桜のランキング  様々な話題

いよいよ桜のシーズンが到来しましたね。
そこで、いろいろなランキングを紹介。

@桜の本数ランキング

日本全国お花見スポットの「桜の本数」をもとにしたランキング。

1位 吉野山(奈良) 約3万本

2位 狭山湖(埼玉) 約2万本

2位 富士山吉田口登山道中ノ茶屋エリア(山梨) 約2万本

4位 たけべの森公園(岡山) 約1万5千本

5位 松前公園(北海道) 約1万本

5位 北上展勝地(岩手) 約1万本

5位 桜山公園(群馬) 約1万本

5位 小原の四季桜(愛知) 約1万本

5位 竜王山公園(山口) 約1万本

5位 市房ダム湖(熊本) 約1万本

5位 花立公園(宮崎) 約1万本


12位 美の山公園(埼玉) 約8千本

12位 河津桜(静岡) 約8千本

12位 八百萬神之御殿(徳島) 約8千本

12位 長崎市さくらの里(長崎) 約8千本

12位 冨士霊園(静岡) 約8千本


17位 根來寺(和歌山) 約7千本

17位 みやま公園(岡山) 約7千本

17位 高森峠の千本桜(熊本) 約7千本

20位 熊本県野外劇場アスペクタ(熊本) 約6千700本


Aお花見人出ランキング

例年の人出をもとにしたお花見ランキング。

1位 弘前公園(青森) 約200万人

1位 上野恩賜公園(東京) 約200万人

3位 高田公園(新潟) 約132万人

4位 角館のシダレザクラ(秋田) 約128万人

4位 桧木内川堤のソメイヨシノ(秋田) 約128万人


6位 千鳥ヶ淵緑道(東京) 約100万人

6位 新宿御苑(東京) 約100万人

8位 幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)(埼玉) 約98万5千人

9位 河津桜(静岡) 約93万人

10位 県立三ツ池公園(神奈川) 約70万人

10位 造幣局 桜の通り抜け(大阪) 約70万人


12位 井の頭恩賜公園(東京) 約66万人

13位 華蔵寺公園(群馬) 約61万人(華蔵寺公園花まつり期間中)

14位 岡崎公園(愛知) 約60万人

15位 北上展勝地(岩手) 約50万人

15位 靖国神社(東京) 約50万人

15位 淀川河川公園背割堤地区(京都) 約50万人


18位 大村公園(長崎) 約48万人

19位 兼六園(石川) 約43万8千人(桜開花期間9日間)

20位 舞鶴公園(福岡) 約42万人(福岡城さくらまつり期間中)


Bお花見人気ランキング

昨年アクセスの多かったお花見スポット。

1位 目黒川(東京)

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2位 新宿御苑(東京)

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3位 淀川河川公園背割堤地区(京都)

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4位 千鳥ヶ淵緑道(東京)

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5位 六義園(東京)

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6位 大岡川プロムナード(神奈川)

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7位 幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)(埼玉)

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8位 造幣局 桜の通り抜け(大阪)

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9位 上野恩賜公園(東京)

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10位 岡崎公園(愛知)

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11位 海津大崎(滋賀)

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12位 仁和寺の御室桜(京都)

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13位 大阪城公園(大阪)

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14位 靖国神社(東京)

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15位 六本木ヒルズ 毛利庭園・六本木さくら坂(東京)

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16位 大宮公園(埼玉)

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17位 飛鳥山公園(東京)

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18位 代々木公園(東京)

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19位 醍醐寺(京都)

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20位 本郷の瀧桜(又兵衛桜)(奈良)

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映画『しあわせの絵の具』  映画関係

[映画紹介]

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カナダ東部の田舎町で生きるモードは、
借金のかたとして実家を弟に売られ、
意地の悪い叔母の家をなんとかして出たいと考えていた。

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魚の行商をしているエベレットの家で
家政婦を募集していることを知ると、
モードは押しかけるようにして家政婦になってしまう。

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幼少期にリウマチを患い、
体が小さく、足を引きずって歩くモードに
エベレットは家政婦がつとまるまいと難色を示すが、
いつの間にか住み着いてしまったモードに戸惑いながらも、
小さな家での孤独な二人の生活が始まった。

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エベレットも孤児院で育って家庭の味を知らず、
孤独な二人は次第に心を通わせるようになる。
やがてモードは町の風景や動物や草花等
自然を写した絵を書き始める。
素朴で無垢で愛らしい絵は、
町の人からは
「こんな絵はうちの子供でも描ける」と馬鹿にされるが、
ある日、モードの絵の才能を見出す女性が現れて・・・

