映画『氷の季節』  映画関係

本日、夕刻4時10分、
定刻どおりに娘が帰国しました。

日程は、
11月1日 羽田を出発
11月2日 北京、ミュンヘン2度の乗り継ぎを経て、ヘルシンキ到着
       アイスホールで羽生選手の練習を観る
      (娘の持っている通し券は、練習風景を観れる特典付き)
11月3日 朝練習見学
       男子ショートを観戦
       会場の廊下で羽生選手と接近遭遇
       ヘルシンキ観光
11月4日 朝練習見学
       ヘルシンキ観光
       男子フリー観戦 
       エキシビション鑑賞
11月5日 ヘルシンキ観光
       ヘルシンキ出発
11月6日 ストックホルム、北京を経て羽田到着

浦安までバスで帰るのかと思いきゃ、
宇多田ヒカルのコンサートで横浜に行ってしまいました。
やれやれ。


[映画紹介]

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東京国際映画祭で鑑賞。

19世紀、デンマークの農村地。
元地主のイェンスは、
広い農地の割には作柄に恵まれず、極貧にあえいでいた。
娘と甥たちの4人暮らしだが、
少ないスープを分け合い、
小さなパンを千切りあう生活。
夜は寒さに震え、甥を抱いて暖めてやる。
この冬を越せるかも不明で、
餓死するのも時間の問題だ。

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そんな時、裕福な地主から土地購入の話が舞い込む。
イェンスはうまく交渉して、
家だけでなく、娘と地主との結婚にまで話を持ち込む。
それは隣家のやはり貧しい兄弟への裏切りだったが、
イェンスは家族のことを第一に考えて踏み切る。
こうして、貧困から抜け出し、
自分も平穏な老後を手に入れたのだが、
歯車が狂い始め、イェンスは他の大切なものを失う羽目に・・・

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まず、百年以上前の寒村を描く撮影が見事。
常に曇り、陰鬱な北欧の風土が物語の雰囲気を高める。
まだ電気が無く、ランプで生活しているデンマークの農村地の
暗い光の中での生活が貧困の様を映し出す。

次にイェンスを演ずる主演俳優の演技。

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元地主のプライドにこだわり、
しかしまわりからは困窮した現状を見透かされている。
なにしろ、教会の席を金持ちに譲ることを求められたりするのだ。
金に困り、売買や仕事の交渉を自らしなければならない苦衷を
主人公の俳優が見事に演ずる。
観ていて、うまい役者だなあ、
と思っていたら、
途中で、「ヒトラーに屈伏しなかった国王」で
ノルウェー国王を演じたデンマークの名優
イェスパー・クリンステンセンだと気づいた。
うまいはずだ。

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そして、一人の男の苦悩、家族の崩壊を
アップの連続で緊迫感豊かに描いた監督マイケル・ノアーの手腕。
貧困から逃れるための選択が
異なる運命を引き寄せる
人生の残酷さを描くノアー監督の技法は見事のひと言に尽きる。
人間の愛と罪や業を描く重厚的なストーリーが
現代にもある格差社会、貧困と真の幸福の問題も想起させる点、
今の物語でもある。

嫁ぎ先の奸智にたけた母親、
地主に忠実な執事の行為、
いやいやながら、裕福な新夫との生活に入ると
意外や次第にきれいになっていき、
奥様扱いされて、逆に父親との間に溝が出来る娘の存在も
イェンスの亀裂を酷なものにする。

中盤に出てきたあるシーンが
最後のシーンに繋がる巧みさ。
音楽も素敵だ。

魂を揺るがす、重厚な人間ドラマ

東京国際映画祭では
惜しくもグランプリを逃したが、
実質第2位に相当する審査員特別賞を受賞。
イェスパー・クリステンセンは男優賞を受賞。

5段階評価の「5」

クリップは↓をクリック。

https://youtu.be/Ni7TIAPdVLc

公開は未定。

「ヒトラーに屈しなかった国王」の紹介ブログは、↓をクリック。

「ヒトラーに屈しなかった国王」



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