました。
それも韓国が国をあげて映画人を育成し、
国費でハリウッドに人材を送り込んで、
技術を習得させたからで、
日本のように、
アイドル映画、コミックの実写版の
同じような陳腐な
やせ細ったものばかり作り、
テレビ局と提携しての宣伝で
興行収入だけあがればいいような映画作りの一方、
監督や脚本家に代価を支払わず
大切にしないでいた結果です。

才能ある者は、
小説やコミックに走ってしまう。
その方が金になるからです。
脚本家に十分な支払いをせず、
現場で脚本を勝手に変えて、
脚本家に屈辱感を味合わせている環境で、
脚本家を志す優秀な人材など育つはずがありません。

また、観客も厳しい目を持たなければならない。
甘やかしては、日本映画はどんどん腐っていきます。
「パラサイト 半地下の家族」のプロデューサーが
受賞スピーチで
「特に感謝したいのが
韓国の映画ファンの皆さん。
これまで多くの作品を観てくれました。
そして常に正直な感想を
私たちにぶつけてくれました。
おかげで決して自己満足することなく、
よりクリエイティブな映画を作ろうと
努力できました。
韓国の映画ファンなくして受賞はありません」
と言っていたとおりです。

最後はジェーン・フォンダ
閉会を告げて終わりました。

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映画好きな私にとって最大の楽しみであるアカデミー賞。
最近ますます嫌韓に走っている私の心の中に、
冷や水を浴びせた、
今回のアカデミー賞。
個人的には、
私は「パラサイト 半地下の家族」は、
面白いとは思いますが、
作品賞を取るだけの風格がある作品とは、
評価していません。
しかし、アカデミー会員の心を掴む
何かの勢いがあったことは確かです。

なんだか心のもやもやが晴れません。

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小説『すぐ死ぬんだから』  書籍関係

[書籍紹介]

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世の中、「終活」が流行だが、
この小説の主人公、忍(おし)ハナは、そんなことはしない。
「すぐ死ぬんだから」と年齢に妥協し、
老いたことを容認して生きるのなどまっぴらだ。
というわけで、この78歳のハナは、
おしゃれに精を出す。
そのかいあって、
出かけた銀座で、
ファッション雑誌の記者に声をかけられ、
素敵なファッションのシニアとして雑誌に紹介されたりする。

夫岩造と営んでいた酒店を息子雪男に譲り、
近所で隠居生活をしている。
岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖の
折り紙が趣味というおとなしい男だ。

老齢期の男女に対するハナの批判がすさまじい。
年を取れば、鈍くなる。くどくなる。
愚痴になる。寂しがる。同情を引きたがる。
「すぐ死ぬんだから」という言葉を免罪符にし、
集まれば孫自慢に、病気自慢ばかり。
服装も「楽が一番」は一番の不精でしかない。

そのおしどり夫婦のようなハナと岩造だったが、
ある日、脳の血管が切れて、死んでしまう。
ハナは無気力になるが、
岩造の遺言が出てきて、
その内容に驚愕。
俄然命を再び燃やすことになるのだが・・・

周囲の年寄りを見るハナの心の声が面白い。

二人ともバアさんくささに磨きがかかっている。
若さを磨けよ、まったく。
老化に磨きをかけてどうする。

私は腹の中で
「あんた達みたいのは、
ナチュラルって言わなくて、
不精って言うんだよ」
とせせら笑って聞き流した。

「もう、楽が一番。年なんだからサァ」
やっぱりこれだ。
年だから手をかけるべきだろう。
楽したがることが、一番の不精なのだ。

つまらない女が好きな「人は中身」。
「人は中身」と言う女にろくな者はいない。
さほどの中身のない女が、これを免罪符にしている。

お金がないという言葉を、真に受けてはならない。
本当に貧困にあえぐ人たちもいるが、
一般老人はなぜお金がないか。
貯金するからだ。
年金をやりくりし、生活を切りつめ、
「老後のために」と貯金するからだ。
まったく。
今が老後だろうが。
若いうちに切りつめて蓄えたお金は、
今が使い時だろうが。
八十間近の、さらなる「老後」に
何があるというのだ。
葬式しかないだろう。


しかし、時には、娘の苺の言葉が突き刺さる。

「今のママには、老いていく悲しさは見えない。
だけど、これ以上行くと、
抗う悲しさが出るよ」
「ママ、年齢に抗うのは痛いよ。
アンチエイジングでなく、
ナチュラルエイジングにしな」