モード・ルイスは、カナダのフォーク・アート画家。

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1903年3月7日、
カナダのノバスコシア州ヤーマス郡サウス・オハイオで生まれる。
若年性関節リウマチを患い、
生涯にわたって手足が不自由で体も小さかった。
両親を相次いで亡くし、実兄が実家を引き継いだため、
ノバスコシア州ディグビー郡にある叔母の家で暮すことになる。

1938年、35歳の時、
魚の小売業を営むエベレット・ルイスと出会い結婚。
モードは亡くなるまでの32年間、
ディグビー郡マーシャルタウンにある小さな小屋、
ガスも電気も水道も無い小さな家
エベレットと暮した。

エベレットが魚を売る際に
モードの描いたポストカードを一緒に売ったことで
絵が評判となる。
当初は1枚25セントで販売していた。

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1964年にカナダの週刊誌「Star Weekly 」で紹介されると、
彼女の名はカナダ中に知れ渡る。
更に1965年にはカナダ国営放送CBCのドキュメンタリー番組
「Telescope 」で取り上げられ、
アメリカのニクソン大統領からも絵の依頼が来るほどになった。
モードの絵はホワイトハウスに2枚飾られていた。

1970年、関節炎と気腫の合併症による肺炎で死去。

生涯のほとんどが貧しい生活で、
ノバスコシア州のヤーマス郡とディグビー郡だけが
人生で経験した世界の全てだった。

美術の教育を受けた事も、
絵画の描き方を学んだ事もない。
ただ、毎年、母親と共にクリスマス・カードを作り、
友人や近所の人達に売っていたというから、
母親から手ほどきを受けたと思われる。
田舎の風景、動物、草花をモチーフに、
明るい色彩とシンプルなタッチで
温かみと幸福感のある絵を描いた。

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本国では小品でもオークションで500万円を超える、
カナダで最も愛されている画家だ。

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映画は、モードとエベレットが
小さな小屋で暮らしながら、
次第に心が触れ合っていく様を
ていねいにていねいに描く。

そして、終盤、ある秘密が明かされるが・・・

モードを演ずるのは、
「シェイプ・オブ・ウォーター」で
声の無い女性を演じたサリー・ホーキンス

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エベレットは「6才のボクが、大人になるまで。」などの
イーサン・ホークが演じる。

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この二人の演技はオスカー級で、
ノミネートされなかったのが不思議なくらい。

二人の魂が次第に溶け合い、
結婚にまで至る経過は
大変感動的で、涙がこぼれる。
幼い頃から障害を抱え、両親が他界した後は
厄介者扱いされてきた不幸な一人の女性が、
夫の愛に包まれて才能を開花させる。
その姿を描く感動作だ。
監督はアシュリング・ウォルシュ

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二人の暮らした家の大きさは4×3.8mで、
たった一つの部屋にキッチン、ソファ、テーブルが配置され
寝室はロフト。
電気・水道は無く、
暖をとるのには料理用の薪ストーブが使われていた。

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モードが描くほとんどの絵のサイズは小さく、20p×25cm。
41cm×51cmの絵が3枚だけ確認されている。
茶ツボ、ティーポット、ちり取り、クッキーシート、薪ストーブなど
家庭内のほとんどの物品、扉、雨戸、外壁、壁紙など、
家の中のあらゆるものがモードのキャンパスだった。

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絵画手法は、先ず輪郭を描き、
絵の具のチューブから直接キャンパスに描いた。
色を混ぜることは無かった。
原色が多く使われるが、バランスの良い配色がされている。
遠近法が用いられることはあるが、影は描かれない。
素朴で明晰な画面で、
動物はユーモラスに描かれる。
美術の専門家の高い評価を受けることはないだろう。
しかし、モードの絵は見る人にとって明るく楽しい絵で、
なにより、見る人を幸福な気持ちにさせてくれる。
一番大切なことだ。

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1979年のエヴェレット・ルイスの死去の後、
家の状態が悪化したため、
ディグビー郡の人々は、
家の保存、維持、修復の為に市民グループ
「モード・ルイスの家を保存する会」を設立。
1984年に、家はノバスコシア州政府に売られ、
修復された家は、モードの絵画と共に
ハリファックスのノバスコシア美術館の屋内中央に移転され
常設展示されている。
家があった場所には記念モニュメントとして
元の家と同じサイズの家が建てられた。

