映画『アラジン』  映画関係

[映画紹介]

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アニメ版の「アラジン」を観たのは、

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1992年の年末、
ハワイのカハラ・モールにある映画館だった。
始めの方で、地下洞窟からランプを持ち出すシーンが終った途端、
隣の席にいた娘に
思わず「おもしろいねえ!」と囁いたのを覚えている。
ジーニーの声の当意即妙に、
さぞかしすごい人がやっているだろう、と思ったら、
エンドクレジットで、ロビン・ウィリアムズだと知り、納得した。
「ホール・ニュー・ワールド」を歌ったのが
「ミス・サイゴン」の初代キムを演じたレア・サロンガだということも知った。
あまりの面白さに、
翌日、買い物でワイキキに残ったカミさんを置いて、
娘と再びカハラ・モールに出かけて2度目の鑑賞。
1回目と同じに面白かった。

私はディズニー・アニメの第2期黄金時代は、
「美女と野獣」(1991)、「アラジン」(1992)「ライオン・キング」(1994)
三連峰にあると見ているが、
うち「美女と野獣」「アラジン」は、アラン・メンケンが音楽を担当。
その前の「リトル・マーメイド」(1989)、その後の「ポカホンタス」(1995)と合わせ、
その頃のディズニー映画はアラン・メンケンの力が大きく寄与した。
これら4作品賞はいずれもアカデミー賞の作曲賞と主題歌賞を受賞している。
「ポカホンタス」を除いて、ブロードウェイでミュージカル化されているように、
曲がミュージカル的で、
「アラジン」でも、
「フレンド・ライク・ミー」「プリンス・アリ」
「ホール・ニュー・ワールド」の3曲は、
素晴らしいアニメのミュージカル・シーンに仕上がっていた。

特に「ホール・ニュー・ワールド」は、
聞いた瞬間にアカデミー賞の主題歌賞を確信した。
(同様の経験は「プリンス・オブ・エジプト」の
「ホエン・ユー・ビリーブ」を聞いた時にも起こった。)
アカデミー主題歌賞だけでなく、
グラミー賞の最優秀楽曲賞を受賞したのは、
数あるディズニーソングの中でも「ホール・ニュー・ワールド」1曲だけ。

このように愛着が深い作品。
その27年ぶりの再映画化、しかも実写
一抹の不安はあったが、
予告編を見る限り、前作を踏襲しているように見える。

そして、観た。

結果はほぼ満足。
前作のテイストを損なわず、
革新的に発達したCGによって表現力を増し、
改変されたところといえば、
ジャスミンの侍女とジーニーの関係。
あとは、最後のジャファーの変身の下りか。
監督のガイ・リッチーは賢いから、
へんな新機軸を作らず、
前作へのリスペクトが十分感じられる出来となった。

音楽も2つほど追加されているが、
全作のミュージカル・シーンはそのまま残ってグレードアップ。
「フレンド・ライク・ミー」は楽しいし、
「プリンス・アリ」も豪華版になっている。

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ただ、「ホール・ニュー・ワールド」は
やや映像に変化に乏しく
前作にあった渡り鳥の群れの中に入ったり、
雲の上を飛んだり、白い馬の群れの側を行ったり、
ヨットの浮かぶ河に下ったり、
ピラミッドやスフィンクスや中国の宮殿などで描ききった
ジャスミンに「新しい世界に目を開かす」という印象は失せた。
アニメ版のこのシーンがどんなに素晴らしく出来ていたかを
改めて知らしめる結果となった。

ウィル・スミスのジーニー役は成功。

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かつてのロビン・ウィリアムズ版(声だけだが)に匹敵する。
冒頭の「アラビアン・ナイト」の歌は少々ウルウル来た。
アラジンとジャスミン役の若い二人も
印象を損ねていない。

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ジャファー役と侍女ダリア役に、
それほどでもない俳優が起用されているが、
こういう役こそ、名のあるベテランを起用して、
印象的な演技が期待されるところだが。

一応の実写版成功作

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/EbsZrpwmsq0

拡大上映中。

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