映画『ダウントン・アビー』  映画関係

[映画紹介]

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                                        2010年から2015年まで放送され、大ヒットした
テレビシリーズの映画版
ドラマの最終回の数年後、
1927年のヨークシャーのカントリー・ハウス、
ダウントン・アビーを舞台に、
グランサム伯爵クローリー家とその使用人たちが織り成す
人間模様を描く。
ドラマ版に続いて、脚本をジュリアン・フェロウズ
監督をマイケル・エングラーが務める。

ジョージ5世とメアリー王妃が行幸途中、
ダウントンを訪問するという通知が舞い込む。
(この冒頭シーン、
バッキンガム宮殿から郵便列車に乗って、
ダウントン・アビーまで配達される過程は、
流れるような描写で描かれ、わくわくする。)
グランサム伯爵家の長女メアリーを先頭に、
使用人たちは名誉ある準備に取り組む。
しかし、国王夫妻来訪の前に下見に来た従者たちは、
使用人たちを見下し、
自分たちが一切の世話や給仕をやると告げる。
憤懣やるかたない家政婦長ヒューズや料理長パットモアらは、
主導権を取り戻そうと画策するが・・・

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という話を軸に、
様々な人間のそれぞれの事情が物語を織りなす。

先代伯爵夫人バイオレットの従妹で、
今は王妃の女官を務めるモード・バグショーは、
自分の遺産をメイドに譲ろうとして、
バイオレットと一騎討ちをする。

メアリーは、難事を前に、
引退していた元執事のカーソンに助けを求め、
現執事のバローは反発する。

チェトウッド少佐がダウントン村に現れ、
国王のパレードの時、命を狙うが、
伯爵の三女の夫トム・ブランソンによって阻止される。
トムはレディ・バグショーのメイドのルーシー・スミスと知り合い、
恋に落ちる。
また、トムは庭で悲しむメアリー王女を見かけ、
身分を知らずに助言を与える。

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伯爵の次女イーディスと夫で侯爵のバーティーに対して、
国王は皇太子のアフリカ訪問同行を求め、
妊娠したイーディスは困惑する。

侍女アンナは王室使用人のロートンが盗みを働くのを目撃し、
脅迫してイーディスのために衣装を修繕させる。
ボイラーが故障し、修理人が料理人助手のデイジーに
色目を使ったことを気に入らない下僕のアンディは、
修理されたボイラーを再び意図的に壊してしまう。
デイジーはアンディを愛していることを確認し、
結婚を考え始める。

使用人たちの作戦は成功し、
王室の従者たちを排除して、
代わりにダウントンの使用人たちが料理を作り、
国王夫妻を給仕する。

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バローと王室付エリスはヨークに行き、
パブで待っていたバローは男に誘われて同性愛者のクラブに行く。
だが警察が取り締まりに来てバローら客を逮捕する。
エリスが王室使用人の身分を利用してバローを釈放させ、
自分も同性愛者であることを漏らし、二人は絆を結ぶ。

メアリー王女はトムの助言のおかげで夫との関係が修復できたと
両親に伝え、国王はトムに感謝する。
王妃は国王を説得してバーティーをアフリカ訪問旅行から外してもらう。

バイオレットは、ロンドンで診察を受けた結果、
自分の寿命が長くないことを孫のメアリーに伝え、
メアリーならダウントンの伝統を守れると話す。
経費の高騰から縮小を考えていたメアリーは考えを改める。

などという話が、
群像劇として描かれるが、
よく整理されており、
分かりやすい。

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人物の描き方も良好。
ただ、テレビシリーズを観ていない者は、
なかなか人物関係がわからず苦労する。
冒頭、簡単な人物紹介があるが、
一度では頭に入らないので、
人物が登場するたびに
字幕で紹介した方が親切というものだろう。
まあ、それでも頭に残らないかもしれないが。

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マギー・スミス
きら星のごとくイギリスの俳優たちが登場し、
素晴らしい演技を披露する。
演劇の歴史に裏打ちされた
英国俳優の実力と層の厚さは恐るべし。

英国階級社会の貴族たちの生活ぶりが興味深い。
社交と爵位の継承と遺産相続にしか関心のない人々。
現代の価値観からは異論もあろうが、
一つの時代の文化として、刮目するだけの価値はある。
成熟した文化は美しい

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/zLCPlHJkS84

拡大上映中。

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