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日本のメディアに紹介された事はなく、
無名であったが、
2007年11月27日のテレビ東京の番組「開運!なんでも鑑定団」において、
大橋巨泉がモード・ルイスの作品を持参し、
モードの絵に一目ぼれし入手に至るまでの経緯と共に、
モード・ルイスを紹介するVTRが放映された。
ちなみに、大橋巨泉が持参した絵の鑑定額は100万円だった。

小さな村の一人の女性の
幸福と絵をめぐる珠玉の物語。
必見。

5段階評価の「4.5」。

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/DUMbFosbkyI

東劇、ル・シネマなどで上映中。


タグ: 映画

ラオス旅行記A 托鉢・朝市  旅行関係

ラオス2日目は、
早朝5時40分ホテル出発で、
まだ暗い市街地へ。

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この列は何でしょうか。

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しゃもじが置かれ、

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編んだ容器をあけてみると、
炊いたモチ米が入っています。

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列は延々と続いています。

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中国人の団体の前で説明するガイド。

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何やら売っています。

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水やお菓子。

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チマキ状のものも。

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しばらく待機。

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コーヒースタンドがあったので、
寄ってみました。

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まずなにやらコップの中に。

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練乳です。

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ネルドリップにお湯を注ぎ、

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コップに入れて、

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練乳入りコーヒーの出来上がり。

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明るくなった頃、遠くからやって来たのは、

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托鉢のお坊さんです。

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さっきのモチ米をシャモジですくって、容器の中に。

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どんどんたまります。

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前にあるカゴは、ごみカゴではなく、

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市民へのお返し。

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誰が食べるのでしょう。

うちの娘は、子どもの僧からお菓子の施しを受けました。

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年配のお坊さんもいれば、

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年端のいかない子どもの僧も。

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一生のうち、一度は僧になる経験をするのだそうです。

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全員、裸足です。

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托鉢は、仏教やジャイナ教を含む
古代インド宗教の出家者の修行形態の一つで、
信者の家々を巡り、生活に必要な最低限の食糧などを乞う(門付け)、
街を歩きながら(連行)又は街の辻に立つ(辻立ち)により、
信者に功徳を積ませる修行。
乞食行(こつじきぎょう)、頭陀行(ずだぎょう)、行乞(ぎょうこつ)ともいいます。

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古代インドの宗教では、
出家者は一般に所有欲を否定するために
三衣一鉢の最低限の生活必需品しか所有しないほか、
修行に専念するために農業などの生産活動には従事しません。
従って、出家者が生存するために最低限の食料を
出家者以外から調達する必要があり、
そうした状況下から、
ふだん山地や森林で修行しその他の人々とは関わることが少ない出家者と、
町村で生活している信者との間に托鉢による交流関係が発生しました。

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古代インド宗教の一つである仏教でも托鉢は取り入れられ、
東南アジアの上座部仏教では、現在も托鉢を行っています。
教団に持ち帰った食物は担当者によって全員に平等に分配されます。
近年タイでは托鉢で信者が高カロリーの物を提供し、
それが原因で僧侶が肥満になるという問題が生じているそうです。

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日本での托鉢は、↓。

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犬も托鉢。

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托鉢見学のマナーを伝える看板。

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僧侶の列に割り込まない、
僧侶には触れない、
写真撮影する時は敬意を払って、
至近距離やフラッシュ撮影は不可、
など。

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托鉢の行列が終わった後。
観光客が散っていきます。

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次に連れて行かれたのは、朝市

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観光用ではなく、
正真正銘の市民のための市場なので、
ありとあらゆる生活用品や食料を売っています。

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まだ開店前。
こうやって商品を運んで来るんですね。

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米や

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魚介類。

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メコン川では、大きなナマズが捕れます。

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野菜や

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果物。

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基本的に地べた置きです。

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鶏は生きたまま。

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静かにしていますが、

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足を縛られているのです。

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籠の中の小鳥は、

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食用ではありません。
空に解き放ってやって、功徳を積むためです。
だったら、最初から捕まえなければいいのに。

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一匹まるごとの焼鳥。

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本物の腸詰め。

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肉屋さんは、ショーケースもスライサーもなく、

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ナタで切って売ります。

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翌日、ここでフォーを食べました。

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タコ焼き?