自分でも感ずる。

これほど気合いを入れて、
老いを遠ざけて生きている私だ。
なのに、老いは音もなくやって来ている。


医者からは言われる。

「70年も80年も使いこんでる体ですから、
そりゃ、経年劣化は当然ですよ」


だから、「何とでもなる」という言葉が嫌いだ。

この「何とでもなる」という思いは、
若者と老人のものだ。
若者は「切り拓くから何とでもなる」と思い、
老人は「すぐ死ぬんだから、何とでもなる」と思う。


インドネシアの年齢145歳と自称する男へのインタビューが笑える。

「今、一番やりたいことは何ですか?」
と聞くと、男はまったく悪びれることなく、答えていた。
「死にたい」


しかし時には78歳という歳の限界を感じる時もある。

私には先がない。
後期高齢者の先はないのだ。
終期高齢者、晩期高齢者か?
末期高齢者か?
その先は終末高齢者で、
ついには脳死高齢者だろう。


「終わった男」で「卒婚」という言葉に焦点を当てた筆者だが、
今度は「死後離婚」というのを持ち出す。
区役所の職員は説明する。

「『死後離婚』というのは俗称でして、
正しくは『姻族関係終了届』を自治体に提出することを言います。
姻族というのは、配偶者の両親、兄弟姉妹などですね。
配偶者の死後に、
舅や姑の面倒を見なければならなくなったり、
小姑ら姻族から不快な思いをさせられたり、
よくあることです。
法的に関係を終了すれば、
完全に他人。
無関係です。
だから『死後離婚』と言われるわけですね」


更に、こう言う。

「死後離婚は婚家先の墓に入りたくないという理由が、
かなり多いんですよ」


筆者はあとがきで、このように書く。

昔は定年後の人生はそう長くなかった。
しかし、現在は職場と墓場の間が長い。
65歳で職場を去ったとしても、
あと20年かそれ以上を生きる人はざらだろう。
何しろ、私たちは「人生百年」の時代に生きているのだ。

「すぐ死ぬんだから」というセリフは、
高齢者にとって免罪符である。
それを口にすれば、
楽な方へ楽な方へと流れても文句を言われない。
「このトシだから、外見なんてどうでもいいよ」
「誰も私なんか見ていないから」
「このトシになると、色々考えたくない」
等々が、
「どうせすぐ死ぬんだからさァ」でみごとに完結する。


「終わった人」が男性版だとすると、
「すぐ死ぬんだから」は女性版。
なかなか面白く、カミさんに読ませようと思って、はっと気づいた。
この本、カミさんが友達から
「面白いから読んでみなさいよ」と言われて、
私に「図書館で予約して」と言った本だった。
カミさんより先に読んでしまった。

「終わった人」の紹介ブログは、↓をクリック。

「終わった人」


プロジェクト グーテンベルク 偽札王  映画関係

[映画紹介]
                           
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衝撃作「インファナル・アフェア」(2002)の脚本を書いた
フェリックス・チョンの監督・脚本による作品。
2018年の香港映画界で年間興行収入第2位、
中国大陸で公開された香港映画としては、史上第1位。
香港電影金像奨(香港アカデミー賞)において、
最多17部門にノミネート。
最優秀作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞・編集賞・美術デザイン・衣装デザインと、
計7部門を受賞した。

タイの刑務所から香港警察へと身柄を引き渡された男、レイ。
国際的偽札製造集団のメンバーである彼は、
集団の黒幕である“画家”によって殺される恐怖に怯えていた。
香港警察によって取り調べを受けている間に、
有名女流画家、ユンが現れる。
レイの古くからの友人として、保釈を求める彼女に対し、
副署長は、レイに行方不明の“画家”について話すことを要求する。

というわけで、映画はレイの記憶を辿る形で進行する。

25年前、カナダのバンクーバーで
恋人同士だったレイとユンは、
画家として大成することで励まし合っていた。
しかし、ユンが才能を認められ、
個展を開いたのに対して、
レイは鳴かず飛ばずで、
生活のため贋作を手掛けるまでに堕ちてしまった。
ところが、その贋作にレイは喜びを感じてしまい、
意外な才能に目をつけた“画家”に誘われて偽札製造集団に加わる。
“画家”は親子三代にわたり、偽札製造を家業にしていた。

