GSOMIA延長・韓国での反応  政治関係

直前の土壇場(6時間前)に
GSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)の失効回避を決めた
韓国政府。
与党のスポークスマンは、
「安保の不安要素を解消したことに大きな意味がある」と
政府の決定を手放しで支持した。
しかし、GSOMIAの破棄を言い出したのは、
韓国政府であり、
自分で作った「不安要素」を自分で消しただけに過ぎない。
振り回された国民は、冷ややかに見ているという。

ソウル駐在のジャーナリストは、こう解説する。

「8月22日のGSOMIAの破棄決定からの
3カ月は何だったのかというのが、
国民の本音だと思います」

朝鮮日報の論評:
「日本の〈判定勝ち〉」
「得たものもなく
抜いた刀を鞘に再び入れることになった」
「韓日葛藤が韓米葛藤に飛び火するとんでもない事件が発生した。
日本には何の打撃も与えられなかった。
文政権が反日カードで国内政治の視線を変えようと
破棄を強行したことで、
名分も失い、身動きもできない状況を自ら招いた」
「無能外交で恥ずかしい」
「韓米同盟に傷を残し、
国内でも確執と国論二分が続いた。
実利、名分、国益を全て損なう
『失われた3カ月』だった」

中央日報の論評:
「強硬一辺倒の未熟な対応策が表した限界だ」

ハンギョレ新聞の論評:
「GSOMIAの条件付き延長決定がなされたが、
解決されたことは事実上何もない」
「米政府が韓国政府を一方的に圧迫してきたことに対しては、
遺憾を示さざるを得ない」
「米国は韓国国民が感じた不快感を深く認識してほしい」
と、アメリカに八つ当たり。

おおむね、韓国マスメディアの論調は、
文政権の失政としている。

「反日種族主義」(文藝春秋)の共著者、
落星台経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員は、次のように分析する。

「韓国の政治家は、対話と妥協が苦手で、
互いを誹謗することが政治の中心になっている。
さらに、固い支持基盤もないので、
相手をどれだけ攻撃するかで支持率が乱高下する。
民主主義が韓国において成長しないのは、
そのあたりに限界があるからです」
「韓国の政治的水準が非常に高いように話す人もいますが、
韓国はまだ民主主義の経験が乏しい」

李氏は韓国社会を「前近代的」だと捉え、
3つの理由を挙げている。

「1つ目は『観念的な性格』です。
いまの韓国社会は、客観的な現実に基づかず、
思い込みのレベルで『日本は絶対悪』という
一つの総体を作っています。
つまり、日本政府や個人、または日本社会が
倫理的もしくは政治的に悪い点があるという
具体的な話ではなく、
観念的に『ただ一つの絶対悪』として日本が存在している」

「2つ目の理由は『非科学的な性格』。
いまの韓国社会が客観的な事実でないことを主張し、
受け入れていることです。
例えば、慰安婦問題の支援者らが言うような、
20万人の少女を連行して慰安婦としたというような一連の主張です。
合理的、理性的な思考ができず、
極めて感情的になっています」

「3つ目は『歪んで偏った現実認識』です。
韓国社会は、日本については“下”と考える一方、
中国や米国に対しては迎合する。
その極めて事大主義的な態度によって、
国としてバランス感覚を喪失している点です」

この前近代的な体質が変わらない限り、
同様な問題は、まだまだ繰り返されるだろう。

慰安婦問題も徴用工問題も
はるか70年以上前の話だ。
1965年の日韓基本条約で
過去の清算は終わっている。
その過去を蒸し返し、
問題化する韓国。
以前何度も書いたが、
このような過去の問題にエネルギーを割くのなら、
国を良くする方向に、そのエネルギーを向ければ、
もっと良い国になると思うのだが。





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