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東南アジア特有の朝市風景でした。

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朝食はホテルのレストラン。

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メコン川に面した場所にあります。

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オムレツを作ってくれます。

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フランスパンを焼いて食べるのがラオス流。

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バイキング方式。

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メコン川を見ながらの食事は、それだけでもおいしい。

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明日はメコン川をさかのぼります。

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朝のホテル正面。

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朝市にもナイトマーケットにも近く、
大変ナイスなホテルでした。


小説『オペレーションZ』  書籍関係

[書籍紹介]

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真山仁による経済・政治小説。

日本の借金は1000兆円。
年間100兆円の予算を組んで、
歳入は50兆円しかない。
単純計算で毎年足りない50兆円を
国債でまかなっている。
それらが外国にではなく、
国内の銀行と個人で購入されているから大丈夫、という説がある。
銀行には日本銀行を含む。
年々、借金の額は増加している。
このままでは、いつか国家として破綻してしまう。

政府も国会議員も国民も
その危機は知りながら、誰も本気で取り組もうとはしない。
既得権益の持ち主はそれを手放そうとはしないし、
「借金のツケを子孫に負わせてはならない」
と口ではいいながら、
今の自分が良ければいい
と流されるばかり。

この危機を乗り越えるには、
政治が解決するしかないのだが、
その困難な仕事を引き受ける政治家がいない。

本書では、「猛牛(ブル)」と呼ばれる老政治家、
江島隆盛が総理に就任し、
「非常識で野蛮な革命的財政再建」と称して、
国家財政歳出半減を断行する決意をする。
そのために財務省内で密かに集められた精鋭たちが、
首相官邸に集結して、
「オペレーションZ」と呼ばれる再建策を
進める様を描く。
プロジェクトの名前は、
Z=もう後がない、
の意味だという。

その方針は、
まず支出を半額に抑える。
その一方、増税の方策を探る。
歳出半減と言っても、
実質は半減では済まされない。
歳出100兆円には、
24兆円もの国債費(償還と利払費の合計)が含まれる。
これは借金の返済だから、削減は一切できない。
その24兆円を除いた実質的な歳出予算から50兆円を削減するとなると、
75兆円の支出を25兆円に抑え込むことになる。
歳出で最も大きいのが、社会保障関係費で33兆円。
次は地方交付税交付金で16兆円。
この二つでほぼ総支出の半分を占める。
従って、半減を実現するには、
社会保障関係費と地方交付税交付金をゼロにするしかない。

年金機構は、支給額を自前で賄えなくなっており、
その不足分を一般財源で補っている。
その負担額は、毎年一兆円のペースで増えている。

もし本当に日本が破綻したら、
IMF(国際通貨基金)でも救えないという。
1997年に起きた韓国の通貨危機にIMFは介入したが、
規模が違う。
韓国に対する国際支援プログラムの総額は570億ドル。
それもIMF、世界銀行、アジア開発銀行などが分担したもの。
IMFの資金量は約80兆円弱で、
もし日本が破綻したら、それでは焼け石に水なのだ。

だから、江島は言う。

「日本はもはや絶対絶命の崖っぷちに追い詰められているんです。
しかも、助けてくれる人は誰もいないと思った方がいい。
すなわち自力で打開できなければ、
待っているのは、破滅のみ。
つまり、私たちにはもはや逃げ道はありません。
待ったなしです。
革命的歳出削減は、
絵に描いた餅ではありません。
各人が歳入増と歳出減のために、
必死で知恵を絞って戴きたい。
さらに、これから私が行う大改革の先兵として
命を懸けてほしい」


この江島の意思は、
2001年、国家破綻に陥ったアルゼンチンに赴いた際に見た経験から、
あの惨状を日本に起こさせてはならない、
という思いからだった。

物語は江島と財務省幹部の周防篤志盛田正義
IMFにいた中小路流美らを中心に描かれるが、
途中、財政破綻した北海道晴野市(夕張市がモデル)の実情や
SF作家の桃地実(どう考えても小松左京)らも絡んで来る。

それまで誰も手をつけなかった大改革であり、
社会保障関係費や地方交付税交付金の削減など、
痛みを伴う改革で、
実現性が低い話であるが、
実現しなければ後がない、
としゃにむに立ち向かう官僚たちの姿が目にまぶしい。
当然官僚の抵抗があり、
世論の反発があり、
メディアの攻撃があり、
内部告発がある。
そして、選挙を控えた国会議員の保身がある。

特に、国の行く末を考えずに、
スクープを連発して政府を追い詰める暁光新聞の記者の姿など、
どう考えても国益を損ねる朝日新聞だと思える。
反対勢力は、
「5年後の500万人より今日の二人を救え」
というキャンペーンを張る。