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偽札製造集団には、様々なエキスパートが集まっており、
レイは彼らとともに、
アメリカ政府が新たに発行する100ドル札を偽造する計画を進めていく。
新札は偽造防止のためのいろいろな仕掛けがされていた。
原版製作、紙質やインク、印刷機や透かしの技術などの攻略を経て、
ついに偽造100ドル札が完成し、
世界の闇の勢力と取引を行う中、
黄金の三角地帯を仕切る将軍との取引に失敗。
壮絶な銃撃戦が繰り広げられる。
レイは将軍に囚われていた偽札の専門家シウチンを助け出し、
怪我の治療のために整形でユンそっくりな女性に仕立て上げる。
極秘で潜入捜査を行っていた捜査官がホテルに乗り込んだ時、
そこにはユンと婚約者が拉致されていた・・・

前半は好調
ユンとレイの才能を巡る葛藤もなかなかいい。
画家として正統的な評価を得たユンと、
贋作から偽札製造へ足を踏み込むレイとの対比。
二人の恋はどうなるのか、と思わせて、
一転、ゴールデン・トライアングルでの銃撃戦。

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こんな作戦では自分たちの命が危ないではないかという無謀さ。
そして、物語は、仲間同士の殺戮という
暗い話になっていく。
レイの証言により“画家”のモンタージュ写真が作られ、
手配される中、“画家”がレイを殺すために、
警察に潜入してきた・・・

そして、最後の15分の“衝撃の真実”

あまりそういうことを言うと、
観客が構えてしまうので、本当は言いたくないのだが、
なにしろチラシにも書いてあるし、
予告編でも言っていて、
それが売りみたいだから、
触れざるをえない。

観客を騙す映画のはしりは、
「ユージュアル・サスペクツ」(1995)だが、
これはそれには及ばない。
観客の誤誘導するのが、この種の映画のテクニックだが、
誤誘導でさえない。
騙しの映画で「夢オチ」というのがあるが、
これは、夢オチより悪どい。
この2時間は何だったんだ。
「きっとアナタもダマされる!」
チラシにあるが、
これでは、
観客の全員が“騙される”のは当たり前だ。

冒頭の方で、
レイが護送される場面で、
ある人物の顔を見て「あれっ」と思った観客はいても、
それが伏線だとは言えないだろう。

“画家”を演じるのはチョウ・ユンファ

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レイを演じるのはアーロン・クォック

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この人は贋作に走らざるを得ない哀愁をにじませて、なかなかいい。

5段階評価の「3」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/oY2hPnQ9URk

丸の内TOEI他で上映中。


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世界最高の国ランキング  耳より情報

「USニューズ&ワールドレポート」誌は、
5年前から「世界最高の国」ランキングを発表しているが、
このほど2020年版が発表された。

BAVグループおよびペンシルバニア大学ウォートン校と共同で、
世界36カ国の2万人を超える人を調査、
65の指標をもとに各国を評価した。
この65項目は、
冒険的要素、市民の権利、文化的影響力、
起業のしやすさ、文化的遺産、原動力、
ビジネスの開放度、総合的影響力、生活の質
の9つのサブランキングに分かれている。
最も比重が大きいのは「起業のしやすさ」と「生活の質」。

上位15カ国中、9カ国がヨーロッパの国。
スイスは4年連続で首位を守り、
イギリスは初めてトップ5から転落。
北欧4カ国がいずれも上位に入った。
日本は3位だが、昨年は2位。
カナダに逆転された。

73カ国の順位は、次のとおり。


1位 スイス

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世界屈指の豊かな国
法人税率の低い強力な経済国家
政治的中立性
多様な文化構成
ノーベル賞受賞者と特許登録数の多さ

サブランキングの最高位:ビジネスの開放度(73カ国中2位)


2位 カナダ

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多文化主義政策
生活水準の高さ
ハイテク産業が盛んな国
世界5位の産油国

サブランキングの最高位:生活の質(73カ国中1位)


3位 日本

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識字率の高さと進んだ技術
世界3位の経済
自動車および電子機器の世界屈指の製造国

サブランキングの最高位:起業のしやすさ(73カ国中2位)


