映画『ロケットマン』  映画関係

[映画紹介]

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エルトン・ジョン↓の半生をつづる伝記映画。

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シングルとアルバムの総売り上げは2億5千万枚から3億枚以上とされており、
これは「史上最も売れたアーティスト」で5位の記録とされる。
グラミー賞を5回受賞(34回ノミネート)。

本名をレジナルド・ケネス・ドワイトといったエルトンは、
愛情のない家庭、
父の家出、母親の浮気で傷付き、
4歳の頃からピアノを弾き始めるが、
耳で聴いた如何なるメロディーも演奏することができ、
1度聴いただけの
ヘンデルの楽曲を完璧に弾くことができたという。
その才能を認めたピアノ教師の推薦で、
11歳で王立音楽院に合格。
その後、バックバンドを経て、
作詞家バーニー・トーピンとの奇跡的な出会を経験する。
トーピンが1時間未満で歌詞を書いてエルトンに渡し、
エルトンは30分ほどでそれに曲をつけた。
こうして二人で作った「Your Song/僕の歌は君の歌」などのヒットで、
世界的名声を得る。
その過程をジョンの曲の該当部分を使って
ミュージカルとして展開するのがこの作品のミソ。

https://youtu.be/SLzJ8VdFVbs

スーパースターになった後は、
お決まりの薬物中毒、浪費、
仲間との離反、裏切り、
マネージャーのジョン・リードとの確執、
スキャンダルの道を進む。
ミュージシャンの伝記映画につきものの展開で、
事実だから仕方ないとしても、興をそぐ。

私にとっては、エルトン・ジョンは、
風変わりな眼鏡をかけ、
ど派手な衣裳で歌う小太りの醜男という認識しかなく、
「ライオン・キング」と
ミュージカル「ビリー・エリオット」の音楽を担当し、
ダイアナ元皇太子妃への追悼歌
「キャンドル・イン・ザ・ウィンド 1997 」の歌唱
でしか接触はないので、
ほとんど知らなかった
この映画で、その半生を初めて知ったが、
どうして最高峰に立ったミュージシャンは、
子供の時のトラウマを抱え、
成功後も同じような堕落の道を行くのか不思議だ。

全体的に、アルコール依存症、
ドラッグ中毒などの更生施設で、
集まった同病者の前で告白する形で進行する、
大きなくくりがなかなかいい趣向だ。
話が進展するに従い、
虚飾の派手な衣裳を脱いで、
普通の服装になっていくのもなかなかだ。

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エルトンの私的観点からの語りだから、
ミュージカルとして描く必然性が成立する。
また、様々な心象風景も納得がいく。

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これだけ赤裸々な描写を
存命の人の伝記として展開するのに、
許可は得たのだろうか、と心配するが、
映画そのものが
エルトン・ジョンがエグセクティブ・プロデューサーなので、
問題はないのだろう。

それにしても、少年時代の愛の欠乏が
繰り返し出て来るのだが、
そんな人はゴマンといるわけなので、
その飢餓感の捌け口としての音楽の
豊かな才能があった点で幸運といえるだろう。

出色なのは、エルトン・ジョンを演ずるタロン・エジャトンで、
劇中でのエルトン・ジョンの楽曲を吹き替え無しで歌いきっている。

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他の人物に歌わせるなど、
よくエルトン・ジョンが許可したと思うが、
ミュージカルなのだから、本人に歌わせるという、
プロデューサーとしての卓見だろう。
演技面でもタロン・エジャトンは、
エルトンの狂気、孤独、哀愁をよく演じた。

監督はデクスター・フレッチャー
「ボヘミアン・ラプソディー」の最終監督だ。
(監督を務めていたブライアン・シンガーが撮影終了間際に解雇され、
代行としてデクスター・フレッチャーを起用。
しかし、全米監督協会の規則に従って、
クレジット上はシンガーが監督、
フレッチャーが製作総指揮として記載されている。)

エルトンの初期の歌詞を担当したバーニー・トービンとの友情も描かれ、
演ずるのは、「リトル・ダンサー」で主人公ビリーを演じたジェイミー・ベル

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「Your Song」が出来る下りは、↓をクリック。

https://youtu.be/FzleKyTYQxY

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/BQ9QmcvFRac

拡大上映中。

日本には8回ほど来て公演しているが、
1974年2月1日の日本武道館公演では、
わずか数曲で公演を終了。
これに抗議した観客数百人が深夜近くまで居残り、
主催者側ともめるという騒動があった。





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