気鋭の学者宮城慧の言葉。

「要するに未来なんてどうでもいいんだよ。
まず、救ってほしいのは自分たちなんだよ。
次世代のことなんてどうでもいいんだ。
人の営みが続くことの意味を考えないバカばっかりだ。
確かにブルは現在も未来も救うと言った。
けどな、ウエイトは未来にあった。
ところが、有権者は、
今の生活維持だけに関心があったんだよ」


それらを江島たちがどうやって切り抜けていくか。

現実にある危機を大上段から斬り込んだ内容だから、
迫真性があり、
惹きつけ、
ページをめくる手が止まらない。

盛田の上司が言う言葉。

「君のような財務省貴族は、
きっと江島総理のやり方は
下品で乱暴だと思っているのだろう。
しかし、国益のためだと思えば、
つまらない個人的な価値観など消えてなくなるはずだよ」

財政破綻した晴野市に出向していた総務省職員、遠山の言葉。

「最近思うんです。
市町村っていうシステムがなくても、
実は市民は生きていけるんじゃないかって。
必要なのは、住民票などの証明書発行と
上下水道の維持管理ぐらいですよ。
社会福祉もやってはいますが、
これは民間委託も出来る。
総務省の職員としてあるまじき考えかもしれませんが、
市町村なんか全部潰してみたらいいんじゃないかと
本気で思っているんです」


両院議員総会での江島総理の言葉。

「諸君にはっきりと申し上げておく。
国家の大事を前にして、
保身に走ったり責任転嫁をするような輩は、
今すぐバッジを外して国会議員をやめてくれ。
そうでないなら、
私の邪魔をせんでくれ。
代替案なき批判は許さん」
「諸君、もし、国家破綻すれば、
国民生活は地獄絵図となる。
その責任は、
我々国会議員、
中でも与党保守党にあるんだぞ。
諸君らに、その自覚があるのか。
我々が無責任な行動を取れば、
この国は破滅する。
これは、今そこにある危機だ。
野党の連中を含めて、
挙国一致で事に当たらなければならないんだ」

物語は内閣不信任案可決
→解散総選挙
となっていくのだが、
その結果は読んでのお楽しみ。

最後に、桃地実が
その著書「デフォルトピア」で描く
日本の未来像。

その日、日本が死んだ。
そうなる前に、危機を叫んだ者はいた。
だが、全て無視され、
「なんとかなるだろ」という
天性の楽観主義が、禍(あだ)となった。
戦争をしたわけでも、疫病が蔓延したわけでもない。
ただ、カネが無くなっただけだ。
国家が破産する──誰も経験したことがなかったから、
想像もできなかった。
いや、する気もなかった。
賢者を自任する男が、
国家破綻の危機を前にこんなことを言った。
「別に国が破綻しても、誰かが死ぬわけじゃない。
そもそも国家なんて器みたいなもんだ。
あれば、まとまりはつくが、
なくても中身に問題が起きるわけじゃない。
不便にはなるけど、
その分自由になるじゃないか。
私は大歓迎だ」
そう言いながら、
賢者は誰よりも早く
有り金をドルに替えて、
とっとと国を捨てた。
国が死ぬという実感をもつには、
時間が必要だった。
最初は、破綻前日と何一つ変わらない社会を見て、
誰もが安心した。
「やっぱり騒ぐほどのものではなかったじゃないか」と。
だが、一カ月過ぎると、
不便さが目につくようになり、
次いで何をするにも不自由になった。
最初に困ったのは、
電気やガスが満足に使えなくなったことだ。
石油や天然ガスを外国が売ってくれなくなったからだという。
大都会に大混乱が起きた。
それと併行して食糧の不足が顕著になった。
米も肉も魚も日本で生産できると
高を括ったのが誤りだった。
農作物や漁船に必要なガソリンが不足し、
高騰して使えなくなった。
牛やブタ、鳥のエサは全て輸入に頼っていたために、
調達が不能になった。
安かった輸入牛肉も手に入らない。
あらゆるものが涸渇した。
国が死ぬと、誰も貿易相手にてってくれない──。
こうなる前にもっと早く警鐘を鳴らして欲しかったと
怒る国民がいた。
だが、全ての警鐘を無視したのは、
今、激怒している国民たち自身だったのだから、
笑える。
富裕層と若者が、日本から出て行った。
介護サービスを行うヘルパーもいなくなり、
自立できない人たちの衰弱死が急増する。
遺体の処理も出来ず、
街は本当に緩やかに死に始めた。
国が死んでから半年後、
それは自分自身の死に繋がると気づいた時、
国民の手にあるのは、
自殺するための包丁ぐらいだった。