4位 ドイツ

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質量ともに高い労働力
世界有数の経済力
通信・医療・観光分野の繁栄
輸出と輸入の両方でリーダー的存在
多くの文化的著名人の出身国

サブランキングの最高位:起業のしやすさ(73カ国中1位)


5位 オーストラリア

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平均余命の長さ
複数の主要都市が住みやすさで高得点を獲得
豊かな国
同性婚と環境に関する進歩的な法律

サブランキングの最高位:生活の質(73カ国中5位)


6位 イギリス

大規模な銀行と観光産業
首都ロンドンは国際金融センター
芸術と科学への大きな貢献

サブランキングの最高位:起業のしやすさ(73カ国中4位)


7位 アメリカ合衆国

経済的・政治的に世界で最も力のある国
広範な文化的影響力
トップレベルの大学が集まっている

サブランキングの最高位:総合的影響力(73カ国中1位)


8位 スウェーデン

持続可能性へのコミット
人権
公共サービスに注力
公平な富の分配
無料の医療と大学教育

サブランキングの最高位:市民の権利(73カ国中1位)


9位 オランダ

寛容さで知られる社会
同性婚を合法化した最初の国
世界最高の博物館密集地
活動的な生活を促進する2万マイルにのぼる自転車用道路
農産物輸出の世界的リーダー

サブランキングの最高位:市民の権利(73カ国中4位)


10位 ノルウェー

国の豊かさ
世界有数の石油輸出国
高等教育がおおむね無料
豊かな文学の伝統

サブランキングの最高位:市民の権利(73カ国中3位)


11位 ニュージーランド

非核地帯である
エベレスト初登頂者など多くの有名人の出身国
教育への大規模な投資
野外探検にうってつけの無人の原野

サブランキングの最高位:冒険的要素(73カ国中7位)


12位 フランス

幅広い文化的影響力
豊かで収入の高い国
世界屈指の経済力
大規模な観光セクター

サブランキングの最高位:文化的影響力(73カ国中2位)


13位 デンマーク

安定感があって透明性が高く進歩的と受けとめられている政府、
国民皆保険制度
無料の高等教育
社会的流動性の高さ

サブランキングの最高位:生活の質(73カ国中2位)


14位 フィンランド

教育の国際的リーダー
全体的な生活の質・市民の権利・報道の自由で高ランク、
普通選挙を法制化した最初の国
国際貿易がGDPの3分の1を占める

サブランキングの最高位:市民の権利(73カ国中6位)


15位 中国

世界最多の人口
世界2位の経済と屈指の急成長
経済成長により貧困層人口が減少

サブランキングの最高位:総合的影響力(73カ国中3位)と原動力(73カ国中3位)


16位 シンガポール
17位 イタリア
18位 オーストリア
19位 スペイン
20位 韓国

21位 ルクセンブルク
22位 アラブ首長国連合
23位 ロシア
24位 ポルトガル
25位 インド

26位 タイ
27位 ギリシャ
28位 ブラジル
29位 イスラエル
30位 カタール

31位 サウジアラビア
32位 マレーシア
33位 メキシコ
34位 ポーランド
35位 トルコ

このあたりになると、
ランク付けの意味があるのか、
という気がしますが、
まあ、とりあえず。

36位 エジプト
37位 チェコ
38位 コスタリカ
39位 南アフリカ
40位 モロッコ

41位 インドネシア
42位 アルゼンチン
43位 ベトナム
44位 クロアチア
45位 フィリピン

46位 チリ
47位 ペルー
48位 スリランカ
49位 ドミニカ共和国
50位 パナマ

51位 コロンビア
52位 スロベニア
53位 ケニア
54位 ルーマニア
55位 エストニア

56位 スロベニア
57位 ミャンマー
58位 ブルガリア
59位 リトアニア
60位 ボリビア

61位 アゼルバイジャン
62位 ラトビア
63位 エクアドル
64位 ヨルダン
65位 グアテマラ

66位 カザフスタン
67位 ガーナ
68位 ウクライナ
69位 チュニジア
70位 ベラルーシ

71位 オマーン
72位 セルビア
73位 レバノン

ランキングの対象となるためには、
2017年の国連人間開発指数の
上位150カ国に入っている必要がある。
また、2017年の世界銀行のデータで、
GDP、外国直接投資の流入金、国際観光収入という点で
それぞれ上位100カ国に入っていなければならない。
この4つの基準を満たさない国や、
当該データを報告していない国は除外される。
従って、73カ国がランキングされ、
これ以下の国は沢山ある。



