映画『フォードvsフェラーリ』  映画関係

[映画紹介]

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1966年のル・マン24時間耐久レースにおける
フォードとフェラーリの対決を描く。
セリフ部分は創作だが、
事実関係は実話に基づく。

フォード・モーターを率いるヘンリー・フォード二世は、
経営危機に陥っていたイタリアの自動車メーカー、
フェラーリの買収に乗り出すが、
創業者のエンツォ・フェラーリに
土壇場で破談にされてしまう。
エンツォは交渉に当たった副社長に
「ヘンリーは所詮二世。偉大な祖父には遠く及ばない」
と言い放ち、
その言葉を報告されたヘンリー二世は激怒し、
社の総力をあげてル・マンで
フェラーリを打ち負かすことを決意する。

マシン開発の依頼を受けたのが、
キャロル・シェルビー。
1959年のル・マンの優勝者だが、
心臓病のためにドライバーから身を引き、
引退後は自らの理想のスポーツカーを作るために
シェルビー・アメリカンを設立し、
経営者兼カーデザイナーとして成功した人物。

シェルビーは開発を担当するテストドライバーとして、
ケン・マイルズに声をかける。
あるレースの現場でシェルビーはマイルズと会い、
マイルズからスパナを投げつけられるが、
レースを見て、シェルビーはマイルズの優秀さを認めていたのだ。

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イギリス人レーサーのマイルズは、
イギリス軍を除隊すると、家族とともにアメリカへ移住し、
自動車整備工場を経営しながらレースに参戦していた。
マイルズの偏屈な性格もあいまって経営は楽ではなく、
税金の滞納から整備工場を差し押さえられる始末だった。

「わずか90日で王者フェラーリを負かすマシンを作る」という
シェルビーの野心的プロジェクトに
マイルズは心を動かされ、
一旦は引退したレースの世界に戻ることになるが・・・

という実話に基づく話を
虚実ないまぜにして、人間ドラマとして展開する。
巨大組織のフォードゆえに
あちこちから横槍が入るだろうというマイルズの危惧は的中し、
見映えが悪いという理由で、マイルズは外され、
挑戦したレースでは、
フェラーリが5連覇を達成したのに対し、
フォードは全車リタイアという惨敗を喫してしまう。

フォード本社にヘンリー二世を訪れたシェルビーは、
敗因は、会長と現場の間に何十人もの人間が入り込んで
情報伝達を阻害し
様々な部署から横槍が入るフォードの体制だと直言し、
会長は本気でル・マンに勝つ気があるのかを迫る。
ヘンリー二世はそれに応え、
プロジェクトを自らの直轄として指揮系統をシンプルかつ明確にし、
再度シェルビーに仕事を任せる。

ル・マンへの再挑戦のために
シェルビーはマイルズの家を訪問し、
取っ組み合いの喧嘩の末、
再び共闘が再開される。

殴り合う二人を見物するため、
妻のマリーが家の前に椅子を出して眺める
このシーンは笑える。

もう一カ所笑えるのは、
ヘンリー二世をマシンに乗せて高速で走り、
あまりの速さにヘンリー二世が泣きだしてしまうところ。

その場面を観たい方は、↓をクリック。

https://youtu.be/WbMJGYJkPqI

再びマイルズを外そうという動きに対して、
実績で示し、
いよいよ1966年の
ル・マン24時間耐久レースがスタートする・・・。

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とにかく、描き方がていねい。
そしてレースの疾走感が半端ではない。

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実にリアルにレースを体感できる。

そして、巨大組織のフォードの体質に闘いを挑む
シェルビーとマイルズに感情移入している自分がいる。
更に、男同士の友情、夫婦愛、父子愛も十分織り込む。
まさに非の打ち所のない映画である。

監督はジェームズ・マンゴールド
シェルビーにはマット・デイモン
マイルズにはクリスチャン・ベールが務め、
共に好演。

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音響の良い映画館での鑑賞をお勧めする。

5段階評価の「4.5」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/uOvwe25iCP4

拡大上映中。


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