映画『風をつかまえた少年』  映画関係

[映画紹介]

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アフリカの最貧国マラウィを舞台に、
一人の少年の自立の闘いを描く。

マラウイ共和国は、
アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家で、
イギリス連邦加盟国。

マラウィの場所はここ↓。

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マラウイ湖の西岸にあり、東西の幅は90〜161q、
南北の長さは900qと
南北に細長い形をした国。

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旧称はイギリス保護領ニヤサランド。
ニヤサは「湖」の意。

多数の部族から成る国で、
15世紀に複数の部族が連合してマラビ帝国を建国。
1891年にイギリスの保護領となり、
北ローデシア(現ザンビア)、南ローデシア(現ジンバブエ)、
ニヤサランド(現マラウイ)合わせた
ローデシア・ニヤサランド連邦を経て、
1964年、独立
独立以降、アフリカでは珍しく対外戦争や内戦を経験しておらず、
“The Warm Heart of Africa”(アフリカの温かい心)という別称を持つ。

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マラウィで農業にいそしむ父母と暮らす14歳のウィリアムは
手先が器用で、
近隣の住民のラジオの修理を請け負っていた。
その地域では、電気もなく、水道もない。
農作物だけが生活の頼りだ。

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ウィリアムは、学費を払えず通学を断念するが、
もぐりこんだ図書館で風力発電の本を見て、
独学で風力発電のできる風車を作り、
乾いた畑に水を引くことを思いつく。
それには、教師の自転車についた発電機と
父親の自転車の車輪が必要だった。
父親はそんなことより、
畑を耕せと強要するが・・・

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実話だという。
ウィリアム・カムクワンバの実体験に基づく
「風をつかまえた少年 
 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった」


クリックすると元のサイズで表示しますを映画化。

アカデミー賞作品賞受賞作「それでも夜は明ける」で、
主役を演じて主演男優賞候補になったキウェテル・イジョフォー
監督と脚本を担当し、主人公の父親を演じている。

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大変生真面目な映画作りだ。

干ばつの描写が胸をえぐる。
食糧が不足し、
政府の食糧支給トラックに群がる人々。
家では父親がいない間に
倉庫の食糧が強奪される。
ようやく得た穀物で命をつなぐために、
3食のうち、いつ食べるかを相談する。
母親は「夕食。空腹では寝れないから」と主張。
ウイリアムは「朝食。朝食が好きだから」と。
父親は家族のために絶食をして、
空腹を抱えて畑を耕す。
貧困がどんなに家庭を傷つけるかで、見ていられない。

貧困と無知は、開発途上国(昔で言う後進国)の病根だが、
雨乞いをする父親に対して、
知識で苦境を克服しようとする少年の姿が胸を打つ。
国の未来を作るのが教育だということがよく分かる。
風車を作り、父親の自転車から外した車輪を回転させ、
教師から提供を受けた発電機を回し、
それをバッテリーにつないで充電し、
井戸から水を汲むポンプを動かそうとする。
果たして、水は出て来るのか・・・

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あとは題名のとおり。

原作者のウィリアム・カムクワンバは、
廃品を利用して、風力発電のできる風車を自宅の裏庭に製作。
これが国内外の記事で取り上げられ、
タンザニアでの国際会議「TEDグローバル」へ招待されて演説。
これが世界的な名声を獲得し、
2013年タイム誌「世界を変える30人」に選出された。
2014年にアメリカの名門ダートマス大学を卒業。
マラウイにも定期的に帰り、農業、水アクセス、教育など
様々なプロジェクトに携わり、
イノヴェーション・センターを立ち上げ、
後進の指導に当たっている。

世界を変えるのは何かを伝える貴重な作品。

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/uQKONj4L89c

ヒューマントラストシネマ有楽町他で上映中。

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