評論集『反日種族主義』  書籍関係

[書籍紹介]

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「種族主義」とは、聞き慣れない名称だが、
主な執筆者の李栄薫氏は、次のように説明している。

韓国の民族主義は、
西洋で勃興した民族主義とは別のものです。
韓国の民族主義には、
自由で独立的な個人という概念がありません。
韓国の民族は、
それ自体で一つの集団であり、
一つの権力であり、
一つの身分です。
そのため、むしろ種族と言った方が適切です。

分かったような分からないような説明だが、
要するに民族主義よりも、
ずっと偏狭で自由性に欠けた集団ということのようだ。

本書は、韓国の落星台経済研究所の
李栄薫、金洛年、金容三、朱益鐘、鄭安基、李宇衍
6名による共著。
6名のうち5名が博士号を取得している学者たちである。

昨年7月10日に出版され、
韓国社会に少なからぬ衝撃を与えた。
というのは、
日本の朝鮮統治時代を含む韓国の歴史に対する
韓国人の通念を真っ向から否定しているからだった。

その通念とは、
日本の統治時代、
日本は土地を奪い、作物を奪い、
収奪の限りを尽くし、
朝鮮人民を苦しめた。
強制連行して日本に連れ去り、
奴隷労働をさせ、賃金も支払われなかった。
少女たちを強制連行して、
慰安婦にし、最後は殺害した。
その悪行について、
日本はまだ謝っていない。
というものだが、
本書では、資料に基づき
一つ一つを覆す。

日本は統治時代、土地を奪ったり、
農作物を収奪したりしなかった。
強制連行などなかったし、
賃金も支払われた。
慰安婦の強制連行もなく、
貧困故に親が子供を売った結果で、
慰安婦の待遇はよく、
貯金をして故郷に送金し、
ほとんどは生きて生還した。

まったく真っ向からの否定である。
あの韓国でよくこれだけの主張が出来たものだと感心するが、
ちゃんと根拠の参考文献も明らかにしている。

韓国といえば、反日を国是とする国で、
その歴史教科書には、
日本の統治時代のことが
帝国主義の悪行として記述され、
その部分を教える時は、
教師は涙を流しながら講義するという。
子供の頃からそのような教育をほどこされれば、
当然反日の国が出来上がる。
本書はそれらを正面から否定するものにも関わらず
韓国で12万部という異例のベストセラー1位となり、
今も売れ続けている。

そして、その翻訳本がとして文藝春秋から出版されたのが本書である。

目次は、次のとおり。

プロローグ 嘘の国

第1部 種族主義の記憶

荒唐無稽『アリラン』
片手にピストルを、もう片方には測量器を
食糧を収奪したって?
日本の植民地支配の方式
「強制動員」の神話
果たして「強制労働」「奴隷労働」だったのか?
朝鮮人の賃金差別の虚構性
陸軍特別志願兵、彼らは誰なのか!
もともと請求するものなどなかった
厚顔無恥で愚かな韓日会談決死反対

第2部 種族主義の象徴と幻想

白頭山神話の内幕
独島、反日種族主義の最高象徴
鉄杭神話の真実 
旧総督府庁舎の解体
親日清算という詐欺劇
ネバー・エンディング・ストーリー「賠償!賠償!賠償!」
反日種族主義の神学

第3部 種族主義の牙城、慰安婦

我々の中の慰安婦
公娼制の成立と文化
日本軍慰安婦問題の真実
解放後の四十余年間、慰安婦問題は存在しなかった
韓日関係が破綻するまで

エピローグ 反日種族主義の報い

まず、冒頭の「嘘の国」から驚かされる。

韓国の嘘つき文化は国際的に広く知れ渡っています。

という文章から始めて、
韓国人がどれだけ嘘つきかを論述する。
その根拠として、
偽証罪の件数、誣告罪の件数、
保険詐欺の数、政府支援金の詐欺等、
数字を挙げて、日本の数百倍だと指摘する。
そして、「嘘をつく国民」「嘘をつく政治」
「嘘つきの学問」「嘘の裁判」
と列挙する。