2017年の映画ベストテン  映画関係

2017年は、
映画を192本観ました。(ビデオを含む)
洋画は159本、邦画は33本。
そのうち、2017年に公開された作品は、
洋画120本、邦画24本
うち、ベストテンを個人的に選出してみました。
全ての映画を観ているわけではありませんので、
参考まで。

まず、洋画ベストテン

1位 ラ・ラ・ランド
2位 沈黙−サイレンス−
3位 ムーンライト
4位 バーフバリ2 王の凱旋
5位 ジャッキー ファーストレディ最後の使命

6位 LION ライオン 25年目のただいま
7位 ハクソー・リッジ
8位 ギフテッド
9位 ヒトラーに屈しなかった国王
10位 ドリーム

今年の特色は、
アカデミー賞の作品賞にノミネートされた作品が
半数の5本を占めている
こと。
(アンダーラインの作品)
これは今までにない傾向です。
2016年のベストテンが
ミニシアター系の作品が並んだのと様変わりです。
それだけアカデミー賞の
作品賞のレベルが上がっているということでしょうか。
ノミネートされた残りの4本、
「メッセージ」「フェンス」
「最後の追跡」「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

それぞれ高い評価で、
みんな粒選りです。

各作品のこのブログでの紹介は、それぞれ↓をクリック。

ラ・ラ・ランド

沈黙−サイレンス−

ムーンライト

バーフバリ2 王の凱旋

ジャッキー ファーストレディ最後の使命

LION ライオン 25年目のただいま

ハクソー・リッジ

ギフテッド

ヒトラーに屈しなかった国王


対して、日本映画ベストテン。

1位 君の膵臓をたべたい
2位 エルネスト もう一人のゲバラ
3位 22年目の告白−私が殺人犯です−
4位 チア☆ダン
5位 ミスター・ロン

6位 光(河瀬直美監督版)
7位 亜人
8位 サバイバルファミリー
9位 ちょっと今から仕事やめてくる
10位 三度目の殺人

わずか24本の中から選んだので、
相当無理やりです。
もっと良い映画は沢山あったと思いますので、
参考までに。

このブログでの紹介は、それぞれ↓をクリック。

君の膵臓をたべたい

エルネスト もう一人のゲバラ

22年目の告白−私が殺人犯です−

チア☆ダン

ミスター・ロン



亜人

サバイバルファミリー


ちなみに、、
「キネマ旬報」の外国映画ベスト10は、↓。

1位 わたしは、ダニエル・ブレイク
2位 パターソン
3位 マンチェスター・バイ・ザ・シー
4位 ダンケルク
5位 立ち去った女

6位 沈黙−サイレンス−
7位 希望のかなた
8位 ドリーム
9位 ムーンライト
10位 ラ・ラ・ランド

珍しく、私のベストテンとは、4本が重なっています。

これに対して、日本映画ベスト10は、↓。

1位 映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
2位 花筐/HANAGATAMI
3位 あゝ、荒野(前篇)(後編)
4位 幼な子われらに生まれ
5位 散歩する侵略者

6位 バンコクナイツ
7位 彼女の人生は間違いじゃない
8位 三度目の殺人
9位 彼女がその名を知らない鳥たち
10位 彼らが本気で編むときは、

私のベストテンと重なっているのは、
「三度目の殺人」1本だけ。

それにしても、マイナーな作品ばかり並んだものです。

当の「キネマ旬報」の中の大高宏雄のコラムで、
このリストを見た映画関係者が
「当たっていない作品ばかりじゃないか」
と言った、と書いてあります。
「10作品を合わせた興収では、
1億円に届かないのではないか」
とも。
数字の低さを言ったのではなく、
それらの作品が
広く観られていないことを指摘したのだそうです。
そして、こうも書きます。

まさに限られた人たちが行う
“年中行事”のなかで、
観客不在が顕著になっていた。

映画評論家の役割には二つあります。
一つは、観た方がいい作品か、
観なくていい作品かを読者に示すこと

そして、もう一つは、
隠れた作品の中から
良質な作品や優れた才能の監督や俳優を発掘すること


私は映画評論家ではありませんが、
このブログの紹介記事を参考に
観る映画を選んでいる、
という人もいる、と聞いています。

そういう意味で、
緊張感を持って映画紹介を続けていこう、
と思っています。

タグ: 映画




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