この本では書かれていないが、
自衛隊へのレーダー照射事件を見れば、
韓国がどれほど嘘つきかは明白である。
その嘘が教科書に書かれ、
慰安婦、徴用工として嘘の上塗りとなっているのが、
韓国の現状だという。

日本人が言うのではない。
当の韓国人が自ら言っているのだ。
そして、

嘘が作られ拡散し、やがて文化となり、
政治と司法を支配するに至った
過ぎし60年間の精神史を、
何と説明したらよいのでしょうか。


と嘆くのだ。

第1部の「種族主義の記憶」では、
日本の統治時代の記憶が
事実に反する記憶として、
新たに作られ、継承されてきた事実を明らかにする。

たとえば、

・ベストセラー「アリラン」に総督府の土地調査事業で
 抵抗した村民を警察が即決で銃殺する場面が出て来るが、
 記録を探してもどこにもない、作家の創作で、
 それが一人歩きをしている。
・韓国人の土地が40パーセント収奪された、
 と教科書に書いてあるが、
 解放後、「土地を返せ」との運動は皆無だった。
 これも、教科書に書かれた数字が一人歩きしたのだ。
・米を収奪されたというが、
 それは、代金を支払われた「輸出」であった。
・強制動員された、というが、その事実はない。
 仕事を求めて日本に渡った人たちで、
 賃金も支払われた。
 賃金差別もなかった。

などを当時の土地台帳や生産量・輸出量の記録、
賃金支払い記録などを元に証明していく。
参考文献の一覧も添付されている。

これらを読んだ韓国人はどう思うのだろうか。
「教科書で学んだことは間違っていた」
と素直に思ってくれるだろうか。

第2部「種族主義の象徴と幻想」では、
白頭山神話や、独島(竹島)の神話などを明らかにする。
竹島が韓国領でないことを韓国人が論証している。
そして、「鉄杭神話」にも触れる。
これは、日本の植民地時代に全国の山々に杭を打ち込み、
風水侵略した、というもので、
一時期、その鉄杭を抜くことに韓国社会は狂奔した。
実際は風水妨害などではなく、
測量のための鉄杭だったのだが、
そのような非科学的な熱情も韓国人の特徴。

第3部「種族主義の牙城、慰安婦」では、
慰安婦問題がいかに
歴史的事実に基づかないものであるかを論証する。
繰り返し言うが、日本人が言うのではない。
韓国人が言っているのだ。
慰安所については、日本軍が関与したことは認めながらも、
実際は、兵隊の性の捌け口としての「商売」であり、
強制、監禁などによるものではなく、
慰安婦たちには自由があり、
数年経過して、金が貯まれば、
廃業、離脱していたことを
様々な資料を駆使して論証する。
慰安婦の貯金通帳や送金記録なども登場する。
まして、軍のよる強制連行など一例もなく
貧困を背景とした、
いたしかたない仕事だったことを明らかにする。
つまり、「性奴隷」などではなかったのだ。
そして、1965年の日韓基本条約締結時にも
慰安婦は問題にされず、
1991年の慰安婦自身の申し出以来、
国際問題化した経過を論証する。
女子挺身隊との混同で、
数が膨れ上がり、誇張されたことも。
実際の朝鮮人慰安婦の数は3600人であったことも論証する。
まさに「20万人」は架空の数字なのだ。
(ある記事が挺身隊として動員された人数は日本と朝鮮合わせて20万人、
そのうち朝鮮人女性は5万〜7万人だった、
という記事の「20万人」が一人歩きしたものだ。
元々「20万人」という数字は
元々朝鮮人慰安婦とは無関係の数字だったことが分かる。)
そして、慰安婦問題の拡大については、
「韓国挺身隊問題対策協議会」の活動が果たした役割を記す。
この団体は、政治団体であり、
反日が目的の団体で、
慰安婦問題の世界的拡大はこの団体が担ったのだ。
この本には出て来ないが、
かつて慰安婦問題の解決に携わった人は、
この団体の幹部が
「慰安婦のおばあさんのことなど問題ではない。
反日が目的なのだ」
という言葉を聞いている。

次のような記述が印象的だ。

1970年代まで
慰安婦の実情をよく知る人たちが多数生きていたときには、
慰安婦問題は提起されませんでしたが、
時が40年以上も過ぎ、
もうそういう人たちがいなくなって
その記憶が薄れて来るや、
架空の新たな記憶が作られ、
慰安婦問題が登場したのです。
解放後の45年は、
韓国人の頭に
慰安婦に関する新たな記憶が作られるのに
必要な時間だったのです。
                                        
「新たな記憶」という言葉は重要で、
誇張され、捏造された記憶が
教科書を通じて、
国民の記憶となってしまったのだ。

私は、元慰安婦のおばあさんも、
その証言がしょっちゅう変ることから、
嘘であることは明らかだが、
国民の願望に添う嘘をついていた結果、
自分でもその嘘を
事実だと信じ込んでしまったのではないかと思っている。
高齢の方にありがちなことだ。

日本統治時代の嘘も、
長い間教科書で教えている間に、
それは民族的な記憶になってしまっている。
なにしろ、当事者が既にいなくなっているのだ。

その誤った記憶に基づいて、
反日を国家的にやるのだから、
日本はたまらない。
しかし、戦後70年もかかって作り上げた偽の記憶だ。
醒めるのにも、
それ以上の時間がかかるだろう。

こうした実情を見ながら、
著者たちは、
韓国の今後の行く末を心配する。
その「種族主義」が行き着く先に、
「自由」という言葉を憲法から削除した
愚昧な国家が出来ることを危惧するのである。

反日種族主義は1960年代から徐々に成熟し、
1980年代に至り爆発しました。
自律の時代に至り、
物質主義が花開いたのと軌を一にしました。
反日種族主義に便乗し、
韓国の歴史学界は
数多くの嘘を作り出しました。
この本が告発したいくつかは、
そのほんの一部に過ぎません。
嘘はまた反日種族主義を強化しました。
過ぎし30年間、
韓国の精神文化はその悪循環でした。
その中で韓国の精神文化は、
徐々に低い水準に落ちて行きました。


前にも何度となく書いているが、
私はかつては韓国に親しみを感じて、
韓国女性と結婚したい、
とさえ思ったこともある人間だが、
この数年の韓国を見て、反韓に変わった人間だ。
その韓国人の精神構造を「反日種族主義」と定義した本書だが、
私は韓国人は、単に性格が悪いのだと思っている。

まず、「嘘をつく」
普通の社会で嘘をつく人間は信用されない。
「嘘をついてはいけません」という
社会生活の根本の約束事が守られないとしたら、
一体どうやって付き合ったらいいのだろうか。

そして、「解決済みのことを何度も蒸し返す」
これでは、どんな合意や約束も
また破られるのではないかと、心配になる。
これも社会生活のルールに反する。

そして、「非人格的ないやがらせをする」
東京オリンピックの選手村の食事について、
生産地を明らかにせよ、
とか、韓国から食材を持ち込む、
などという主張は、
原発問題という日本の弱い部分を
わざわざついて来る。
↓は日本大使館建設予定地に無断で張り出されたポスター。

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防護服を着て走る聖火ランナー。
放射能問題で東京オリンピックを貶めようとするのだ。
世界に起こった問題を
解決するためではなく、
相手を非難するためだけに利用する。
しかも、題材はオリンピック。
いかなる政治利用やプロパガンダも禁止されているのに。
そして、五輪の使用は厳密な許可が必要なのに、
断りなしに使用。
こういうことを恥ずかしくもなくやるとこに、
韓国人の性格の悪さが顕著に表われている。
慰安婦像を世界中に建設して回る、
というのも、性格の悪さを表している。
ごく最近、在韓アメリカ大使のひげ↓が

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「日本の植民地時代を思い出させる」
などと言いがかりをつけ、
そのひげをむしるパフォーマンスをする↓など、

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よく恥ずかしくないものだと思う。

こういう「嘘をつき」「何度も蒸し返し」「いやがらせをする」
性格の悪い隣人とは、どうしたらいいか。
付き合わないことである。
そういう人が町内にいたら、
顔を合わせて挨拶をする程度で距離を置く。
それが賢いやり方である。

日本出版された本書、
私のような人間には、
既に知っている内容が多かったが、
この内容が、
たとえば百田尚樹のような日本人ではなく、
韓国人自らによって書かれたことに大変意義を感ずるものである。

ただ、「種族主義」などという、
まだ一般的には認知されていな言葉を使っているが、
邦題は、それを副題にして、
「作られた記憶」「偽りの記憶」などという
分かりやすい題名にした方がよかったのではないか。





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